私が実際にご訪問した近隣のお宅です。


宮城県大崎市Kさん宅

真空管アンプ中心に100台以上も手掛ける若手のベテランです。和室12畳2間+縁側占有
いままで市販のチャンネルデバイダーを使用していましたが、今回自作して2カ月で激変(自他ともに認める)しました。
今まで、使ってきたシステムを処分することで少ない予算でここまで構築出来ました。
この方も、超有名海外メーカー品は処分しました。

サブウーハーは使っていません。あくまでも純粋なマルチアンプ方式です。低音付けたしは、良い音は望めません。

システムが固まった時点で再取材しました。


JBL各種ユニット、ホーンでベストマッチを探しています。
低音に2215A+海渡品240L箱バスレフ
MIDバスに2220A+JBL4560箱(本物)
中高音に2441+2395初期型(板厚)
高音は075馬蹄
中高音はEVのHP640に2446H
他に予備ホーンに2309、2,310がある

最近完成されてから、県内各所から来訪者が絶えません。
皆さんなぜか聴いているうちに寝入ってしまいます。
それだけ心地よい音を奏でます。長居してなかなか帰りません。
オーナーもお父さんもサックスを演奏するので音楽仲間も多い方です。中には寝袋持参で聴いていかれた方もいるとか?
音楽を演奏する人、生の演奏に浸しんでいる人の耳は本当にごまかせません。ちょっとした違いもすぐにばれてしまいます。その反面いわゆるオーディオマニアは妄想の音を求めます。胴啼きだとか聞いたこともないのに良く言います。
まさにオーディオの真骨頂。
和室12畳2間+縁側占有
ジャズ、クラシック、昭和歌謡を問わず鳴らしきるバランスが素晴らしい。
変更後写真を送っていただきました。
MIDバスがD130になっています。
整然と並んだアンプ群が見事です。
自作プリアンプ 
自作チャンネルデバイダ
自作VUメーター
パワーアンプ
LUXA3000改造6550PPモノーラルアンプ6台
JRC(日本無線)NAL-1502改造
AMCRON PSA-2
4ウェイマルチアンプ構成です。
ラックに整然と収まった機材は圧巻である。
前にある機材は処分待ちなのでご愛敬ということで!
プリアンプもチャンネルデバイダーも2台目を製作されました。
プリアンプにはアルプスのボリューム最高峰RK501が入っています。
このボリュームは一定水準以上のシステムでないと真価は、発揮できません。
長年の自作歴から在庫のケースを利用して今回、当方設計の回路で毎日早起きの朝仕事で、短期間で製作されました。

プリは、産業用部品やMUSES02を入れて実験した。MUSES8020でも遜色ないとのこと。このプリのラインアンプはオペアンプ交換で鬼の首を取った様な事にならないように設計してある。2系統単独RIAAイコライザー、CD2系統、AUX1系統、フォノEQは超高精度0.5%級コンデンサー双信QSコンを採用したためRIAA偏差は測定限界に達した。
チャンネルデバイダーは、4ウェイ-18dB、GICフィルター実装。160Hz、800Hz、7KHzの4ウェイ構成である。サブウーハーは存在しない!


この初号機は、サブシステムとなる。
2号機のプリとチャンデバは同じケースで統一
自作VUメーター
当方の基板を応用いただいた。
手持ちのソフトでは、幸い振り切れるものはないとのこと。
一通り測定機材も所有。
当日、離れたところにあった歪率計を撮らないでしまった。
半田ゴテと半田吸取り器がセットになった半田ステーションと温調半田ゴテが2台もあった。半導体から球まで扱うとコテサキ形状と温度の設定、さらに無鉛半田対応などで用意したとのこと。
いまだに、ニクロムヒーターの半田ゴテを使っているショップをたまに見かけるがせめてセラミックヒーターを使ってもらいたいとのこと。これには私も同感である。半田の温度管理は、半田品質と部品寿命に大きく影響する。
ちょうどギターアンプ族に評判の3ミリくらいの太い半田線を見ていたら、オーナーのお父さん(元オーディオメーカー勤務)が帰宅。
コテサキ削るような半田ゴテで、硫酸でも付けて板金にでも使えと一言。
昔、昭和40年代は、半田ゴテはニクロムヒーターでコテサキは削って使う銅棒でした。大笑いしました。

宮城県遠田郡 Sさん宅

オーディオ歴は一時中断しましたがながく、手持ちの著名海外機器を処分してマルチアンプシステムを再構築されました。約20畳の広い専用室

低音オリンパスタイプ箱にLE15+PR15,
ミッドバスにD130
中音ホーンは2309+2310(2390)、HP640(EV)
ドライバーは2441、2446H
高音は2405、075
それらを切替使用している。
4ウェイマルチアンプ駆動
機器は試聴位置脇に配列
当方のプリアンプ、VUメーターをご使用
今まで海外著名アンプをご使用でしたが大幅にシステム変更されました。
アナログ、CDとも再生しています。DG28 で微調整されて音を整えています。
手持ちアンプを有効活用ということでパワーアンプとしてプリメインアンプを流用。以前は海外著名メーカーのプリとメインアンプを使用していたが、すべて処分。マルチ化すると使えないアンプはすぐに化けの皮が剥がれる。最上段は当方のチャンネルデバイダー
右隅に見えるのが以前ご使用の4333Aモニター

