YL音響の巨大な歴史的システム

このシステムは、譲り受けたものの、大きすぎて家に入らないので整備途中で断念したものです。ユニットは、外して外観清掃し、動作確認し
てあります。箱もさほど傷もないのでリステインしてニス仕上げする予定でした。これはこのまま使うより整備して再生することを楽しみとする
物でした。予算があれば各ユニットもメーカー点検を受ければ良いと思います。日本に幾らも残っていないと思います。しかしながら置く場所
がないのはどうにもなりません。

このシステムは上段と下段に分かれていて、上段は美しい木製のホーンとなっています。
上段には中音D55000ドライバー、高音D3500ドライバー+角型金属ホーン、超高音D18000
ドライバーといった構成です。下段は特殊形状の折り返しホーン型となっています。
寸法は幅900、奥行き655、高さは下段が655、上段835で高さはあわせて、1490にもなります。
背面の写真です。木のホーンの後ろはJ字型の折り曲げホーンとなっています。この部分は
問題となるような錆びはありません。四角い穴が見えますがここに高音用のアルミホーンが
付きます。センターの丸穴にスーパーツィターが付きます。右側は付いています。
上段の背面蓋はありません。
上段部分の拡大写真です。写真では解りにくいですが、美しいカーブです。上段部分は
とても価値があるそうです。
下段の折り返しホーンです。残念ながらウーハーは、なくなっていました。中央の船の舳先
のような中にウーハーは入るようになっています。
折り返しホーン部分の拡大写真です。
ここにD55000が下向きにマウントされます。
ここがウーハーの入る部分で最大奥行き380で、38センチ級のスピーカーがマウントでき
ますが、物によっては入らない可能性があります。四辺が若干えぐられていますが、大きい
フレームのアルテック416-8を入れてあったためです。尚ウーハーユニットは現在ありません。
これがスピーカーマウント板です。ちょうどコーン紙がこちらを向きます。
マウント板を手前に倒した状態です。この面にウーハーを取り付けます。
下に山形に見えるのが裏蓋です。
背面の状態です。右側にウーハーの裏蓋形状が分かるように、置きました。右のウーハー
マウント板もありますので安心してください。
ドライバーユニット群です。
D55000のスクリューマウント側です。錆びの状態が確認出きるように撮影しました。
マウントねじ部分の錆びは少ないです。
中音ドライバーD-55000のバック写真です。2個ともシリアルは920201です。8オームです。
高音ドライバーD-3500のスクリューマウント側です比較的錆びは少ないです。
高音ドライバーD-3500のバック写真です。2個ともシリアル番号は912601です。8オームです。
これが巨大なスーパーツィターアルミ削り出しホーン部分です
D-18000背面とマウントリングです。2個ともシリアルは841201です。8オームです。
高音用角型アルミ鋳物ホーンです。左下にアルミ腐食があります。尚とりあえず上のほうに入れ
ようと思っていたJBLのウーハーが見えています。