
じゅうしつたんさんカルシウムは、物をつくる元になるものの一つとして使われることがほとんどなので、どのようなものに使われているかを見てみましょう。
プラスチックせい品をつくるときにじゅうしつたんさんカルシウムを入れると、強さがふえて形がくずれにくくなったり、見た目や手ざわりが良くなり、形を作りやすいものにすることができます。
じゅうしつたんさんカルシウムが使われているプラスチックせい品は、つぎのとおりです。
パイプ・雨とい・タイル・電線・ビニールシート・電気部品・自動車部品・おもちゃ・フィルム・ごみぶくろ・ようき・食器・食品トレイ・おぼん・洗面台・トイレのべんき・じょうかそう・イス・せっちゃくざいなど
ゴムせい品を作るときに、じゅうしつたんさんカルシウムを入れると作りやすくなるため、たくさんののじゅうしつたんさんカルシウムが使われています。
じゅうしつたんさんカルシウムが使われているゴムせいひんは、つぎのとおりです。
運動ぐつ・電線ケーブル・タイヤ・ベルト・ゴムホース・スポンジ・ゴムのり・せっちゃくざい
ペンキなどのとりょうを作るときにじゅうしつたんさんカルシウムを入れて、とりょうのねばりけをととのえたり、ぬったときに下へタレないようになって使いやすくなります。
紙をつくるときにも、じゅうしつたんさんカルシウムが入れられています。
せっかい石は大むかしからたて物を作るのに使われてきましたが、今でもじゅうしつたんさんカルシウムがたて物のゆかやかべなどに使う板などを作るのに使われていて、ビルや家をたてるのにかかせないものになっています。
東城町のまわりでとれるせっかい石は、とてもしつが良いものなので、じゅうしつたんさんカルシウムを食べ物に入れたり、薬に入れるカルシウムとしても使われています。じゅうしつたんさんカルシウムが入っている食べ物は、かまぼこ・ソーセージ・パン・チューインガム・ジュース・とうふ・ビスケットなどで、ほねを強くするけんこう食品にも使われています。
薬としては、いちょう薬・はみがき・カルシウムざいなどに使われています。
田や畑、くだものの木に使うのう薬を作るのにも、じゅうしつたんさんカルシウムが使われています。じゅうしつたんさんカルシウムをのう薬に使うと、ききめのある薬をまくときに作物にかかりやすくなり、風でのう薬がとんでいきにくくなります。
また、牛やぶた・にわとりなどのえさにまぜて、ほねやたまごのからを強くしたり、かちくの病気をなおす薬にも使われています。
クリスタルガラス・カメラのレンズ、電子部品に使うセラミックスにも、しつの高いじゅうしつたんさんカルシウムが使われています。また、学校で使われるもののうち、運動場にひく白線・チョーク・えのぐ・クレヨン・パステル・けしゴムなどにも使われています。
