【トップページへ戻る】

Windows 2000の後継OS「Whistler」への期待    (2000.11.1)

 
Microsoftの時期OS「Whistler」は、Windows9XとWindows2000を融合させたものとなるとされています。
現在アナウンスされている開発コードネームは「Whistler」。
 
Whistlerは、Windows Movie MakerやWindows Media Player 7等に代表される家庭向けのWindowsMeの特徴をそのままに、Windows2000の安定性を個人ユースの世界に持ち込むことを目指していると言われています。
 
先日発売されたWindowsMeは、ついにDOSを切り離しました。つまり、DOS用の古いソフトウェアやドライバを切り捨てました。古いプログラムが動かなくなっただけ、安定性が増したことになります。この意味では、WindowsMeは、Whistlerの準備段階のWindowsと言えると思います。
言い換えると、WindowsMeは、Windows9XシリーズのVMMをカーネルとする最後のOSであり、今後はNTカーネルをベースにしたものに切り替わっていくことになります。
 
「Whistler」は、まもなく、米国で、最初のベータ版が出るとのことです。
Microsoftによると、「Whistler」の発売予定は、2001年後半です。
 
個人的には、Windows2000で十分なのですが、ビジネスとコンシュマー向けを融合させた「Whistler」に興味を抱かずにはいられません。なぜなら、これが最後のWindowsになると考えられるからです。
 
この背景には、Microsoftの次期戦略「MicrosoftNET構想」(Microsoft.NET)があります。端的に言うと、Microsoftは、Microsoft.NETによってアプリケーションサービスをネットワーク上で利用できるようにする、つまりASPの土台にしようと言うものです。これは、これまでのWindowsが目指してきたパソコンで「何でも出来る」方向に逆行しているからです。これにはブロードバンドをはじめとするネットワークのバックボーンの充実があるのだと思います。

 

【トップページへ戻る】