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Windowsアプリが動くLinux:「Lindows」への期待 (2003.07.26改)
Linuxベースのオペレーティングシステムのもとで、「Ms Excel」や「Ms Word」のようなWindowsアプリケーションが動くようになるそうです。
8月末、米国 Lindows.com社が開発したオペレーティングシステム『LindowsOS』の日本語版が発売になります。日本での販売は、エッジ株式会社。
「Lindows」は、堅牢かつ軽量なオペレーティングシステムとして定評のあるLinuxをベースとして開発され、既に米国では一年前から、OS単体に加えて、Lindows組み込みの低価格PCも発売されているそうです。
開発元のLindows.com は、音楽の圧縮ファイルMP3で有名なMP3.com 社の創業者であるMichael Robertson氏によって創業された会社です。Michael Robertson氏は、サーバOSとして普及してきた、Linuxオペレーティング・システムが、パソコンに普及しないのは、Linuxのもとで動くアプリケーションが不足しているからだ、その解決法として、ウィンドウズ用ソフトウェアをリナックス上で走らせることだ、としてLindowsを開発したそうです。
日本での価格は、OS本体に、ブラウザ、メール等標準のアプリケーションソフト、かな漢字変換のATOK(ジャストシステム製)
をつけた『LindowsOS4.0 日本語版』が、6,800円とのこと。同機能のマイクロソフトのWindowsXP Home Editionが、1万3000円位
ですから、約二分の一という安さです。
さらに、注目なのは、対応ソフトを1年間自由にダウンロードできる『LindowsOS4.0 日本語版 Plus』が14,800円だということです。
この製品、大いに期待できます。
Lindowsは、以下の点を売りにしています。
(1)Linux譲りで軽く、低い能力の一世代前のパソコンでも快適に動作する。
(2)Windowsに比べて、低価格でありながら高度な安定性。
(3)Windowsのもとで作成された、多種多様なファイル形式をそのまま使用可能。
(4)定番オフィスアプリケーションから、インターネット、マルチメディア、ゲームなど、Windowsのアプリケーションソフトウェアが利用可能。
(5)家庭向けライセンスでは、家庭内全てのPCで使用可能
特徴的なのは(5)です。私の自宅には数台のPCがあり、それぞれのPCにWindowsXPを入れていますが、OSのライセンスは一台ごとですから、全部のPCに入れなければならず、バージョンアップのたびに、台数分のライセンス料をとられ、結構な値段になります。それが、一台分ですむのは大きい。マイクロソフトも真っ青なこの方式、歓迎です。
最近では、5万円を切るWindowsXP搭載PCも出ていますから、Lindows搭載のPCはさらに安い値段で発売されると予想されます。消費者にとっては有難いことです。
私も、新OS、Lindowsに大いに期待しており、発売になったらすぐに購入したいと思っています。
⇒エッジ社の『LindowsOS』紹介のホームページ
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