この自作オーディオ活動は、自分で作ったもので音楽を楽しみ、オーディオ本来の音を楽しんでもらうことにあります。
オーディオは信仰するものではありません。自分の耳で確かめ、豊かな感性をやしなうことにあります。
従いまして雑誌記事の、抵抗1本、コンデンサー1本、電線に至るまでの指示指定には異論を持ちます。
雑誌の内容の言うように何を変えても変わるものであるかは自分でやってみるしかありません。それが正しいと思われた場合に信仰へ導かれま
す。どれだけ違うかは、同じ回路で部品を変えて、組み立てたもの同士を比較するのがはっきりわかることなのですが、誰もやりません。
希少な高価な部品に1つ交換しては、安心感からか、良い方向に判断してしまいます。
私は面白いから自作してやってみてくださいと言いたいのです。音の鮮度を追求すると簡単な回路の自作アンプに軍配が上がることも確かです。
ハイエンド向けM社のコントロールアンプであれだけの、経路を通過したら音は新鮮でなくなります。それとは反対に単純な70年代のC社のたった
オペアンプ1個それも、汎用301(741の前のもの)でさえ評価が高く10万以上で取引されています。それだったら自作しても勝負になります。
人間の聴き方はいかに、事前に入った情報に左右されるかということです。
1 田舎のきもの売りと真空管、銘柄
田舎では昔から年頃の娘さんがいる家には訪問販売の着物売りが来ます。
安くすると売れないので、高い値札をつけたほうが売れるというのです。これは真空管のビンテージものや市場に無いものにも言えることです。
要するにいくらの着物だと自慢するのとWE300Bのアンプだと自慢するのは同じことです。
2 VUメーター人気
デジタルの時代になってから、レベルメーターは、不要になりました。それで市場に完成品のVUメーターがなくなり自作しかありません。VUメータ
の製作が結構人気が出ています。メーターそのものは比較的入手が容易ですが、民生用に使うには+4dBで0VU表示ではとても使いにくいです。
そこでVUメーターアンプの出番です。音の悪いCDを目で確認できるので製作者急増中です。
ただVUメーターで検索すると誤った記述の多いのには注意が必要です。VU目盛のラジケータは正しい値を表示しません。規格品のVU計に、
整流ダイオードやオペアンプを使った整流回路は不要です。
下の写真は友人が集まって行った試聴会先入観を持たないと誰もWE300Bが最高とは言いません。
手前が希少なWE300B後ろがEH300B | |
K氏製作のエレハモ(ロシア)の 300Bは引けを取らない実力 白のベースは本家との色違い でわかりやすい。 |
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試聴時のラインナップ シングルアンプ WE300B、EL300B、 テレフンケンEL156、EL34 |
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