宮城県遠田郡KMさん宅

一時オーディオは、中断されていましたが、本宅とは別棟の離れを作りシステムを再構築、マルチアンプ系を主に楽しんでいます。マルチアンプは大きな部屋でなくても楽しめることを実証しています。4.5畳ながら上手にまとめられています。
今回、このお宅訪問を見てかねてからの4ウェイ化をされました。以前購入のミッドバスを利用したいとのことでした。

JBL4333Aモニターシステムを核に3ウェイマルチアンプ駆動
他に4312Aモニター、LE8T、山水SP505J箱にD123+2405
マルチと使い分けています。
地震対策としてキャスターで自由に動くようにしたりバンドで押さえています。現在は4ウェイ化しています。下に変更後があります。
業務用パワーアンプを主にマルチアンプ駆動用に使用。
古いアンプを自分でメンテナンスして使用しています。
チャンネルデバイダーは当方の4ウェイ対応型を3ウェイでご使用いただいています。狭い部屋でもマルチアンプの効果を実証出来ています。
昭和のオーディオ全盛期からのベテラン。
一時やめていたのにマルチで再度目覚めました。
チャンネルデバイダーは、フィルター交換で簡単に周波数変更できます。
ご自分で難なく交換完了。
800Hz、7.8KHzの3ウェイから300Hz、1200Hz、7.8KHzの4ウェイとなる。
短時間で変更出来て効果がすぐ分かり、マルチは簡単とのこと。
不評のミッドバスも難なく使いこなせます。
300Hzにするとウーハーから余計な音が出ないので勢い良い音が出るものです。音量を上げてもうるさくありません。
変更後、来る友人来る友人、激変に驚いて帰る。こういうのを誰が聴いてもわかるという。電線交換したと言っても、誰も気がつかないがスピーカー変更では確実にわかる。今回の挑戦は、あれだけ不評だったミッドバスも正しくマルチアンプにすることで威力を発揮する証明になる。
4343や4344を3ウェイに変更してマルチで使っている人は聞いたことがあっても4333を4ウェイにした例は少ないと思われる。
現在のシステム全景
4333Aにミッドバスを追加した形のマルチアンプ

仙台市 Hさん宅

4ウェイマルチチャンネルの正統派のお宅です。自作仲間だけでは音に偏り、間違いも起きがち、そこで氏のシステムを聴かせていただき、メーカー品の基準とさせていただいています。メーカー品でも自作でも、遜色なくマルチアンプは出来るということが相互訪問で分かりました。約12畳の洋室

進工舎4350WXは実験機として活用されている。随時ユニットの入れ替えをしているので非常に興味深い。

スピーカーユニットと駆動アンプ接続系
Accuphase P-5000(LF) Oyaide Tunami Nigo 2231A×2
Accuphase P-3000(MF) Wagnus 2202A
ansui AU-07(HF) Wagnus 2440
Sansui α907NRA Wagnus 2405075
進工舎 4350WX
木工が趣味なのでNS1000をレストア。ネットワークも交換して蘇ったとのこと。
いつの間にかマクソニックの大型ホーンに変わった
接続は平衡(バランス)接続です。
4ウェイ分のアンプ群です。トップに乗っているのは。アキュフェーズのDF-45デジタルチャンデバ
写真入れ替えこれまたオールアキュフェーズのアンプに!
パワーアンプ
Accuphase P-3000

Accuphase P-5000
アナログレコードも鳴らされています。
オーナーは、昭和のオーディオ全盛期を経験した方です。
超レアな昭和の時代の販促品
上の写真でどれだけ大きいか分かると思います。
実にきれいに整備されたDP80です。
これがDF-45、タイムアライメントもきっちり設定されていました。
Accuphase DF-45
コントロールアンプの両サイドにCDプレーヤーとターンテーブルを配した合理的配置です。

Accuphase DP-600
Accuphase C-2810

これが産業用のノイズカットトランス。オーディオ用としても効果があります。そもそも電気で動作するものにオーディオ用など存在しない。

オーディオ専用に分電盤から電力供給、2KVAの大容量で全オーディオ機器に安定供給出来る。やっぱり電研精機

県内屈指のオーディオ愛好家、仙台市Mさん宅訪問

マルチアンプ化を通じて知り合いになった方です。仲間うちでは長官と呼ばれる重鎮です。実はとても気さくな方です。世界の名機を多数所有した経歴があります。しかし持ち物自慢する方ではありませんでした。だからご自分で良いと思ったものは、複数台予備でお持ちになります。その予備を欲しがられる(持って行かれる)のと、保管場所が悩みだそうです。

