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太陽光発電搭載のプリウスに期待       (2008.7.13)

日経新聞に以下の記事が載っていました。
「トヨタ自動車はエンジンとモーターを併用するハイブリッド車「プリウス」に太陽光発電システムを搭載する方針を固めた。来春にも全面改良し発売する新型車の一部に採用。カーエアコン駆動用電源として活用する。自動車大手が普及車に太陽光システムを搭載するのは初めて。地球温暖化への関心が高まるなか、多様な環境技術を搭載した次世代型自動車として注目を集めそうだ。(2008.7.7 日本経済新聞)」
 
乗用車は通常エンジンの動力を使用してエアコンのコンプレッサーを回していますが、ガソリンと電気併用で走るプリウスは、エンジンの代わりに、モーターでコンプレッサーを回しています。モーターに使用するバッテリの電気が不足してくると、自動的にエンジンを始動し発電機を回してバッテリーに充電します。真夏の炎天下ではエアコンがフル稼働するので、バッテリーの電気が不足がちになり、エンジンの回る割合が多くなります。そこで屋根部分に発電パネルを設置し、エアコン駆動に必要な2〜5キロワットの電気の一部を太陽光でまかなおうという計画なのです。エアコンをエンジンでなくモーターで動かすプリウスだからこそ出来る技です。太陽光発電によりエンジンを回す機会が少なくなれば、CO2の排出も少なくなるし、燃費も良くなります。
トヨタのエンジニアは、とても良いところに目をつけたと思います。環境保護につながる技術を積極的に取り入れる姿勢には好感が持てます。折しも洞爺湖サミット、この時機に自然エネルギー使用の車を発表することは宣伝効果も大きいでしょう。
 
私もプリウスを愛用していますが、リッターあたり23〜24キロは走ります。太陽光発電により、リッター30キロ走行が現実味を帯びてきます。ガソリンの価格がリッターあたり200円にもなろうとしている昨今、これは価値があります。
プリウスはトヨタが「未来を乗せた車」と言っているように、いろいろ新しい試みがみられます。次期モデルでは、電灯線から充電するプラグインハイブリッド、高性能リチウム電池の採用・・・とか。車体の大きさからすると、割高感はありますが、乗り続けると、価格相応の充実感が高まってきます。
究極の環境対策車と言われる燃料電池車が、まだ庶民の手が届かない高嶺の花である以上、これからもガソリンと電気のハイブリッド車プリウスを愛用していきたいと思います。

「環境に優しく」・・・、日頃から心がけていきたいと思います。

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