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ローラン・プティ・ガラ        (2006.1.21)
  マルセイユ・バレエ団芸術監督25周年記念

ローラン・プティが、マルセイユ・バレエ団の芸術監督25周年記念に行われたガラ・パフォーマンスの映像があります。マルセイユ港につくられたステージで行われたもので、カルフーニ、アスィルムラートワ、ラカッラ、そして愛妻ジジと、プティ好みの美脚ダンサー達の踊りが一杯で、珠玉のガラコンサートだと思います。
 
(1)「白鳥の湖」から:群舞
  全員男性で上半身裸に白タイツでの群舞。1人1人の動きがとても綺麗です。
(2)「タイスの瞑想曲」:ドミニク・カルフーニ、リエンツ・チャン
  やはり男性は上半身裸。二人ともあまり若くはないのですが、美しいパ・ド・ドゥでした。
(3)「カルメン」:アルティナイ・アスィルムラートワ、ヤン・ブレックス
  カルメンはアルティナイ・アスィルムラートワ。キーロフ仕込みの美しいダンサー。この頃30代後半だと思いますが、トゥシューズで立った足がすっきりと美しく、今までの純クラシックの彼女にない色っぽい雰囲気を良く出した見事な踊りでした。 途中から背中に汗をにじませての熱演、大きな拍手を受けました。
(4)「ラ・メール」から:群舞
  20人以上の男女の群舞です。海の波を表現した踊りです。
(5)「ダンシング・チャップリン:ルイジ・ボニーノ
  チャップリンを模したコミカルな曲と踊りで楽しめました。
(6)「ボレロ」:ルチア・ラカッラ、マッシモ・ムッル
  美男美女によるボレロ。これは見応えがあります。男女ともレオタードのような衣装ですが、女性のタイツは透けて見えるように薄くてセクシーです。ラカッラがとても可愛らしく、すっきりと伸びたポアントが美しく巧みなトゥさばきが見事でした。
(7)「クール・カフェ」:ジュリアーノ・ペパリーニ
  男性のソロ。ジャズダンスのようで、のりの良い曲ですが、少し短かすぎる感じでした。
(8)「フィンガースナップ:群舞
  男女の群舞ですが、やや単調であまり面白いとは思いませんでした。
(9)「ジジ・オ・ゼニト」:ジジ・ジャンメール
  プティの奥さんのジジの若い男性たちに囲まれての踊り。やはり歳は隠せません。
(10)「母なる地中海」:フレッド・ベントング、群舞
  前半はベントングのソロ。後半は群舞。全員男性で白ズボンで上半身裸。力強くたくましく、フィナーレに相応しい踊りでした。
 
   ローラン・プティ・ガラ:国立マルセイユ・バレエ団芸術監督25周年記念
   1997年6月25日 マルセイユ港・特設野外ステージ収録

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