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ウィーンフィル・ニューイヤーコンサート1999



今年の正月もテレビでウィーンフィルのニューイヤーコンサートを見て過ごしました。
ウィーンフィルによるこのコンサートは1941年指揮者クレメンス・クラウスにより始められ、その後ウィリー・ボスコフスキー、ロリンマゼールと引き継がれてきました。 1980年後半からは、カラヤン、アバド、カルロス・クライバー、そして昨年のツビン・メータと相次ぐスーパースターがかわるがわる登場しましたが、今年は本来の形?に戻り、ロリン・マゼールでした。

このコンサートは、最初NHK・FMで音声のみ放送されていましたが、最近はNHKテレビで放映されるようになり、日本に居ながらにして本場ウィーンの演奏を映像付きで楽しめるようになりました。これを見て正月を過ごすことが私の楽しみの一つになっています。
しかも最近は空輸されたテープからではなく、じかに衛星中継で生の映像が見られるようになりました。

今年の放送は、ウィーン楽友会大ホールでの演奏会の衛星生中継です。花で埋め尽くされたホールの中で演奏が始まりました。
ロリン・マゼールの演出は、途中でウィーン国立歌劇場バレエ団のバレエを加えたり、最後のポルカでは指揮者自身が打楽器を叩いたりして結構楽しめましたが、お祭りにしては比較的オーソドックスで、もう少し遊びに心があっても良いかなと感じました。
とはいえ、元旦に本場のウィンナワルツの演奏を衛星生放送で楽しめるなんて、とても素晴らしいことだと思います。技術の進歩に万歳!!

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