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Microsoft Windows7のインストール        (2009.10.26)

10月22日、予約をしておいたMicrosoft Windows7のDVDが届きました。

Windows 7はマイクロソフトが開発した、Windows Vistaの後継バージョンのオペレーティングシステムです。 Windows7の名は、Windows 1.0 / Windows 2.0 / Windows 3.x / 4.x (95, 98, 98 SE, Me) / 5.x (Windows 2000, Windows XP) / 6.0 ( Windows Vista ) に続く7番目のクライアント向けのリリースであることに由来しているそうです。 また、Windows 7はWindows Vistaを基に改良したカーネルが使用されているとのことで、 ゼロからの新規開発のOSではないようです。 WindowsXPの発売は2001年10月、WindowsVistaの発売は2007年1月ということで、WindowsXPは5年以上も販売し続けたのに対し、 Windows7は2009年10月発売。WindowsVistaの発売後わずか2年9ヵ月です。 マイクロソフトは、使い勝手が悪く、性能も悪くて不評を招き、従って売れ行きが悪いVistaに、早々に見切りをつけたのでしょう。 実際、私も、WindowsVistaを買い我が家のPCにインストールしたものの、あまりの使いづらさと重たさに、 WindowsXPに戻してしまい、WindowsVistaのパッケージは、たんすの肥やしになっている状態です。 Windows7は、CPU速度、必要メモリ等の最低システム条件は、WindowsVistaとほぼ同じですが、Windows7の売りの一つは軽さと シンプルさいうことで、どんな動きをするか楽しみでした。
 
Windows7には、Home Premium、Professional、Ultimateのエディションがありますが、Home Premiumは、 仮想マシン上でXPが実行可能なWindowsXPモードがないので、Windows7に切り替えた時、Windows XPのアプリケーションが 全く利用できなくなる場合もあるので、値段が他より安くても選択の対象ではありません。 一方Ultimateの多言語やドライブ暗号化の機能は必要ありません。そんなわけで、一般事務用と呼ばれているProfessionalを 購入しました。ただ、現在我が家にあるPCは、いずれもCPU仮想化機構(インテルVT/AMD-V)が付いていないので、 XPモードは利用できず、新しくPCを買う時までお預けです。
 
インストール対象のPCは、CPUがAMD Athlon64 3000+ 1.8GHz 、メモリDDR SDRAM 1GB、HDD 500GB(SerialATA/150) で 我が家では最速のもの。最近のデュアルコアの超高速PCには及びませんが、WindowsXPのもとでは事務処理には十分ですし、 映像ソフトの再生でもストレスを感じることなく、快調に動きます。先のXPモードは利用できませんが、 その他のWindows7が要求するPCのスペックを満たしています。
 
パッケージを開けると、64ビット版と32ビット版のDVD-ROMが入っています。CPUはAMD Athlon64なので64ビット版を 入れれば、32ビット版より大きなメモリー空間を利用できますが、そんなに大きなメモリーを必要とするアプリケーションは ないし、使用中の周辺機器に64ビットt版のドライバが用意されていないなど、64ビット版で正常に動作しないアプリケーションもあることが考えられるので、今回は32ビット版を入れました。
 
以下、インストールの経過です。 
@WindowsXP上からもインストールは行えますが、せっかく提供媒体がブータブルですから、DVD-ROMから直接ブートして、 インストールを開始。
AWindowsVistaからはアップグレードインストールが可能ですが、WindowsXPからは新規インストールのみです。 インストール開始直後、アップロードか、新規かを聞いてきたところで、「新規インストール」を選択。
Bインストール先は、内蔵HDDの「第2パーティション」を指定。第1パーティションのWindowsXPを残し、Windows7を第2パーティションにインストールし、WindowsXPとWindows7のデュアルブートにするためです。
Cプロダクトキーの入力等、いくつかの応答をしながらセットアップを進めると、PCは自動的に数回再起動して、Windows7のインストールが無事終了。約50分でした。
D続いて、アンチウィルスソフトAvast! antivirusを組み込み。問題なく終了。 
EMs office、一太郎、メールソフトなどを組み込み。問題なく終了。これで、一通り使えるようになりました。
 
使ってみて、これまでに気づいたことを書いておきます。
@ブートしてから立ち上がる時間は、WindowsXPより、やや短くなったように感じます。
AMs Office、一太郎など、ワープロや表計算のようなビジネスアプリケーションは、概ね問題なく動いています。
B接続の周辺機器のうち、USB接続のものは、概ね正常に動作しています。 例えば、USBで接続してあるIO-DATAのHDDレコーダーRec-Onのドライバも正常にインストールでき、Rec-Onで録画した映像は、 正常にPCに移せました。CanonのデジカメA710ISのドライバは問題なく組み込め。デジカメからの写真をPCに取り込めました。
CCanonのプリンタPIXUSiP4600は、プリントサーバ(OSはWindowsXP)に繋いで、ネットワークプリンタとして使っていますが、 何故か、通常のネットワーク参照では繋がりませんでした。 LOCALポートの新しいポートを設定し、これ経由でネットワーク接続し、プリント出来ました。
CPCIバスのカードを介して接続している機器は、動作しません。 例えば、PCIバスに挿したIO-DATAのビデオキャプチャーボードGV-MVP-GXは、ドライバーが組み込めず使えませんでした。
 
とりあえず、Windows7は、ワープロや表計算のようなデスク作業や、DVDやHDD内の映像の鑑賞には、おおむね支障ないようで、 Windows7は、WindowsVistaのように、たんすの肥やしにはならないですみそうです。 Windows7には、23もの新機能があるとメーカーは謳っていますが、使い始めたばかりで、まだその有り難味はわかりません。 ただ、デスクトップがすっきりとしていると感じました。マイコンピュータ、ネットワーク等が、タスクバーに 統合され、フォルダーオプションがコントロールパネルに含まれるなど操作性向上の工夫が見られます。 タスクバーボタンの表示もスッキリ見やすくなりました。WindowsXPとのデュアルブートが出来るようにしましたが、 このPCではWindows7をメインに使って、順次新機能を確認していこうと思います。

WindowsXPとWindows7のデュアルブート選択画面

Windows7のデスクトップ

見やすくなったタスクバー