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スパイラル型省エネボール     (2009.10.1)

電球形蛍光灯は白熱電球用ソケットに直接装着して使用できる蛍光灯です。蛍光灯器具同様のインバータ点灯回路と小型の蛍光灯を曲げたものを一体化し、白熱電球用口金を備えてそのまま白熱電球器具で使用できる形状にしたものが市販されています。中でも、「スパイラル型省エネボール」という、発光管が渦状になったスパイラル構造のものが注目です。スパイラル加工の利点は、全長が短い割りに、放電路長を長くする事。蛍光灯の明るさは発光管(放電路)の長さで決まります。つまり、発光管が長いほど明るく・高出力な蛍光灯となります。スパイラル形状の電球型蛍光管は、明るさを損なわずに、省電力化と小型化を実現したランプです。最近は、丸いタイプでも内部の放電管は、ひねってあるものもあるようです。
 
ただ、電球型蛍光灯は、白熱電球に比べ、大幅に高価。某有名メーカーの60Wタイプで、800円ほど。白熱電球1個100円程度の8倍です。これでは、買う気になれません。
 
そんな中、私は、オーム電気の「省エネボール」を使っています。60Wタイプ、2本組みで780円。一本当り390円で、某有名メーカーの半値です。それでも白熱電球の4倍ですが、消費電力は12Wで、白熱電球の5分の1、寿命は6倍ということですから、買う気になります。60Wタイプと40Wタイプを買い、家の全ての白熱電球を、順次、省エネボールに取り替えることにしました。
 
使ってみて、まず、スパイラル構造は能率がいいというのですが、華奢な作りに感じてしまい、ソケットに装着する際、発光部を持って操作するとちょっと不安です。またホコリがつくところでは掃除が大変そうです。
また、従来の白熱電球と比べて、明るさは問題なしです。ただ、スイッチをいれてすぐは、少し暗い。でも、じきに明るくなります。
 
かって、老舗でありながら、似た名前の犯罪集団が話題になったばかりに、不遇な目に遭ったオーム電機ですが、この値段を実現した企業努力には、拍手。 応援したくなりました。
まだ使い始めたばかりなので、消費電力と寿命の評価はできませんが、カタログ通りであることを期待し、より良い商品の開発を望みます。
省エネボール (40W型と60W型) 省エネボール 点灯時 省エネボール 消灯時


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