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モーツァルト室内管弦楽団の「懐かしのクラシック」   (2001.1.14)

 
モーツァルト室内管弦楽団の定期演奏会(東京・四谷・紀尾井ホール)では、とても、楽しい一時を過ごしました。

「辰巳琢郎と辿る日本の洋楽の原点」と名付けられたこの演奏会、辰巳琢郎さんがナビゲータとなって、クラシックの小品を綴ったもので古典の演奏会とは言え、肩の凝らないとても楽しいものでした。
このオーケストラは小編成ながら、とても爽やかな音色です。見るところ女性がとても多い。総勢30人のうちの25〜6人が女性です。チェロやコントラバスも女性が大多数なのには驚きでした。
 
モーツァルト室内管弦楽団の定期演奏会と言っても、今回の曲目には、モーツァルトはアイネ・クライネ・ナハトムジークだけ。モーツァルト好きの私にとってはちょっと物足りない。もう1〜2曲は欲しかった。
でも、スッペの軽騎兵・序曲に始まり、ベートーヴェンのロマンス、ボッケリーニのメヌエット、ドリゴのセレナード・・・・といったポピュラーな小品を散りばめたもので、とても楽しめました。

ソリストの3名(ヴァイオリン:鷲山かおりさん、フルート:大江浩志さん、ソプラノ:石橋栄美さん)も、とても若くて新鮮。一生懸命な演奏に打たれました。
小さな体の石橋栄美さんの豊かな声量にはびっくり。「ヘンゼルとグレーテル」で好演だったそうですが、さぞ素敵だったことでしょう。ぜひ一度彼女のグレーテルを聴きたいと思います。
指揮の門良一さん。モーツアルト室内管弦楽団の創立者だそうですが、指揮者と言うよりユーモアのあるとても人の良さそうなおじさん。とても楽しい指揮ぶりでした。

こんな演奏会も良いものです。

 

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