46号                                                           2001年7月

 

 

書店員はスリップの夢を見るか?

 先日、ふと思い立って、posの勉強をしてみた。勉強といっても、それ関係の本を数冊読んだだけという付け焼刃だが。

 参考にされているのは、衣料品や食料品のデータが多い。確かに、スーパーやコンビニがposレジの主流だからね。まあそれでも、たいがいのことは書店にもじゅうぶんあてはまる。在庫を減らすとか、補充の回転を効率的にとか、売れ筋の把握、などなど。

 ただ、ちょっとここだけは違うかな、と思ったのは、死に筋商品についてだ。要するに、動かない商品はさっさと返品せよ、ということだ。しかし、実際に書店の店頭には(書店の規模やジャンルにもよるが)、1年で1回売れるか売れないか、みたいな本は意外とある。これを死に筋として根こそぎ抜いてしまったら、書店の棚はスカスカになってしまう。何より、ただただ効率オンリーで並べていったら、遊びのない、なんとも面白味のない棚になってしまう。だから、あえてそんなに売れないことを承知で入れておく本というのはあるのだ。

 もちろんそんな本ばかり入れておいては、ただの自己満足になってしまうので、極力少なめに、こそっとスパイス程度にね(笑)。そのへんの分量&セレクトの見極めに、書店員の力量が問われる。そっともぐり込ませておいた隠し球本が売れたりすると、「やった!」と思わず握りこぶしでガッツポーズなのである。

 

今月の乱読めった斬り!

『フロン』☆☆☆1/2 岡田斗司夫(海拓舎、01.6月刊)

 「タイトルの「フロン」とは、婦論であり、夫論であり、父論です」とまえがきにある。読者対象は女性らしいが、男性にもぜひ一読をオススメしたい。

 ここには、現代の悩める女性達(未婚も、妻も、母も含む)の心が的確に、明確に書いてある。日頃、心の中でもやもやっと感じている何か、違和感みたいなものを、ばきっと明確な言葉として表現してくれている。しかも男性側からこれを書いてくれたということがさらにすごい。

 パート1からパート5までは、家庭論、結婚論、恋愛論、さらには子育て論までが、順を追って述べられている。読んでいくにつれて、ボロボロと目からウロコが落ちていった。要するに私達は、昔作られた既存の価値観にガチガチに縛られていた、というのだ。「家庭は安らぎの場」だとか、「結婚こそが女の幸福である」とか、恋愛に関しては「オンリーユー・フォーエバー症候群」だとかに。そして、それはもはや現代の感覚とは著しくズレているのに、なんとか無理やり自分の心をその古い器に押し込んで、良き女・良き妻・良き母であろうとするから苦しいのだ、と。

 このあたりの論理は、実に納得がいく。私は女だから、女の立場のことしかわからないが、少なくともここに書かれているのは現代女性のホンネの一端をズバリと言い表していると思う。男性の皆様、女性にとって家庭は「安らぎの場」ではなく「もうひとつの職場」だと知っていましたか?(いやもちろん100%そうだとは言わないが)「結婚は女性にとってデメリットばかりだ」と私達が密かに考えてることに気がついていましたか?(これも100%じゃないけどね)そういったことがちゃんとわかってる男性は、本書を読む必要はないかもしれない。でも、まだまだまだまだ、古い概念の上にのうのうとしてる男性は多いと思う。そういった方々にこそ、ぜひこれを読んでいただきたい。そして、悩める女性の皆様にも。

 著者は、ここまでのパートで現代の女性・男性心理を分析し、以後のパート6と7で、じゃあどうしたらいいのか、という実践論を展開している。が、これはいささか極論であると思わざるをえない。夫は使えなーい、じゃあ家庭からポイしちゃおう(著者の言葉でいうとリストラしちゃおう)、そんで目的別にパートナーを選ぼう、ってそんなに単純でいいのか?(笑)それは単に面倒からの逃げではないのか?まあ、これは彼なりの結論なので、あまり本気にせず、実例のひとつとして面白おかしくちょっとカナシク読んでおけばそれでいいのではないかと思う。これに賛同する人はさすがにあまりいないと思うのだが。そんな極論に走らんでも、単に本書前半で述べられている女性の気持ちを少し理解してもらうだけで、かなり女性側の心理的負担は軽くなると思う。

 とにかく、強調しておくが、本書の読みどころは、著者が結論付けた、いかにも冷え冷えとした「夫リストラ論」ではない。それはむしろどうでもよくて、何より読んで欲しいのは、前半に書かれている、既存の思想・幻想に苦しんでいる現代の女性心理分析だ。そう、本書は、自分の今の姿をさらし出す鏡といえるかもしれない。ここに書いたのはあくまで私の感想であって、人によってそれぞれ受け取り方は大きく異なるだろう。男女どちらにとってもかなりシビアな本だが、これを踏まえたうえで互いの幸福を探すことは、じゅうぶん可能であるはずだ。

『ホテルカクタス』☆☆☆1/2 江國香織(ビリケン出版、01年4月刊)

 童話のような、ファンタジーのような、なんともいえない不思議な味わいの物語。

 ホテル・カクタスという名の石造りのアパートに住んでいた、3人の交流を描いた物語である。が、実はこの3人がちと奇妙なのだ。引用すると、「3階の一角に帽子が、二階の一角にきゅうりが、一階の一角に数字の2が住んでいました。」というのである。何かの比喩だろうか?と思うでしょ。でも、ホントに帽子ときゅうりと数字の2なんですよ。きゅうりは体がまっすぐだから椅子に座れないとか、ね(笑)。

