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日本のバレエ発祥の地       (2001.5.4)

「日本のクラシック・バレエ育ての親」とも言われるエリアナ・パブロバの没後60周年ということで、地元鎌倉市では、バレエ祭などの催しが開かれています。
パブロバは、鎌倉にバレエスクールを開設し、日本のバレエ発展の基礎を築きました。「パブロバ記念館」がこの地に残っています。
私は、横須賀市の最北端に住んでおり、車で30分程度で行けます。天気が良かったので行ってきました。
 
江ノ電・七里ガ浜駅から徒歩数分、「パブロバ記念館」は、江ノ島を臨む国道134号線沿いに、七里ガ浜の海岸を見下ろすように建っています。残念ながら現在は閉館してしまっており、ほとんど訪れる人はなくひっそりとしています。
  
荒廃してしまった建物の中には入れず、わずかに、アーチ型のモニュメントと「日本バレエ発祥の地」と書かれた銅板のレリーフに、バレエの稽古場だった昔の様子を想像することができます。
  
 
パブロバは、ロシア革命下、母ナタリア、妹ナデジダと共に日本に亡命、鎌倉に定住し、自分自身の舞台活動を通じて日本にクラシックバレエを紹介し、日本のバレエ界の多くの人材を育成し、日本のバレエ界の基礎作りに貢献した人です。第二次世界大戦の慰問活動中に南京で病死、鎌倉市葬の後、遺骨はニコライ堂に納められているそうです。

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