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バーガーminiをホームサーバとして活用    (2006.6.9)

数ヶ月前に、Mac miniそっくりの、ソフマップのPC「バーガー mini」(SFW-AVM740)を買い、S-VHS出力を使って、バレエ映像等のテレビへの出力用として利用していましたが、最近、これをサーバにしました。実は、このバーガー mini、超小型、省電力、低騒音ということから、常時稼働させておくサーバとして使うのにうってつけなのです。
今までWebサーバーとPrintサーバとして、富士通FMV-BIBLO LOOX S5(以降FMV LOOX)を使ってきましたが、Printサーバとしての性能が悪く、特にCD-RやDVD-Rへのプリントが開始されるまでの時間が長くかかり、いらいらする状態でした。CD-RやDVD-Rにプリントするときは、サーバとプリンタとの間で双方向通信が必要なため、サーバのCPU能力が要求されるからでしょう。 そこで、バーガー miniをPrintサーバーとして利用することにしました。FMV LOOXのCPUは、600MHzのクルーソー、バーガーminiは、1.7GHZのモバイルペンティアムですから、単純にCPUの動作回数だけでも3倍以上速いですし、実際は古いクルーソーと最新のPentiumのアーキテクチャーの違いでもっと差が出るはずです。

ところで、購入時にバーガー miniに搭載されているOSは、WindowsXP Home Edition です。WindowsXP Home Edition は、家庭の使用前提に作られたOSで、サーバの機能である、IIS(Internet Information Server)は入っていないので、そのままでWebサーバにすることはできません。Apatchiなどのソフトを入れればWebサーバにすることはできますが、今一不安で使う気になりません。また、サーバですから別のPCからの遠隔操作も必要ですが、WindowsXP Home Editionには、リモートデスクトップの機能はありません。 それに、数年後には、マイクロソフトは、Windows98やMeと同様、WindowsXP Home Editionのサポートを打ち切ると表明しています。
そこで、思い切って、組み込みのWindowsXP Home Edition を捨て、WindowsXP Professinal以上のOSに切り替えることにしました。 我が家には以前HDDの付属品として購入したOEM版のWindowsXP Media Center Edition があり、使用されずに眠っていました。そこで、これを利用することにしました。WindowsXP Media Center Editionは、WindowsXP Professionlに、テレビと同じようなリモコン操作ができるようにするなど、マルチメディア用に機能を強化したOSで、ベースの機能は、WindowsXP Professionalと同じです。当然、IISもリモートデスクトップも組み込まれています。

さて、「バーガーmini」のハードは、AOpen製のベアボーン「Mini PC (MP915-B)」。大きさは、縦5.5センチ、横と奥行きは共に16.5センチで、CDケースを5枚重ねたくらいコンパクト。狭い場所に置けることは言うまでもなく、リビングなどの生活空間に置いてもオシャレでかわいくスタイリッシュです。CPUは Pentium M 740(1.73GHz)、メモリは512MBで、WebサーバとPrintoサーバには十分すぎる性能です。消費電力は65ワットで、電球一個分の省電力仕様。また、通常時の動作音はほとんど気になりません。かつ、60GBのHDDとスーパーマルチDVDドライブが付いていますので、サーバ以外にも、DVDやCDのライタとしても使えます。
 
現在、バーガーminiは、超小型、省電力、低騒音ということから、インターネットに接続したWEBサーバ、自宅のPCのPrintサーバおよびバレエ映像などのDBサーバとして常時稼働させており、ネットワークメディアプレーヤーを使ってテレビで映像コレクションを見るときは、Mediaサーバの役目も果たしています。

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