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初代のFMV-LOOXへのWindowsXPの組み込み    (2003.1.3)

私のミニ・ノートパソコンは、富士通のFMV-BIBLO LOOX S5。トランスメタ社省電力MPUクルーソーを日本で最初に搭載した機種です。購入は、2000年11月。
CPUサイクルは、533MZ。メモリーは128MB、ただしクルーソーが約16MB使用するので、実質110MBです。
クルーソーの売りは、インテルのPentiumの半分という消費電力。 このPCは、フル充電後の駆動時間はカタログ上では7時間ですが、実質3〜4時間といったところでしょう。
でも、東京〜大阪間は新幹線で2時間半。大阪への出張の時、乗車前にフル充電しておけば乗車時間中、安心して使用できます。
 
このBIBLO LOOXは、購入時OSとしてWindowsMeが組み込まれていました。このMeがとても不安定で、幾度もハングしたことがあったのですが、ついに立ち上がらなくなってしまいました。OSが壊れてしまったようです。セルフモードでも立ち上がらず、お手上げの状態でした。
そこで、WindowsMeの再インストールも考えたのですが、ディスクトップのPCで使用しているWindowsXPの安定性の魅力にひかれて、この際思い切ってWindowsXPに替えることにしました。
 
WindowsXP Professionalのパッケージを購入し、いざインストールとなったのですが、これからが大変でした。
まず、LOOXは手持ちのPCMCIA(PCカード)接続のCD-ROMからはブートができません。そこでフロッピーからブートするために、ブートフロッピーのイメージをマイクロソフトのサイトからダウンロードしたのですが、これが不良なのか、フロッピーからうまくセットアップできません。途中で止まってしまいます。
フロッピーを使ってのセットアップをあきらめ、Windows2000を使ってセットアップすることにしました。まず、LOOXにWindows2000をインストールし、Windows2000を立ち上げて、WindowsXPのCD-ROMを読み込ませ、この中のインストーラを起動して、セットアップしました。
インストール後も、ディスプレイドライバーをインターネット内を探したり、いろいろ苦労しましたが、約半日かかって無事終了しました。
通信に使っているPHSのPCカード(NTT DocomoのP-in)のドライバーがWindowsXPにデフォルトで組み込まれていたのには驚きました。インストールと同時にインターネットへのアクセスが可能になりました。とても有り難いことです。
 
WindowsXPは安定性の面からはWindowsMeとは大違い。やや動きが重いものの、Meでよく起きた通信時のハングは全くなく、インターネットにも、大きなスプレッドシートや長い文章作りの仕事にも安心して使えます。
 
省電力クルーソー搭載で環境に優しいBIBLO LOOX。最新のOSで蘇り、老体にむち打って、まだまだ活躍できそうです。


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