【トップページへ戻る】
眠りの森の美女:ローラン・プティ (2005.2.5)
ローラン・プティ振り付けの「眠りの森の美女」です。
主役のオーロラ姫は、ドミニク・カルフーニというダンサーですが、ちょっとお年のようで可愛らしいなく、チュチュとのギャップを感じました。やはりこの演目は姫のイメージで勝負が決まる気がします。ローズアダージョでは、やや不安ながらも、しっかりとバランスをとっています。ただ、ひどく緊張していたのかもしれませんが、にこりともしない表情は頂けません。一方、グランパドドゥは、笑み一杯で、楽しそうに踊っていました。フィッシュ・ダイブもばっちり決めて見事です。
魔女は、プティの妻、ジジ・ジャンメールです。この引田天功ばりの魔女は見応えがあります。
また、リラの精を踊っている、若く可愛らしいバレリーナ。名前はわからないのですが、実に魅力的な踊りです。
王子にオーロラ姫の幻影を見せる幻想の場、3度もトゥでの独り立ちの長いアチチュードのバランスを見せます。
手を支えられても難しいバランス、全く支えなしで一人でトゥで立つのですから、大変な技術です。
王様は葉巻をふかし、魔女のカラボスは美女を写す鏡に花瓶を投げつける。コミカルな要素も盛り込まれエンターテイメント性たっぷりな「眠りの森の美女」です。
出演:ドミニク・カルフーニ(オーロラ姫)、シリル・ピエール(王子)
ジジ・ジャンメール(魔女)ルイジ・ボニーノ(王)
国立マルセイユ・バレエ団
原作:シャルル・ペロー
振付&演出:ローラン・プティ
(マリウス・プティパ、ウィンザー・マッコイによる)
音楽:チャイコフスキー
指揮&編曲:デイヴィッド・ガーフォース
演奏:マルセイユ歌劇場管弦楽団
制作:1991年
【トップページへ戻る】