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旧型キャプチャボードをテレビ画面出力に活用 (2004.3.1)

三年以上も前に購入したビデオキャプチャーボードがあります。IO-DATAのGV-MEPG2/PCIというPC内蔵型のボードです。
MPEG2ハードウェアエンコードによるビデオキャプチャとして当時は新鋭機でしたが、後発機が相次いであらわれ、画質・操作性も見劣りがしてきて、我が家でも、既に映像の取り込みには使っていません。
 
ただこのGV-MEPG2/PCIには、他のビデオキャプチャーボードにはないビデオ出力の機能があります。キャプチャしてHDに収録したMPEG2の映像データを、このボードでテレビのNTSC信号に変換し、コンポジットビデオ端子に出力するものです。もちろん音声も、RCAタイプの音声出力端子にステレオで出力されます。
 
この手のビデオ出力ボードは、カノープス等からも出ていますが、1台、数万円で、単独で買うには、ちと高い。
GV-MEPG2/PCIには、コンポジット端子だけで、S端子や、D1端子がありません。従がって、画質は、カノープス製より落ちるでしょうし、カノープスのボードで可能な、DivX等、MPEG2以外のファイルの読み込みも出来ません。。
でも、私の場合、もともと映像のソースは、VHSビデオに撮っていたバレエ映像をMPEG2化したものが大部分で、画質はコンポジット出力程度で充分ですし、MPEG2以外のファイルを読み込むこともありません。わざわざ、高価な専用のボードを買う必要もないというわけで、このGV-MEPG2/PCIを使用しています。
 
4年ほど前に買った、古いPentiumV500MHZのPCにこのGV-MEPG2/PCIを組み込み、他のPCのHDやNASの内の映像ファイルをネットワークに経由で読み込み、29インチテレビに出力しています。さすが、PCのモニターで見るより迫力があります。
MPEG2からビデオ信号への変換は、ハードウェアで行われるので、PCの負担は少なくて済みます。ただ、MPEG2のファイルの読み込みや、NASや他のPCのHDに置いている映像ファイルのネットワークを介しての取り込みには、OS(windowsXP)が介在するため、PentiumV500MHZのCPU能力では、やや荷が重いようです。映像はスムーズに表示できますが、目的のMPEGファイルを選んだときの初期設定の遅さや、スキップや速送りの操作の重さに、ややCPU能力不足を感じます。もう少しPCのCPU能力が必要のようです。
 
ともあれ、我が家では、キャプチャーの仕事を終えた古いビデオキャプチャーボードが、正反対の機能であるビデオ出力デバイスとして、余生を送っています。

GVとテレビ&PCの接続形態

GV-MPEG/PCIからテレビへの出力映像


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