私たちのような重度障害者は、入院していたり、家に閉じこもったりと、地域の中で生活する知識や技術を持っていないがために自尊心をなくしがちです。 山口県脊髄損傷者福祉協会は、身体障害の当事者である団体組織として、個々の障害を持つ人が再び力を持ち、自分自身のことについて選択・決定することができるようにしていただくことが極めて重要であると考えています。 お互いに支え合う当事者グループを背景に、自分自身を十分理解することから始め、自分たちの社会に対する対処方法を高め、自分たちの住んでいる社会的環境を変えていく、といった観点から話し合うことが大切です。 こうした自己理解から社会に対する働きかけへと力を付けて行くには、横のつながりであるサポートをさせてもらうことも一つの方法です。 自立生活運動へのピアサポート担当(当会の支援活動相談員)は、障害当事者による障害を持つ人への話し相手として活動しています。 |