【山口's HP TOPへ戻る】

Nゲージ:車両紹介(45):近鉄30000系ビスタカー   (2014.12.1)

Nゲージレイアウトを走らせている列車の紹介です。今回は、近畿日本鉄道30000系ビスタカーです。 近鉄30000系電車は、日本では新幹線100系電車登場まで唯一、鉄道車両で2階建て車両を組込んで運行していた近鉄特急「ビスタカー」の3代目です。 Mc-T-T-Mcの4両編成で中間車2両が2階建て構造です。2階車は車両中央に出入台があり、階上・階下への階段が続いています。 1988年に21000系「アーバンライナー」が登場して主役の座は降りたものの、平成8年より2階席の側窓は曲面ガラスを用いて高さを拡大し、軽快なカラーリングに変更し、 リゾート特急「ビスタEX」としてリニューアルし、現在も活躍しています。私は名古屋に住んでいたこともあり、近鉄には愛着があってビスタカーの模型を探していたのですが、インターネットのオークションで30000系の中古品を見つけて買うことができました。

中古だったせいか、購入した時は、ギクシャクした走りでしたが、車輪のクリーニングと少量の注油をしたところ、スムーズに走るようになりました。 TOMIXの動力は伝統的にスプリングウォームで、ジーッという騒々しい走行音が特徴でしたが、このセット(品番:92049)の動力はウォームギヤーなので走行音は幾分静かですが、上り坂では「ウォーン」という結構大きな音をたてて走ります。 しかもフライホイールは付いていないので、発進や停止はさほどスムーズではなく、運転にはコツがいります。 それでも20m級車両の模型で車両長が140mmでありながら、田園のループのカーブでも脱線することなく、トンネルの車両限界にも接触せず、4両のフル編成でも軽快に走ります。 動力車は80gと軽いけれど、3両のトレーラーを連結しても、きつい勾配もスリップせずにスイスイと登ることが出来て、とても良く出来た模型だと思います。 ちなみに、2013年にリニューアル版 (品番:92521)が出ていて、フライホイール付き動力の採用に魅力はあるものの、旧仕様の現行モデルは音がやや大きい以外は不満はないので、当面このまま使おうと思います。


【山口's HP TOPへ戻る】