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大容量ハードディスク対応の高速インターフェイス (2004.2.15)

ハードディスク(HDD)の大容量化は止まることを知りません。300GBのHDDも現れました。さすがに250BBや300GBのHDDはまだ高く、購入するにはチョット?ですが、内蔵型の160GBHDDは、18000円位まで下がってきており、動画などの大容量ファイルを収容するのに、選択肢のひとつになっています。
ただ一つ問題があります。大容量のHDD(BigDrive)を使用するには、Ultra ATAインターフェイスを搭載していて、かつマスターボードのBIOSが137GB以上の容量に対応していることが必要です。PCには、通常、Ultra ATAインターフェイスは、もとから搭載されていますが、少し古いPCでは、BIOSが137GB以上に対応していません。2年前に購入したソーテック製の私のPCも、対応していませんでした。
今回購入した160GBのHDDを使えるようにするには、BIOSのアップデートが必要ですが、アップデート時の万一の障害というリスクを考え、BIOSのアップデートをせず、別途Ultra ATAインターフェイスを増設することにしました。
 
購入したのは、IO-DATAの「UIDE-133R-L」という製品で、PCIバス用Ultra ATA/133インターフェイスボードです。137GBを超える大容量ハードディスク(最大144PB[ペタバイト])を使え、Ultra ATA/133対応により、7200rpmの高速HDDの性能をフルに引き出せます(私のPCは、Ultra ATA/100対応で、最近の高速HDDには力不足です)。2つのチャンネルにそれぞれ2台、合計4台のハードディスクを接続できますが、私のPCには、すでに80GBのUltra ATA/100、7200rpmのHDDが2台付いているので、これだけ繋ぐとPCの電源が不安です。いいとこ2台というところでしょう。
 
インターフェイスボードと160GBのHDD増設して、HDBENCHIで性能を測ってみました。既設の80GBのHDDは、Read:31218ポイント、Write:24733ポイント、増設の160GBのHDDは、Read:48530ポイント、Write:46864ポイントで、Readで1.5倍、Writeに至っては、1.8倍となりました。Ultra ATA/133インターフェイスと組み合わせた160GBのHDDはさすがに速い。Ultra ATA/133の威力は目の当たりにした感じです。
私は、古いVHSビデオテープの映像を、HDDに移し替えていますが、高速なインターフェイスは、バレエ等の動きの多い映像の高画質の録画と再生に大いに期待できるでしょう。
なお、このインターフェイスボードには、複数のハードディスクにデータを記録し、データ保護や高速化を実現するRAID機能もついているのですが、企業ではなく、家庭で使うのですから、RAIDを使うほどの信頼性を要求していません。RAID機能は、当面使用する予定はありません。


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