2003年7月に宮城県北部連続地震がありました。2003宮城県北部地震と記録されている

当時、地震取材で各TV局が町に来ていたりして、全国放送された。NHK行く年来る年で町(震源の旭山)から中継された位でしたが、気象庁より正式には地震命名されなかった。死者がいなかったのは幸いだった。田舎なのでどこにでも逃げられた。古い家が多い農村地帯のため、倒壊家屋はとても多かった。連続地震は当時珍しかったが、その後各地で頻発した。直下型のその壊れ方は普通とは違う。高いところから箱を落として潰れたような壊れ方だ。遠目には外形をとどめているが中はつぶれている。戸やふすまはくの字に折れている。自宅周辺も今では建て替えられ復興した。自宅から見える線路では列車が脱線した。上に持ち上がって落とされるといった地震なのでした。その後我が家は一時避難や暫定同居で家族が倍になりしばらく暮らした。ありがたかったことは、このHPを通じて直後からメールで励ましをいただいたり、神戸の方からはお見舞いをいただき、大変感謝いたしました。
地震対策については、下の方にあります。


これが地震前の部屋の様子。同年5月に少し強い地震があり徐々に対策していた矢先の出来事が下の写真です。

このときの私の部屋の状況です。5月に震度5強の地震があり少しずつ地震対策をしていた矢先の災害でした。普通の機器はサムロックという両面テープで貼り付けるベルト保持具で止めるかゲルニックGベースなどの特殊な衝撃吸収する両面テープ状の物を使って作業をしていた。何しろ高価なため少しずつしか出来ない。オーディオ関係は大型で重量のあるものが多いので対策が必要。ただゲル状の両面粘着物はものによって溶けて液状化するものがあるので注意。

下の写真は3回の地震後。片づけるとまたの繰り返しだった。

ドアの隙間から、身をよじって入り込めたのがスピーカーの天板上、わずかな隙間しかなかった。上の写真を見ると位置関係がわかります。
すべてのものが中央に移動。椅子が中央に見えるが、ここにいたら相当の恐怖だっただろう。運よくソファーに軟着陸したスピーカーは見事。安いスチール棚はよじれている。奥の黒いのは壁に固定。棚の上の物も固定してあるので落ちていない対策の効果がわかる。
CDを入れていた棚一枚残らずCDは落下してケースが割れてしまった。のちに業務用プラケースを1箱買って交換するはめになる。
自立架はボルト止めなので移動しないが中の棚に載せていただけの機器は落下した。モニターTVも落下防止対策で異常なし。サムロックは1本取れていた。ラックマウントは、地震対策にも有効
2インチドライバーがプレーヤーに落ちなくて助かった。
レーザープリンターもサムロックで止めていたが耐震加重をオーバーして落下
測定器棚(黒い高さのある棚)は、固定金具で壁に固定で大分救われた。これは5月に震度5弱で落ちたあとに対策した効果。震度5と6では極端に違う。
迫りよる機器群、スピーカーユニットが押し集められた。ここに大きなガラス瓶があり粉々に・・

地震対策例

一番安心なのがやはり地震が来ても落ちない倒れないを完全に行うラックマウントですが、現実的には重いものを固定、ましてや見栄えも大事なオーディオ機器をそうすることにためらいも生じます。しかし地震の時、救われて初めてありがたいことに気が付きます。是非とも転ばぬ先の杖の実践をおすすめします。

地震対策用固定具の数々。用途に合わせて適したものを使用して対策
サンワサプライのCPU固定ブロック。比較的軽い機器の底面に貼り付け固定、写真はプリンターに使用した例
壁に固定したホームセンターで売っている安い棚に測定器を載せているが、ここから地震で飛び出したら大変なことになる。棚板にベルトでガッチリ固定した例。
重たいプレーヤーをサムロックのねじ穴を利用して木ねじで固定、横方向へのずれはバンドで押さえた。若干見てくれ悪いが我慢。ここは地震王国宮城県。