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Linux神話への疑問     (2002.12.24)

無償のOSであるLinuxの使用が広がってきました。家電メーカがデジタル家電の制御に使用したり、国や地方自治体が電子政府や電子自治体への採用を検討し始めました。私の自宅のWindowsXPやWindows2000のPCにも、併せて、LinuxやFree BSDを搭せています。
 
確かに、同じPCに載っているWindowsXPやWindows2000とくらべると、Webによるインターネットサーフィンなどは、遙かに軽く、軽快に動きます。機能面でWindowsに比べて少ないだけ、OS自体が小さく、オーバーヘッドが少ないのでしょう。
また、Linuxは無償であり、ソースコードが開示され、誰でも自由に改良できることがメリットとされています。でも、これが本当にメリットなのでしょうか。
 
無償とか、自由に改良できるということは、逆に言えば、それを管理することが大変になると言うことです。管理のために、結果的に、コストがかさむことも考えられます。
それに、Windowsに比べて、Linuxの上で動くアプリケーションは、遙かに少ないのが現状です。私も、LinuxやFree BSDをPCに載せてはいるものの、ワープロや表計算で仕事をするときは、Windowsを使っています。LinuxやFree BSDは、UNIXの勉強のためと割り切っています。
また、LinuxはWindowsに比べ、ハッカーやウィルスの攻撃を受けにくいとされていますが、これは絶対数としてWindowsが多いからで、今後、Linuxが増えれば、必ずしもWindowsより安全といえるか疑問です。
 
確かに、世界のPCのOSが、すべてWindowsになるのは問題のように思いますが、Linuxだけになるのも、また、疑問に思います。
要は、WindowsでもLinuxでも、使い道に適したOSを使い分ければよいのではないでしょうか。

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