Nゲージレイアウトを走らせている列車の紹介です。今回は、名鉄7000系電車です。
名鉄7000系電車「パノラマカー」は、1961年から2009年まで半世紀近くも走っていた電車で、
日本で初めて運転台を2階に設置し、最前部に展望席を設けた車両です。
一時期は名鉄では最多両数の形式となり、長期間にわたり名鉄を代表するシンボル的な車両として扱われ、
「名鉄不朽の名車」「永遠の名車」とも言われました。
この名鉄「パノラマカー」の後を追うように、小田急のロマンスカー(3100形NSE車,7000形LSE車,10000形HiSE車)や、
JR東日本のパノラマエクスプレスアルプス(165系電車の改造車)、JR九州のオランダ村特急(183系気動車1000番台)に、
展望席を設けた車両が登場しました。
私は名古屋に住んでいて、名古屋・豊橋間をよく名鉄を利用していたので、この車両にはとても愛着がありました。この模型(TOMIX 品番:92611)は6両のセットで1982年頃発売のものです。
TOMIXの古い模型の動力はスプリングウォームだったので、ジーッという騒々しい走行音が特徴でしたが、これはとても静かです。
おそらく動力はスプリングウォームではなくウォームギヤーなのでしょう。ただ発進や停止はスムーズではないので、フライホイールは付いていないと思われます。
実車は18m級車両なので、模型の車両長が125〜130mmと短く、田園のループの急なカーブも楽に曲がれ、トンネルの車両限界にも接触せず、6両のフル編成でも軽快に走ります。
動力車は100gと結構重量級なのでレールへの粘着力も強く、5両のトレーラーを連結しても、きつい勾配もスリップせずにスイスイと登ることが出来、とても良く出来た模型だと思います。
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