基礎年金
 国民年金法に基づく年金給付。老齢基礎年金、障害基礎年金と遺族基礎年金の3種類がある。昭和61年4月から実施された年金制度の改正によって、すべての国民に共通する年金給付として導入された。

気道確保
 意識のない被介護者が舌根沈下や分泌物の貯留によって気道閉塞を起こし窒息するのを防止すること。

機能回復訓練
 損なわれた身体機能の回復を図るための訓練。

機能訓練(老人保健法の)
 老人保健法の保険事業としての機能訓練は、疾病、負傷等により心身の機能が低下している者に対し、その維持回復を図り、日常生活の自立を助けるために行われる訓練。

基本的人権
 人間としてもっている当然の基本的な権利のこと。我が国では、憲法の下で基本的人権を尊重することが根本的な原理とされており、「公共の福祉」に反しない限り、法律によって制限されるものではない。

虐待[abuse]
 力の強い者が、抵抗する力がないか極めて弱い者に対して、身体的あるいは精神的な攻撃を加えること。虐待の内容には、直接的な身体的虐待、精神的虐待、性的虐待のほか、ネグレクト(無視:食事を与えない、病気になっても病院に連れて行かないなど)がある。

ギャッチベッド[gatch bed]
 ベッドの上半分あるいは下半分が手動または電動で、簡単に、そして自由に上げ下げできるもの。

休業補償給付
 労働者災害補償保険法に基づく保険給付の一種。通勤災害の場合は、休業給付という。労働者が業務上または通勤による負傷または疾病による療養のため労働することができず、賃金を受けることができない場合に、休業4日目から支給される。

救護施設
 生活保護法の規程に基づき設置される保護施設の一種。身体上または精神上著しい障害があるために日常生活を営むのが困難な要保護者が入所し、生活扶助を受けるための施設で、設置主体は、都道府県、市町村、社会福祉法人と日本赤十字社に限られている。

共同募金
 都道府県の区域を単位として、毎年1回、厚生労働大臣の定める期間内に限って行う寄付金の募集。赤い羽根共同募金として知られている。

居宅介護支援
 要介護者または要支援者であって居宅において介護を受ける者(居宅介護者など)が、介護保険の給付サービスなど、居宅において日常生活を営むために必要な保険・医療・福祉サービスなどを適切に利用できるよう、居宅要介護者等や家族の依頼を受けて、その心身の状況や置かれている環境、要介護者等や家族の希望を勘案して居宅サービス計画を作成すると共に、その計画に基づいて指定サービス事業者などとの連絡調整を行うなどの支援を行うこと。

居宅生活支援事業
 高齢者、児童、障害者等で、援助が必要な者に対し居宅においてその生活を支援する事業。