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Nゲージ:車両紹介(27):長野電鉄1000系「ゆけむり」   (2014.9.5)

Nゲージレイアウトを走らせている列車の紹介です。今回は、長野電鉄1000系「ゆけむり」です。 この「ゆけむり」の前身は、小田急10000系「HiSEロマンスカー」です。「HiSE」という通り、車窓からの眺望を良くする為の高床(ハイデッキ)構造の車体です。 ところが2002年に「交通バリアフリー法」が出来たことから、バリアフリー向けの改造が困難という理由で、小田急のロマンスカーからは早々と引退。 内2編成が長野電鉄へ譲渡され、同電鉄の看板観光特急「ゆけむり」として、余生を送っています。

購入したのは、インターネットのオークションで見つけた中古の1000系のセットで、 2007年頃発売の旧仕様(品番:92318)です。 4両編成ですが、連接構造(台車で繋がっている方式)のため台車は5個で、先頭付随台車、連接台車×3、先頭付随台車となっていて、 2両目の2個が動力の連接電動台車です。連結器は、アーノルドカプラーではなく、フックを相手車両に突き当てて連結する構造です。 動力車は、TOMIXで伝統的なスプリングウォームではなくウォームギヤーなので、走行音はわりと静かですが、フライホイールなしの仕様なので、発進はスムーズではありません。 でも、連接構造で車両長が短いため、4両編成でもきついカーブも容易に通過でき、動力車が100gと軽いのに山岳ループの勾配もスリップせずにスイスイと登ることが出来ます。 ちなみに、2013年にリニューアル版(品番:92522)が発売されました。 動力にフライホイールが付き、ヘッドライト・テールライトがLEDになりました。 興味はありますが、旧仕様の現在のモデルが順調なので、当面はこれを使い続けるつもりです。