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Nゲージレイアウトを走らせている列車の紹介です。今回は、国鉄DE10形ディーゼル機関車です。
DE10は1966年に登場した5軸の液体式ディーゼル機関車です。
支線用貨客列車の牽引と入換を兼用する機関車としては、従来から4軸のDD13形が使用されていたのですが、軸重14tで線路規格の低い線区への入線が難しいのと、軸数が少なく入換の用途では制動力に不足があることから、
5軸のDE10形が開発されました。
3軸+2軸の台車配置にしたことにより、軸重が13tと軽くなり、同時に入換作業での制動力を増すことができ、DD13形に替わって、主に入れ替えや、ローカル線の貨物・旅客の牽引に活躍し、全国の無煙化に大きく貢献しました。
国鉄の一形式単独としては唯一、JR7社すべてに継承され使用されてきた機関車です。
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この模型はインターネットオークションで買った中古なので、現在発売中のものより機構的には旧式です。
ED75(品番:2101)と同様に、モーターの動力の駆動輪への伝達は、スプリングウォームですが、ED75のようにうるさくありません。
しかもフライホイールがついていないことが気づかない位、結構滑らかな走行です。
何より、ED75に比べ消費電力が少ないこと。ED75は、パワーパックのダイヤル一杯にしないと、きつい勾配を登れないのですが、このDE10は単独であれば、
ダイヤルの半分位でも楽に登れます。
また、自重が60gと軽いのに駆動輪が5軸10輪なのでスリップが少ないようで、約5/100の勾配がある都会系レイアウトでは、やや辛いけれど、24系客車4両を牽いて走ることも出来ます。
片方の台車が3軸なので、カーブがきつい山岳系レイアウトは心配でしたが、脱線せずに走行でき、きつい勾配も貨車数両ならば牽引して走れます。
ただ長い貨物列車のような重い車両を連結して牽引すると、自重のあるED75に比べて急なカーブで内側に脱線し易くなるので、
消費電力との兼ね合いですが、もう少し重い方が良いと思います。
なお、C11蒸気機関車は非力で勾配では数両の客車しか牽引できないのですが、DE10と重連にすると客車を6両位まで牽引でき、C11とDE10の重連運転も楽しんでいます。
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Nゲージ:国鉄DE10形ディーゼル機関車 | |
メーカー/購入時期 | TOMIX(品番:2205)、 2015年購入 |
動力ユニット | スプリングウォームによる前後台車駆動、フライホイール非搭載 |
動輪の仕様 | 駆動輪:5軸10輪、2輪にトラクションタイヤ装着 |
付属設備等 | 前照灯点燈、前後アーノルドカプラー |
全長・重量 | 全長:100mm(アーノルドカプラー装着状態)、重量:60g |
DE10形ディーゼル機関車 |
30系客車を牽引するC11とDE10の重連 後方はTGV Sud-Est |
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