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高速のUSB2.0への期待      (2001.12.16)

「USB(ユニバーサル・シリアル・バス)」は、マイクロソフトとインテルが策定したPCと周辺機器を接続するための規格です。
この規格は、PC本体の電源を入れた後でも、周辺機器をつけることができ、煩雑だったPCと周辺機器の接続を、家電製品並に容易にしました。
 
でも、現行の「USB1.1」の転送速度は、毎秒10メガビット。PCのハードディスク同士、あるいはDVDなど他の入出力機器とのデータのやりとりには遅すぎます。映像のような大量データの転送には不向きなのです。
新しい規格である「USB2.0」は、「USB1.1」の約40倍の毎秒480メガビット。これですと、例えばUSB1.1でHDからDVDへの転送が40分かかっていたものが、1分で終わってしまいます。ブロードバンドなどが普及し、大容量データを扱うようになった現在、欠かせない規格と言えます。
 
パソコンショップには、「USB2.0」対応というHD等も出てきましたが、このままでは使えず、PCのPCIバスにUSB2.0のインターフェイスアダプタを付ける必要がありますし、このドライバーもインストールする必要があります。
でも、この「USB2.0」、WinndowsXPが年内にOSの標準として対応するそうですし、来年後半には、インターフェイスアダプタを本体に標準で搭載するPCも出てくるようです。
 
私は、VHSビデオのバレエの映像を、MPEG2に変換してPCに取り込んで楽しんでいますが、現状の「USB1.1」では、遅すぎ、UltraSCSIインターフェイスにしています。USB2.0なら、SCSIの約3倍ですし、PC本体を動かしたままで、取り付け取り外しができるメリットもあります。
こんなことから、「USB2.0」には、期待が膨らみます。

販売されているUSB2.0対応機器の例
MELCOのUSB2.0インターフェイスアダプタとHDのセット
IO-DATAの外付型DVD+RWドライブ

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