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Nゲージレイアウト:車両紹介(4):国鉄24系客車   (2015.8.8改)

Nゲージレイアウトを走らせている列車の紹介です。今回は、機関車に牽かれて走る客車で、寝台特急列車(ブルートレイン)に使われた国鉄24系寝台客車です。 日本のブルートレインとしての先駆的な客車は、1958年のに特急「あさかぜ」用として登場した、20系です。 20系は、それまでの客車にはなかった固定編成方式で、全車冷暖房完備で、各車両に電気を供給する電源車の連結という斬新な内容で、 東京〜博多間を17時間で結びました。私も、高校生だった1962年に、東京←→博多間をこの寝台列車を使いました。 老朽化の見え始めた20系客車に替わって、B寝台車のベッド幅を52cmmから70cmと大型化して、1971年に登場したのが14系です。 また20系客車は、冷暖房等の電源を電源車から供給する「集中電源方式」を採用していたので、 編成を分割する場合には分割された編成に給電するための別の電源車が必要でした。 これを改善するため、14系はそれぞれの客車に下に小型のディーゼル発電機を付けた「分散電源方式」にしました。 しかし1972年に北陸トンネル火災事故が発生し、ディーゼルエンジンを客室の床下に置く分散電源方式は、防火安全対策上問題とされ、14系の製造が中止されてしまったのです。 これを受けて車体の基本構造は14系を踏襲し、従来の20系と同様に独立した電源車から給電する「集中電源方式」を採用した寝台客車が24系です。 その後、24系25形への改造などで多くのバリエーションがあるものの、現在も寝台特急列車(ブルートレイン)用の客車として使われています。 なお、2014年3月15日のダイヤ改正で、「あけぼの」が定期列車としては廃止されたので、日本に残る寝台特急は「北斗星」のみになりました。

購入は1986年頃で、TOMIXのカニ24、オハネフ25、オハネ25、オシ24、オロネ25(品番2005〜2009)の5両です。
●オハネフ25:2段式のB寝台緩急車。3段式寝台の24形のマイナーチェンジ。
●オハネ25:2段式のB寝台車。3段式寝台の24形のマイナーチェンジ。
●オロネ25:A個室の寝台車。各部屋ごとにテーブル兼洗面台を備えている。
●オシ24:食堂車。
●カニ24:ディーゼルエンジンで発電機を回し、各客車に電気を供給する電源車。
●オハ24-700:ロビーカー。オシ14の改造車でソファーと回転椅子を置いていた。

実車の全長の21.8mの模型は145mmですから、レイアウトの山岳路線のループや田園のループは、長すぎて走れないので、 EF65-1000電気機関車やC62蒸気機関車の牽引で、都会系ループを走らせています。


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