Nゲージレイアウトを走らせている列車の紹介です。今回は、西武鉄道2000系電車です。
西武鉄道通勤用電車は3扉車がほとんどですが、駅間距離の短い新宿線用として乗降時分を短縮できる4扉車として1977年に登場したのが、この2000系電車です。
新宿線の主力車両であり、現在レオライナー山口線を除く全線で使用されていて、西武では保有車両数が最も多い(436両)系列です。
私は1970年代の後半に西武池袋線沿線に住んでいたので、西武鉄道の電車には愛着があり、特に貫通路つきの2000形の端正なフロントフェイスが好きだったので、
インターネットのオークションで新2000系の廉価な中古のジャンク品を見つけたので購入しました。
2000系と新2000系の主な概観上の違いは客室側窓が下段上昇・上段下降の2段式から天地寸法を拡大した一枚下降窓となり、省略されていた戸袋窓が設置されたことです。
側扉や天井の高さ、座席の奥行き拡大などの接客面での改良も盛り込まれています。
ジャンク品と言うだけに、一台の車両の車輪が2個欠損していたり、屋根のクーラーがなくなっていたので、手持ちの部品で補修しました。
オークションではメーカー不明となっていましたが、動力ユニットから判断してグリーンマックス製でした。
購入した時は、ギクシャクして耐えられない走りでしたが、車輪のクリーニングと少量の注油をしたところ、何とか走るようになりました。
スムーズとは言えませんが、相当古いものなので良しとしましょう。
グリーンマックスの動力ユニットは、形が文鎮に似ているので「文鎮動力」と呼ばれていて、インターネットでは、スローは効きづらいし音がうるさいと、あまり評判はよくないのですが、
走りを見るとて、やはりそうなのかと感じました。
ただ「文鎮動力」と言われるだけあって、レールへの粘着力が高く、4両編成なら勾配とカーブのきつい田園ループのレイアウトでもスリップせずに登れます。
ウォーンとうなるような音が結構大きいけれど、こまめにメンテナンスをして、使っていこうと思います。
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