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想い出のオードリー・ヘプバーン (2002.4.4)
1993年1月20日、惜しまれつつもこの世を去った女優オードリー・ヘプバーン。『ローマの休日』、『麗しのサブリナ』、『ティファニーで朝食を』、『マイ・フェア・レディ』などのほかに、無名時代の日本未公開作品やスチールなどで構成された「想い出のヘプバーン」というDVDがあります。
グレゴリーペックが、「ローマの休日」で、最初、ヘプバーンの名前がタイトルに載らなかったのを、載せるようにさせたこと、真実の口に手を入れるシーンの撮影時、即興で袖の中に手を隠して本当に彼女をビックリさせ、これを本番に使ったこと。本当に驚いた無邪気なオードリーの素顔がスクリーンを飾りました。また、車から別れるとき、どうしても涙が出ず、5回も撮り直しをして監督にどなられ、やっと涙が出たというオードリーの言葉が収録されています。
オードリーが「私の演技は本能的なものでした。偉大な監督との仕事が私の学校でした」、また先日亡くなったばかりのビリーワイルダー監督が、「彼女は演劇学校に通ったこともなかったし、鏡に向かって稽古したりもしない。彼女には天性の素質があって、演技をシンプルにのびのびと見せることが出来た」、またロジャームーアが、「オードリーは驚くほどの誠意を込めて演技した。それは、彼女自身が誠実で嘘のない人間だからだ」、ブレークエドワーズが、「オードリーは面白くて愛らしくてプロ意識があった。なんでも一生懸命で一緒に仕事をするのが楽だった。カメラに愛されいつもきれいに写った」 ・・・・・
これらに共通の言葉、「誠意、誠実、プロ意識」。だからオードリーは誰からも愛されるのでしょう。
このDVDには、「ローマの休日」の他に、「麗しのサブリナ」、「戦争と平和」、「パリの恋人」、「ティファニーで朝食を」、「シャレード」、「マイフェアレディ」、「いつも二人で」、「ロビンとマリアン」の、さわりも収録されていて、とても楽しめます。
また、映画撮影時の制作秘話や未公開のスチールなど、彼女の魅力を存分に収録した素敵なDVDです。
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