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ドン・キホーテ〜グラン・パ・ド・ドゥ:渡辺美咲、山田秀明   (2004.2.15)
   仰天!!トリプル連発のグラン・フェッテ

山本禮子バレエ団のプリマ、渡部美咲さんが、ドン・キホーテのグラン・パ・ド・ドゥを踊った映像があります。 1994年頃、テレビ東京の「バレエ誕生」で放送されたものです。
最近、大柄なダンサーが多い中、渡部さんは、とても小柄。その上、とても華奢で、可愛らしい。 ただ、余りに、ほっそりとしすぎて、触れると折れてしまいそうなくらいの体の細さ。もう少しふっくらしてもよいのでは・・・、と思います。 とても軽そうで、ソロの踊りは、とても軽快で美しいのですが、 アダージョでは、跳躍力に弱いところがあるのでしょうか、リフトするパートナーが、やや辛そうに「えいやっ!!」と、 持ち上げているように見えたのが、気になりました。 でも、ヴァリエーションでは、柔軟で繊細な腕の動き、洗練された美しいつま先さばきに、見とれてしまいました。
びっくりしたのは、コーダの32回のグラン・フェッテ。一流のダンサーでもシングルで32回転を回りきるだけで大変。 ましてダブルを加えるのは至難の業。 それなのに渡部さん、フェッテが大得意とのことで、回転の速さはやや遅いものの、ダブルどころか、トリプルの嵐なのです。 しかも軽々と回りきって・・・、涼しい顔。こんな大技を連発しても、汗ひとつかかず、最後まで全く乱れず、 この技術力とスタミナは素晴らしいことです。
 
渡部美咲さんは、山本禮子バレエ団所属で、 1988年にはローザンヌ国際バレエコンクールエスポワール賞を受賞した実力派。不慮の事故で亡くなられたという、 彼女の師である山本禮子さんが率いていたこのバレエ団からは、彼女のほかに、 中村かおり、真忠久美子、横関雄一郎、飯野有夏、吉田恵・・・など、優秀なダンサーが世界に羽ばたいています。 今でも山本禮子さんの教育が受け継がれ、優秀なダンサーを排出し。日本のコンクール、海外のコンクールなどでも上位入賞を果たしています。  

  ドン・キホーテ〜パ・ド・ドゥ
  キトリ:渡部美咲、  バジル:山田秀明
  1994年:バレエ誕生

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