専用のオーディオルーム20畳くらいです。
マルチアンプ駆動の心臓部です。
上段右がマルチセレクタで多数のスピーカーをマルチに切り替えます。ご要望の通り作りました。その左がデジタルアンプ(注音〜高音)です。
その下にチャンデバ4ウェイ(GIC方式-18dBオクターブ)当方製作です。
その下にアキュフェーズのDC300デジタルプリアンプ。
ウーハー駆動用にP300その下にDG28が隠れています。
床に置かれたハーマンカードンサイテーションなどがあります。
従来から所有のものを有効活用しています。
アキュフェーズのDC300に自作チャンデバという構成だが、ここでおかしいと思うか思わないで、その人の価値観がわかる。実際日本中に、高級と言われるプリアンプに当方の自作チャンデバを導入した人は少なくない。
オーナーの考案で製作したマルチスピーカー選択器
要するに手持ちのスピーカー群を切替えて複数のマルチシステムを楽しめるもの。
アルテックホーン
包金に金メッキの075ホーン
奥にひそむハーツフィールド
2331箱に入ったガウスのウーハー×2
手元で再生と補正が可能
ソースはCDトランスポーターとPCオーディオからDG28に入りデジタル信号のまま奥のDC300プリに伝送される方式
多数のソフトの収納から解放されるPCバンクにソフトを保存して大変に楽になったとのこと
スピーカーを切替えるオーナーと若手の仲間(雑誌にあるスピーカー群を目の前に興味津津。スピーカーに近づいても、触っても怒られたりしません。
中央は55インチのTVです。大きさの基準にしてください。周辺のスピーカーが大きすぎて小さく見えます
左端のSP707バックロードホーンスピーカー格子箱、単体だとSP-LE8Tと思ってしまう。
これが強力なガウスのウーハー
隠れて見えないオリンパスS8
ちゃっかり隠れているS3100
見る人が見れば大変なフルート
実際に聴かせてもらった。本物の音色にスピーカーはかなわない。しかしそれを追求するのがオーディオ

宮城県遠田郡 STさん宅

管球アンプの自作(設計製作)をされるSTさん宅を訪問しました。
当日カメラを車に置いたままで豪雨となり、後日お送りいただいたものです。

こちらの町はボリュームで有名な電子部品メーカーの事業所があるせいか、オーディオに凝った方が非常に多い地域です。

メインシステムJBL4343にガウスのユニットを入れ、2441+HL90+075の3ウェイマルチアンプシステム。パワーアンプ類は全て自作
マランツ#7
下段はパイオニアとフォステクスのチャンネルデバイダー
最高級音量調整ボリュームRK501使用
音量調整装置
RK501ボリュームとフラットアンプ
このように多数のクリップで繋がれ電気的特性が確認される。
測定器類は下段にある写真を参照ください。
当方の未完成基板からの製作
ラインアンプと高域用アンプ
RK501を使った音量調整
洗濯板と梯子
低域用アンプ
高域用アンプ2
実験動作試験用冶具
電子が飛んでいます
工作測定系(道楽部屋)
測定器と多数の実験用電源
お遊びアンプ(西方電機管球式可搬型増幅器)
西方電機管球式可搬型増幅器内部

番外編1

近隣のある市の施設に常設しているマルチアンプシステム。これで音楽鑑賞講座を行っている。
オーディオマニア向けではありません。一般向けに行っているもので好評です。一般の人は何の先入観もないため音に関しては、まともな意見が聞けます。
常設でも、冬の間は閉鎖です。雪が降ると高齢者は大変です。

この写真の頃は3ウェイでしたが現在は4ウェイに変更しています・
機材は、K氏を中心に寄せ集めです。

番外編2

宮城県東松島市赤井

実際は営業も行っているお店です。近隣喫茶店紹介にも載せてあります。ここ1年で大幅にリニューアルされました。県内屈指の大型システムだと思います。個人宅ではなく、営業形態をとっていますので、伺いやすいと思います。


スピーカー配置は意匠にもこだわっています。
コンセプトは古い時代の機器を新しく
最近導入された低域用46センチウーハーシステム。
これの導入に伴い4ウェイ化
チャンデバは当方製作のもの
センターが46センチ右が38センチ2発
大型のシステムであることがお分かりいただけると思います。
再生機器のブース
スチューダA730を初めロクサンやマッキントッシュといった銘機に興味のある方にはたまらないラインナップ。レコードに限らずCDもOK
ターンテーブルも2台並んでレコードマニアの心をくすぐります。
お気に入りのマッキントッシュとJBLの個性を失わないようにリニューアルされたようです。
(ここをマウスでダブルクリックして、文章を入力してください。)