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PCでのMPEG2による動画取込            (2001.1.4)
 

 
パソコンを使用してMPEG2による動画圧縮ができるキャプチャーボードを買いました。
メルコのMEG−CV2という製品です。
実は私はビデオキャプチャーボードの購入は今回で4度目です。
最初は、Windows3.1の時代。IO-DATAのGVという製品で、160×120ドットで約8コマ/秒の動画取り込みができました。NECのPC98のCバスに接続して使用しました。
二台めも、同じくPC98用でカノープスのPower Movieという製品で、Windows95のもとで320×200ドットで約15コマ/秒の取り込みが出来ました。なんとか実用に耐えられるレベルにきたというところでしょう。
三台目は、DOS/V機のPCIバス用のメルコのCVP-AVという製品。640×480ドットで約20コマ/秒の取り込みができました。VHSの3倍モードより少し悪い程度の画質で、あまり動きの無い動画にはほぼ使える状態になりました。
ただ、私は、バレエのさわりを取り込むのが目的なので、バレエの激しい動きを取り込むにはコマ数が少なく不満でした。どうしてもカクカクした動きになってしまい、バレリーナの美しい踊りをなめらかに再現するには力不足でした。
そして今回、四代目の製品を購入しました。
やはりメルコ製のMEG-VC2というボードで、720×480ドットで約30コマ/秒の取り込みができます。
ホームビデオの標準モードの画質はクリアしており、実用レベルに達したといえるでしょう。
しかも、記録フォーマットはMPEG2。DVDビデオと同様のフォーマットで、ファイルの大きさは大変小さくなっています。またCPUに負荷をかけないハードウェアによる圧縮で、私のPC(PentiumV500MHZ)でも問題ないようです。
激しいフェッテ・アントゥールナンでも、優雅なアダージョでも、映像を余裕を持って取り込めるので、バレエの映像をPCの画面で十分楽しむことができます。
 
但し、以下の点が改良の余地があります。
第1に、WindowsMeやWindows98など、9X系OSのもとでしか動作しません。
 Windows2000では、OSが立ち上がってすぐハングアップしてしまいます。
第2に、3〜4回位の割で、電源投入が空振りに終わってブートできなくなります。
 私のPC(ソーテック3500D)との相性が良くないのかもしれません。
第3に、長時間(といっても1時間位)使うとシステムが不安定になり、最後にハングアップしてしまいます。
第4に、ドラバーソフトが使えなくなることがあり(多分壊れるのだと思います)、何度か入れ替え(インストール)をしました。
第5に、動画取り込み&再生のソフトの機能が貧弱で録画と再生の機能のみ。せめて、早送りやポーズの機能が欲しい。
 
以上のように、製品としてはまだ十分とはいえません。
でも、取り込まれた映像はとても綺麗で、キャプチャー性能はとても良いようなので、是非ドライバーソフトの改善などにより、上記の点がクリアされれば、家庭用の動画取り込みの手段としては、十分使えると思います。

バレエ映像再生中のPC画面上の例


ビデオキャプチャー・ボード:メルコ MEG-VC2
 
 

 
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