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Nゲージ:車両紹介(20):国鉄クモヤ192・193電気検測車   (2014.6.20)

Nゲージレイアウトを走らせている列車の紹介です。今回は、国鉄クモヤ192・193電気検測車です。 山手線、京浜東北線などへのATC導入に伴い、それに対応する検測車として1980年に登場したのが、クモヤ193系直流電気検測車です。 クモヤ192形はATCやATSなどの信号関係を検測し、クモヤ193形は架線検測など電力関係の検測を行います。 このためクモヤ193形の屋根上には運転台直後に検測用パンタグラフと、連結面側に観測用ドームが備わっています。

このTOMIXのクモヤ192・193の模型には、単に線路上で走らせて楽しむだけでなく、レールをクリーニングする機能が付いています。 Nゲージの動力車は、線路から車輪を経由して給電して走る仕組みなのですが、線路が錆びていたり汚れたりしていると給電がうまくいかず、 動きがぎこちなくなるし、最悪動かないこともあります。 レールを紙やすりで磨けば良いのですが、レイアウトされた線路をゴシゴシするのは大変です。 そんな時にこの車両は走るだけでレールを掃除してくれるのです。 2両のうちクモヤ193が通常の動力車、クモヤ192がクリーニングカーです。車輪にヤスリが付いていて、車輪を進行方向とは逆方向に回転させ、 レールの表面を削り取るのです。ただヤスリでレールを傷つけるというためなのか、初期ロットだけで、販売が中止されてしまいました(品番:92007)。 その後はクリーナーの機能を外した仕様で販売されています(品番:92139)。

それでも私はこれに重宝しています。レイアウトには、都会のループ、田園のループ、山岳のループがありますが、そのそれぞれにトンネルがあります。 トンネルの中は手が入りにくく紙やすりでゴシゴシできません。そこがクモヤ192・193の活躍の場なのです。それぞれのループを数分走らせると、 トンネルの中も含めてレールを綺麗にクリーニングしてくれます。2台とも重量があり脱線しにくいため、他の車両を走らせる前に、 必ずクモヤ192・193を走らせて、クリーニングしながらレールの状態をチェックするのに使っています。 ただクモヤ192は車輪の金属のヤスリでレールをガリガリ削るので、騒音は相当なものです。 またクモヤ192・193は共に20m級車両なので、カーブのキツイ山岳のループを通過するのはかなり厳しい。 トンネルの出口で車体が壁面をかすりながら、やっと通過できるという感じです。 クリーニングカーだから急なカーブでも楽に掃除できるのが望ましく、20m級のクモヤ192・193よりも、17m級程度の短い車両の方が良いような気がします。

なお、動力車のクモヤ193は、昔ながらのスプリングウォームで動作音はかなり大きく、かつフライホイールがないので 低速走行はスムーズではありません。でも、重さは125gで、所有車両中ではC62とほぼ同じ位の重量級で、 牽引力が抜群なので、クリーニングカー・クモヤ192の動力源というだけでなく、 客車や貨車などトレーラーの機関車としても利用。私が所有しているNゲージ車両の中で最も稼動率の高い車両なのです。


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