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Nゲージ:車両紹介(35):京浜急行2100形電車   (2015.2.17改)

Nゲージレイアウトを走らせている列車の紹介です。今回は、京浜急行2100形電車です。 京急2100形は京浜急行の快特(快速特急)で使用されている電車です。 2000形の後継車であることに加え、20世紀終わりの1998年に登場したので、21世紀へ向かう車両という意味を込めて、「2100」の形式称号になったそうです。 登場した当時は急激に円高が進んでいたこともあり、この車両の主制御器・主電動機、座席などに、海外製の部品が多数使われています。 特に独・シーメンス製VVVFインバーターは発進時にドレミファソラシドと奏でるので「ドレミファインバーター」と言われて人気がありました。 ただし、シーメンス製VVVFインバーターは日本製の機器と仕様が異なり保守面で不利な点があることから、 機器更新時に国内製のVVVFインバーターへの交換が進んでいるそうです。 ドレミファインバーターの歌が楽しめなくなってしまうのは寂しい。一編成でも残しておいて欲しいものです。♪♪

私は京急線沿線に住んでいるので、京浜急行の電車に愛着があるのですが、中でも、かっての通勤列車の主役だった1000形と、この2100形は、最も好きな電車で、 Nゲージ模型を揃えたいと思っていました。1000形は4両編成のセットが手に入ったのですが、 京急2100形のNゲージ模型は、TOMIX、KATOといった王手メーカーでは手がけておらず、 一時グリーンマックスとマイクロエースで販売したことがあったものの、現在は売っておらず諦めていました。 そんな折、インターネットオークションに出品されていたグリーンマックスの京急2100形8台のセットを落札して手に入れました。 もともとは組み立てキットのようですが、 丁寧に組み立てられ、古いけれど汚れやキズも殆どなく、とても良い買い物だと思いました。

ところが走行させてみて大きな問題が発生しました。ギアの噛みあわせが悪いのか、車輪がうまく回転していないようで、走るには走るのですが、坂にさしかかったり、トレーラーなどの加重がかかったりすると、 モーターは回転していても進まないのです。 グリーンマックスの動力ユニットは、形が文鎮に似ているので「文鎮動力」と呼ばれていますが、 インターネットでは、グリーンマックスの動力ユニットは、当たり外れが多く、スローが効きづらかったり音がうるさいなど、あまり評判はよくないのですが、 これほど悪いとは思わなかった。そこで注油は勧められていないのですが、ダメもとで注油をしてみたら、少しは良くなったけれど、 KATOやTOMIXの車両よりよく走るとは言えません。 それでも、何とか走るので、暫くこのまま走らせていましたが、やはり他の車両と比べてはるかに動きが悪い。 そこで、インターネットを探したところ、ネットワークオークションで、古いグリーンマックス・エンドウ18A・18m級KDタイプの動力が手に入ったので、これに置き換えました。 エンドウからのOEM製品ですが、どっしりとしていて牽引力が強く、数台のトレーラーを繋いでも軽快に走ります。 グリーンマックスの動力ユニットは、エンドウ製の旧製品の方がしっかりと良くできているように思えます。


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