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我が家ではNECのPC98が健在です。  (2004.03.28)

我が家では、NECのPC98が健在です。
このPC98は、PC9821xv13という機種で、1996年4月の購入です。Windows95の発売から間もなくのもので、Wndows95のプリ・インストール・モデルでした。
オリジナルのCPUは、Pentium 133MHZでしたが、その後、MMX Pentium 233MHZのアクセラレータを積んで、CPU能力を約二倍に増強しました。 また、HDDは、約10Gバイトと最近のPCに比べると、かなり小容量ですが、内容は文書中心ですから不足ではありません。PC098内蔵のIDEコントローラは8MB/secと極めて遅いので、IO-DATA社のUIDE-98をつけて、UltraDMA/33(33.3MB/sec転送)にしています。
現在のOSは、Windows98とWindowsNT 4.0 Workstationですが、通常はWindowsNT 4.0 Workstationを使っています。
ハードウェアは頑丈ですし、WindowsNT4.0も軽く安定していて、映像処理のようなCPU能力を必要とするアプリケーションを動かさない限りこのPC98で十分で、MicrosoftのWord2000、Excel2000、JustSystemの一太郎V12を載せて、主に文章を書くのに使っています。

MMX Pentium 233MHZ
アクセラレータ
PK-MXP233/98

また、ホームページの作成には、このPC98を主に使います。というのは、私はホームページ作成のエディターとして、一太郎を使っているのですが、 PC98用のキーボードが、一太郎によく合うからなのです。尤も、一太郎は、PC98の為のワープロとして生まれ、PC98とともに育ってきたのですから当然でしょう。
 
もう一つ、PC98には、DOS/V機にない優れた機能があります。それは、複数のOSのブートがハードウェアでできることです。ハードディスクに二つ以上のOSを入れたときでも、DOS/V機の場合ブートセクタは常に第一パーティションに置かれます。この為、第二パーティションのOSを使う場合でも、ブートは必ず第一パーティション(Cドライブ)から行われ、次いで、第二パーティションにあるOSが起動されます。一方PC98の場合は、ブートセクタは各パーティションにおかれ、ブートは各パーティションから行われます。
一見、DOS/V機の方がブートをソフトウェアでコントロールして合理的に見えます。しかしながら、もし第一パーティションのブートセクターまたはboot.iniに障害があった場合は、たとえOSが無傷でもブートすらできなくなり、お手上げになってしまいます。一方PC98は、ブートするときにファームウェアの「固定ディスク起動メニュープログラム」が動き、パーティションの選択の画面になります。該当OSの入っているパーティションを選択しこの中のブートセクタを使ってブートします。第一パーティションのブートセクタが障害になっても、別のパーティションが障害でなければ、こちらからブートすることが可能です。これは非常に安心感があるものです。我が家では、第一パーティションにMS-DOS6.2、第二パーティションにWindowsNT4.0、第三パーティションにWindows98を入れ、必要に応じて、該当パーティションからブートしています。
 
速さでは、最新のDOS/V機には遠く及びませんが、PC98は、上記のように使いやすさに加えて安心感があり、ワープロや表計算のような作業には、むしろ向いているように思います。我が家のPC98も、末永く大事に使っていきたいと思います。

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