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Nゲージレイアウト:車両紹介(8):江ノ電100形108号車   (2015.8.14改)

Nゲージレイアウトを走らせている列車の紹介です。今回は、江ノ島電鉄100形108号電車です。 私は横須賀市に住んでいて、七里ガ浜あたりへ出かけることも多いので、近くを走る江ノ電には愛着があります。江ノ島電鉄100形は、江ノ島電鉄が1929年(昭和4年)から導入した電車で、一両運転(単行)が多かったため、「タンコロ」として親しまれていました。 108号車は極楽寺駅近くの極楽寺検車区構内に動態保存されていて、イベントなどで走行することもあるようです。 なお、江ノ島電鉄(江ノ電)は、神奈川県藤沢市の藤沢駅から鎌倉市の鎌倉駅までの鉄道で、途中、江ノ島、七里ガ浜、稲村ガ崎、由比ガ浜など13駅を経て、 10キロの単線です。 過去の車両は、108形のように1両運転が出来たのですが、現行の車両は、すべての編成が2両1組の連接車で1両では運行できません。 2両の単編成もしくは2編成をつないだ4両編成で運行されています。 普通、電車の運転台は左側ですが、江ノ電は、江ノ島 - 腰越間などで道路上を走る区間があるため、路面電車のように運転台は中央です。

この模型、MODEMO:江ノ電100形108号車(品番:NT120)は、ハセガワ社の製品です。 ハセガワは、主に飛行機・自動車・艦船などのスケールモデルを生産していて、Nゲージ鉄道メーカーでは後発で、路面電車や江ノ電のような小型の電車を中心に作っています。 モーターの動力は、ウォームギヤで片台車の車輪に伝達しているだけで、もう一方の台車の車輪は駆動輪ではありません。 台車間の距離が短いのできついカーブは楽に曲がれるし、走行音はとても静かです。ただ、駆動輪にはトラクションタイヤがついてないため車輪がスリップしがちで、 1両運転なのに、カーブや勾配のきつい山岳系レイアウトではスリップして走れません。 山岳系レイアウトをスイスイ走れるようにと、2両1組の連接車をやめて一両運転(単行)の車両を選んだのに裏切られた感じです。 車輪が小さいのでトラクションタイヤを付け難くても付けるべきですし、車両重量が20gと軽すぎるのも粘着力の面で問題がありそうです。

しかも、しばらく走らせていたら走らなくなってしまった。モーターが回っているのに車輪が回らないのです。 ギアーが磨り減ったのか、噛みあわせが悪くなってしまったのか、いずれにせよ、動力が使い物になりません。 そこでネットオークションで、KATO 小形車両用動力ユニット 通勤電車1(Bトレインショーティー対応)という動力ユニットを見つけて購入したところ、ピッタリと合い、 トラクションタイヤが付いているので、急な勾配も登れるようになり、勾配やカーブのレイアウトでも、ストレスなく走れるようになりました。 とても良い買い物をした気持ちです。


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