JBLコンプレッションドライバーは、メンテナンスしないで使うと、ダイヤフラムに解けたウレタンが付着する恐れがあります。なぜこのようなことを心配するかは下の写真を見ていただければ、お判りいただける。ウレタンスポンジは、崩れ落ちるとべたべたして、ダイヤフラムに付着したら大変なことになる。そうなる前にぜひとも交換いただきたい。ホームセンターで同等のものを見つけて交換したほうが良いでしょう。裏蓋を開けるのは怖いと思いますが、力を入れてねじを外しましょう。ここでビビって力を入れないとねじの頭をつぶしてしまいます。中古品では良くねじの頭が欠けているのを見かけます。ねじを外すコツは安定した台の上で力を入れて押しながら回すことです。しかしそれでも友人の物でねじが緩まずねじり切れてしまったことも例外としてあるのも事実です。
左が376、右が2441ウレタンの密度が違うのが良くわかる。 |
2441の裏蓋、ウレタンに配線があたり溶けているのが良く解る。ウレタンスポンジは高密度 | |
376の裏蓋、こちらも風化しているのがわかる。触ると崩れる。376は裏蓋にパッキンが付いている |
2441は376のプロバージョンというものの音質はかなり違う。実は私は購入に失敗しました。友人より376を借用して、良い音だったので、同等の2441を買った(中古)そうしたら、音があまりにも違うので、改めて音質比較しました。かなり違いがあり、大きなショックを受けました。それで分解して調べることになりました。その結果が下記に示すとおりです。376の方が楽器がリアルに聞こえる。
2441はダイヤフラムトップに3ミリ程度のアルミシールが張ってある。イコライジングかも知れない。エッジはダイヤモンドエッジ。ちなみに友人宅にある2441の未使用ダイアフラムも同じであった。 | |
376の裏蓋にぱっきんがあり、調整したマーキングがある。エッジは同じダイヤモンドエッジ。なぜか重さも400g重い。マグネットが重いのか?本には梱包の箱を含むか含まないかの違いとあったが・・・・? |
いずれにしても家庭で使うなら376が良いようです。PAで使う場合どちらが好結果でるかは、判りません。また2441最終バージョンは376と同じ黒色となっています。そちらは比較していません。情報をお持ちの方はください。