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WindowsMeのインストール     (2000.9.22)

 
2000年9月22日 マイクロソフト WindowsMe(Millennium Edition)が発売になり、同日宅配便で自宅に届きました。早速、自宅のPCに組み込みました。
今回から、PC/AT互換機専用でPC98への対応はなくなりました。自宅にはPC98もあるのですが、残念ながらこちらはWindows98のままということになります。
PC/AT互換機に組み込んだ状況を報告します。
 
自宅のPC/AT互換機はCボリュームにWindows98、DボリュームにWindows2000が入っています。CボリュームのWindows98に替えてWindowsMeをインストールすることにしました。
 
Windows2000はCD-ROMからブートしてインストールが可能でしたが、WindowsMeはできません。Windows98を立ち上げた状態またはブートフロッピーでブートしてインストールする必要があります。最初はブートフロッピーがないので必然的にWindows98の元でインストールすることになります。なお、ブートフロッピーはWindows98は2枚で不評でしたが、WindowsMeは1枚になっています。
 
Windows98は残す必要はないので、上書きインストールとしました。
インストールは大きな問題はなく進行しました。
インストール時間は、約40分でした。
なおPCのハードスペックは、CPU:PentiumV500MHZ、20倍速CD-ROMで、UltrATA66のHDです。
 
インストールでの感想や問題点は下記の通りです。
@インストーラーはほぼ問題なく動きます。
A周辺機器はPNP(プラグ・アンド・プレイ)機能により自動的につながるものが多く、大部分のドライバーがWindowsMeに対応しています。
BUSBのドライバも問題ないようで、USB接続のネットワークアダプタは、正しく自宅のLANに繋がり、他のPC間でファイル共用も行っています。ダイアルアップルータ経由でインターネットにつながりました。
C一つだけ動かない機器があります。MelcoのビデオキャプチャーボードCBP-AVです。起動するとPCがハングアップしてしまいます。Melcoのホームページをみるとドライバが未対応とのこと。10月中旬に対応とのことなのでそれまで待つことにします。ちなみにWindows2000ではオーバーレイ表示ができないという条件付きながら、このボードは動いています。
 
WindowsMeは、このまま問題なく使えそうです。
現在、Windows2000を、ワープロ、表計算などの仕事に、Windows98を映像の取り込みや表示など仕事以外に使っていますが、WindowsMeは、Windows98に替えて仕事以外の娯楽中心に使う予定です。
 
さて、WindowsMeに替えて、変わったこと、良くなったこと等についてまとめてみました。
 
@WindowsMeは、あくまでWindows9Xシリーズの延長上にあるOSです。
 32bit+16bitアーキテクチャを採用し、MS-DOSとWin16との互換性を保ちながら、新しい32bit環境への移行を促すエスカレータ役です。
 従って、次世代Windowsの核とされる「Windows2000」とは一線を画しています。
 Windows2000 Professionalが、「ビジネスとハイレベルなパソコンライフを求める個人ユーザの為の上位OS」で「高い堅牢性と管理機能/先進的なLAN&インターネット環境と高いセキュリティ」を売りにするのに対し、WindowsMeは「家庭用に特化したシンプルな機能と操作性の提供を目的とするOS」で「よりやさしいパソコンの追求と手軽なデジタルメディア環境の提供、オールインワンのインターネット環境の提供」が売りです。
従って、家庭でも多くの文書を作ったり、データを取り扱ったりするような仕事をする場合には、迷わず、WindowsMeではなく、Windows2000 Professionalを選択すべきです。
いっぽう、「Windows9Xシリーズの膨大な数の周辺機器やソフトが完璧に動く」という安心感では、WindowsMeの選択肢があります。ゲームやマルチメディア中心ならWindowsMeでしょう。
私の場合は、一つのPCに両OSを搭載し、場合によって使い分けています。
 
AWindowsMeはDOSを引きずっていますが、表面上からは見えなくなっています。
 WindowsMeの起動メニューには、
  1.Normal
  2.Logged(BOOTLOG.TXT)
  3.Safe mode
  4.Step-by-step confirmation
  となり、DOS起動は無くなっています。
 
Bシステムの自動アップデートが充実しました。
 WindowsMeの自動アップデートは、Windows98にも搭載されていた「Windows Update」を、よりインテリジェントにしたものです。
 Windows98の場合、アップデートのお知らせが来たらMicrosoftのアップデートサイトに接続し、ユーザが該当するファイルをダウンロードします。この間回線が塞がれてしまい回線を使った他の仕事はできません。
WindowsMeでは、ユーザがWebを閲覧していて、回線が空いているときに、自動的にアップロードファイルをバックグラウンドでダウンロードしインストールします。
 
C家庭内LANに接続する手順に新しいウィザードが用意され、ネットワークの設定がWindows98より容易になりました。
複数PCを持っている家庭では、プリンタやモデム/TAを共用したり、データファイルを共用したりする為にLANを敷いているところも増えてきたことから、有り難いことだと思います。
 
その他、メディアプレーヤー、インターネットエクスプローラの改善など、細かな機能アップが見られますが、今後使用した上で、順次報告していきたいと思います。

 

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