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PCIバスの速さを実感


自宅のPCにPCIバス用のSCSIアダプタを採用し、速さを実感出来ましたのでお知らせします。

私のパソコンには、SCSIインターフェイスを経由して、外付けのハードディスクとMOを接続しています。
ハードディスクには、モーツァルトのコレクションのLPレコードやCDから曲の先頭30秒程度を取り込んで作った音声ファイルや、 レーザーディスクやビデオカセットから、ビデオキャプチャーボードを使って、 オペラやバレエのさわりの部分を取り込んで作った動画ファイルを入れてあります。
ハードディスクの容量は、合計3GBで、7割位使っています。

これ以外に、PC本体に1.6GBのE-IDEディスクを内蔵しています。
こちらは、パーティションを二つに分けて、Windows95と WindowsNT3.51のシステムを入れています。

今まで、SCSIインターフェイスは、PC98シリーズ特有のCバス用のアダプタを使用していました。
以前使っていたPCには、Cバスしか無かったので、Cバス用のアダプタを使わざるをえませんでした。
現在使っているPCには、PCI用スロットがついており、PCI用SCSIアダプタも安くなってきたので、 思い切ってPCI用アダプタに変えました。
IO-DATA製のPC98/DOS-V両用のSCSIアダプタで、以前Cバス用のSCSIアダプタを購入したのとほぼ同じ値段で買えました。 安くなったものですね。

さて、PCIのスロットにアダプタを装着し、PCを立ち上げ、Windows95、WindowsNT3.51とも、 それぞれ、付属のドライバをインストールしました。
Windows95、WindowsNT3.51とも問題なく使えています。
これまで使っていたCバス用のアダプタは、WindowsNTでは、低速のDMAモードでしか使えず、 高速のバスマスターモードでは、ハングアップして使えませんでした。 私は、仕事で使う時は、ハングアップなどの障害の少ないWindowsNTを主に使うので、高速のPCIが使えるのは非常に有り難いことです。

PCI用アダプタに替えた結果、今まで使っていたハードディスク(1GB、2GB共)相当、速くなったのを実感しました。
バス幅が倍になり、転送速度が速くなったので当然といえばそれまでですが、感激してしまう程の違いです。
特に動画の取り込みや再生でこの効果は顕著です。

動画の取り込みには、CANOPUS製のPowerMovieを使いハードウェアによって15分の1に圧縮を行ってディスクに記録していますが、 320×240ドット、映画と同じ秒間24コマの動画を、コマ落ちすることなく取り込みが出来るようになりました。
当然、再生にも効果が現れ、バレリーナの軽やかな動きもなめらかに再生できるようになりました。
320×240ドットでは小さいので、2倍に拡大して見ていますが、VHSの3倍モードに近い状態で、 ほぼ、実用的なレベルに来たように思います。

逆に、Cバス用アダプタの時はあまり感じなかったのですが、パソコン本体に内蔵されている、E-IDEディスクの遅さが目立ってきてしまいました。 もう、E-IDEのディスクは、動画に使う気がしません。

ただ一つ心配なのは、近く、WindowsNT4.0が発売になりますが、このアダプタが問題なく使えるかどうかです。 メーカーさんには、WindowsNT4.0が発売になったら、出来るだけ速く、対応するドライバーの提供をして頂くよう期待しております。

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