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長島伸子のミューズ・サロン(日本のこころを歌うX「花に寄せて」)    (2005.7.3)

私は月に一度千葉県市川市の実家へ両親の様子を見に行くのですが、私の自宅の横須賀市追浜から湾岸道路経由で2時間あまりかかります。この時車内のカーステレオ用に載せていくのがのが、モーツァルト全集の一巻と、ソプラノの長島伸子さんの数枚のCDです。この中で毎回必ずと言うほど持って行くのが、「この道」<日本の抒情歌>です。 長島伸子さんが、日本の歌を集めて歌っているもので、長島さんの透き通った天使のような歌声がドライブに疲れた私の体と心をを癒し、慰めてくれるのです。
 
ソプラノの長島伸子さんが、「気楽にクラシック」というコンセプトで開いているミニコンサート。既に5年目だそうですが、今回は、いつもながらの爽やかな歌声に加え、「花」にまつわるトークの数々、細やかな長島さんの人柄に触れることが出来、素敵なひとときを過ごしました。
 
ゲストの小池保さんの話も、興味深く聞きました。特に、最後に朗読された「青春とは」の詩には、感動致しました。 ぜひ、もういちど、自分でこの詩を朗読してみたいと、長島さんに尋ねたところ、思いがけずも長島伸子さんから、この詩の載っている本が届きました。長島さんもこの詩に感動し購入されたとのことで、贈って下さったのです。長島さんの優しく細やかな心遣い、感激でした。ますます、彼女のファンになりました。
この「青春とは」、原作は1920年頃、サムエル・ウルマンという人が晩年に書いた「Youth」というもので、幾つかの訳があるそうですが、今回は、新井満さんが、現代人により分かりやすい表現で提示してくれています。「歳を重ねただけで人は老いない 夢を失ったときはじめて老いる」・・・、共感しました。 新井さんは、夢×情熱=青春度と表現されています。夢と情熱のいずれかがゼロなら、年齢が若くても青春度はゼロということです。夢を持ち、情熱を忘れず、自分らしく老いを感じさせない生き方をしたいと改めて思いました。
 
「子供達を、心ときめく世界へ誘う役目を、私が果たすことができたらどんなに素敵だろう・・・。今その原点に立ち返り、私がこれまで出会うことができた素晴らしい音楽の世界への案内役として、これからの20年を歩んでいきたい」と長島さん。夢を与えてくれる自主企画、いつまでも続けて欲しいものです。
長島伸子さんのサイト
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