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DSUを共有して複数のPCからインターネットに接続




私のPC98は、電話回線をISDNに替えたことにより、インターネットへの接続が快適になりました。
しかし、子供達が使っているMacは、28,800bpsのモデムでのアナログ接続のため、快適とはいえませんし、通話料もばかになりません。

そこで、MacもISDNを利用できないか考えました。
幸い、PC98とMacは、LANでつながっているので、PC98を介してMacをインターネットにつなげることができれば、MacもISDNが使えることになります。
そこで、インターネットの中を探したところ、「PROXY97」というソフトを見つけました。

「PROXY97」は、ひとつのモデム/DSUと公衆回線を複数のPCから共有してインターネット接続を行うためのソフトウェアです。
いわば、ダイアルアップ環境で使えるプロキシーサーバーのソフトで、Windows95及びNTのPCで動作します。
この時、クライアント側のソフトウェアは、種類を問いません。 ただし、サーバーとクライアントはTCP/IPで接続されている必要があります。
私のPC98のOSはWindowsNT4.0であり、子供のMacは漢字TALK7.53ですから、共にTCP/IPのプロトコルを備えています。

このソフトは5端末までのものはシェアウェアで、\7,500と安価だったので早速ダウンロードしました。
なお、シェアウェア販売は9月25日までで、その後は製品版となりやや高くなるようです。

セットアップの方法は、まず「PROXY97]をPC98にインストールします。そして「PROXY97」専用のIPアドレスを割り振ります。
次にMacのWebソフトでは、「プロキシーサーバー経由で接続する」のチェックボックスをONにし、プロキシサーバーのアドレスに、PC98に割り当てたIPアドレスを指定します。
原則これだけですが、ダウンロードしたマニュアルの説明が不親切でやや苦労しました。

実際の使用はまずPC98で「PROXY97」を立ち上げ、次にMacのWebソフト(Netscape)を起動します。
PC98の「PROXY97」は、MacのWebソフトからの要求に従ってプロバイダに電話し、インターネットにつなぎます。
MacのWebソフトは、「PROXY97」からLANを通じて出力情報を得て表示します。
指定した時間以上にMacのWebソフトからの要求がないと、PC98の「PROXY97」は自動的に電話回線を切断します。万一Macを止め忘れても電話料金はかかりません。

Macだけ使うときもPC98を立ち上げなければなりませんが、このようにして、MacもISDN経由で快適にインターネットが利用できるようになりました。
ダイアルアップルータを使えば、ハードウェアでこの機能を実現できますが、まだ高価ですから、安価なソフトで実現した「PROXY97」は注目に値すると思います。

関連リンク
PROXY97のホームページ


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