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自宅のWEBサーバ     (2000.10.1)

 
自宅に、旧型PC98一台が使われずに眠っていました。
1993年に購入したPC9821Ceという機種で、初期構成にハードウェアを増強し、CPU:Intel 486DX4 75MHZ、Memory:16MB、HD:1GBになっています。
 
この旧型PC98が、自宅のWEBサーバとして蘇りました。
 
この機種は、Windows3.1用に作られたもので、メモリー増設の上限が16MBです。
Windows95や98は、OSだけで仮想メモリを20MB近く使用しますから、この機種にワープロや表計算等のアプリケーションを載せるのは厳しいものがあります。スワッピングを繰り返してしまい、遅くて使い物になりません。
 
そこで、WEBサーバとして活用することを思い立ちました。
幸い、Windows98には、Personal Webserverという機能があり、容易にWEBサーバを立ち上げることが出来ます。
WEBサーバであれば、WEBを送出するだけですから、トランザクションの量が多くなければ、メモリーも、CPU能力もあまり必要ないはずです。
 
早速構築に入りました。
Windows98をインストールし、Personal Webserverを組み込みました。
CPUが遅いため、インストールは3時間位かかりましたが無事おわりました。
自宅のLANに繋ぎこみ、Personal Webserverを立ち上げました。他のPCからLANを経由して、このPC上に作ったホームページを見ることができました。
 
ところで、「自宅にWEBサーバを作って何が嬉しいの?」ということですが、結構使い道がありそうに思います。
家族で共通に見るスケジュール、資料類、行き先等を各人のPCから見ることができます。
我が家の場合、4人家族がPCを持っていますので、どのPCからも見ることが出きるのは便利です。
 
さらに次のステップで考えているのは、モバイルPCなど、自宅外からインターネット経由でこのWEBサーバの内容を参照することです。
このためには、現在のWEBサーバのIPアドレスをプロバイダに渡し、それをWEBサーバの閲覧者に教える必要がありますが、これは「深山憲蔵」氏作のフリーウェア「IPNotify」で実現できました。深山憲蔵氏のホームページ
 
それから、自分のWEBサーバーであればCGI(Common Gateway Interface)を自由に組み込むことが出来ます。 WWWからデータベース処理を行おうとか、アンケート集計をしようとかいう場合、HTMLだけでは出来ないことが、CGIを使えば可能になるのです。

自宅のWEBサーバーの概念図は、以下の通りです。

現在、私はINS64にダイアルアップ接続をしていますが、近い将来、フレッツISDNによる常時接続に切り替える予定です(尤も、NTT横須賀局がフレッツISDNのサービスを始めてくれることが前提ですが)。
こうなると、このWEBサーバを常時立ち上げておけば、いつでもどこからでもインターネット経由でWEBサーバの内容を参照できるようになります。もちろん、外部への情報漏洩や外部からの破壊に対して、セキュリティ面の強化をすることが必要ですが。
 
また町内でもPCを持っている家庭も多くなってきたし、i-modeやJ-SkyWebで携帯電話でホームページを見られるようになったので、町内の回覧板やバスの時刻表をWEBにしたら、とか、いろいろ考えてみると、夢が果てしなく広がっていき、とても楽しいものです。
 

自宅のWEBサーバの接続画面


自宅のWEBサーバの初期画面


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