 その3人が、ふとしたきっかけで仲良くなり、きゅうりの部屋に集まっては飲み物を飲んでおしゃべりするようになる。楽しくも淡々とした、彼らの日常がつづられていくのだ。3人は皆、ユーモラスなほどに個性的でマイペース。ほかのふたりと全然違う。でも、その違いを認め合い、尊重しあっている。そのお互いの距離の取り方がなんともいい感じなのだ。ときには一緒にいることに疲れたりもするが、でもいないととても淋しく感じてしまう、友達。

 ああ、今わかった。これ、江國版『くまのプーさん』なんだ!彼らの、自分の思うまま飄々と生きているところや、それでも友人として仲良くやっていってるところなんかがよく似てる。どこか哲学的なところも。

 そこここに入ってる挿絵も素敵。懐かしさと、そこはかとない哀しさを感じさせる1冊。本棚の隅にそっと入れておいて、ふとした時に読み返してみたくなるような本。

『きみにしか聞こえない』☆☆☆1/2 乙一(角川スニーカー文庫、01.6月刊)

 ひとは誰でも、心の奥底に、大切なものを隠し持っている。それは、さながら桃の実のようにみずみずしく柔らかく、心無い他人に雑に扱われるとすぐに傷ついてしまう、そんな“ピュアな気持ち”なのかもしれない。それを、「あなたの隠してるのはこれでしょ?」とそっとやさしく手のひらに包んで見せてくれる。乙一はそんな作家だ。

 ここには3つの中篇が収められている。相変わらず、彼らしいなんとも変わった設定のヘンな話だ(ホメ言葉です)。「Calling You」は、『失踪HOLIDAY』の「しあわせは子猫のかたち」がお好きな方ならジャストミートの一篇。ワタクシ的にはこれがイチオシ。いいです。誰もが少なからず、こういった周囲との疎外感を密かに抱えている、あるいは抱えていたはず。相手の言葉を真摯に受け取るゆえに傷つき、いつしか心を閉ざすようになってしまった主人公の、心の柔らかさとどうしようもない孤独感が胸にしみる。優しさと温かさに包まれた解決に、くっと切なさがこみあげてくる。

 「傷―KIZ/KIDS」も、少年たちの無垢な魂が深い感動を呼ぶ。「華歌」は…ある意味、もっとも乙一らしい話といえるだろう。ものすごく奇妙な味わいの一篇。こういうのをさらりと書いちゃうから、乙一はあなどれない。びっくり箱だね。

『学校に行かなければ死なずにすんだ子ども』☆☆☆1/2 石坂啓(幻冬舎、01.5月刊)

 なんとも強烈なタイトルではないか。来年の春に、娘を小学校へ送り出す身としては、思わず不安にかられて本を手に取ってしまうにじゅうぶんな惹句だ。ここんとこのニュースだの新聞だのを見ていると、残念ながら学校に強い不安を持たざるをえない。もはや、学校がいったいどうなってしまっているのか、外の人間には想像すらつかない。そこへ、かの石坂啓が、学校にまつわるエッセイを書いたとなれば、これはもう読まなければ、である。私は『赤ちゃんが来た』を読んで以来、彼女の文章を非常に信頼しているのだ。えらぶらず、等身大の言葉で語っているし、何よりものの価値観がごくごくまっとうに思えるからだ。正しいものにはイエスと言い、世間にまかり通っていようが納得できないものにはきっぱりノーという、その態度の潔さがいい。本書もまさにその通りであった。

 3章からなるこの本は、1章が学校の近くにいる子どもや大人へのメッセ―ジめいたもの、あとの2章が実際に自分の子供のことについての軽いエッセイ仕立てになっている。

 1章はかなりマジな内容。これは、大いなる共感とともに、私の学校への不安をかなり軽くしてくれるものであった。たとえば、「学校は、軍隊ではない」という章。私も小・中学生の頃、やたら行進隊列にうるさい先生達を疑問に思っていたのだ。やっぱりあれは軍隊のまねっこだったのか。子供心にもなんだかイヤだったよ。他にも、「学校は子供に画一化を押しつけるくせに、同じ口で個性化を薦めるのはおかしい」とか。確かにそれじゃ子供はどうしていいかわかんないよなあ。などなど、どれも非常に納得・共感できる内容であった。特に一番の趣旨である「学校は、降りてもいい」というその主張は、今の学校に不安を抱いていた身を大いに勇気づけ、ほっと安心させてくれるものであった。

 2章と3章は、彼女お得意の軽くて楽しい育児エッセイ。『赤ちゃんが来た』から読んでるせいか、もうすっかりリクオくんのことを知り合いの子供みたいに感じてしまっている(笑)。ああ、大きくなったねえ、みたいな。リクオくんは相変わらず元気で天真爛漫で、かわいい。

 学校や子供に不安や疑問を持ってる方にはぜひオススメ。あなたの迷いを取り除く、心強い1冊。何が一番大事か、ってことがよくわかります。当たり前のことなんだけど、実際には意外と見失いがちだよね。

『椰子・椰子』☆☆☆1/2 川上弘美(新潮文庫、01.5月刊)

 ひとことで言うと、「なんだかオトボケなヘンな話〜」(笑)。とある女性の日記といった形式で、彼女の春夏秋冬がつづられている。が、これがぜーんぶヘンテコでむちゃくちゃなのだ。淡々とした筆致のくせに、とんでもないことばかり書いてある。もぐらと写真を撮ったり、友人の会社のコピー機に4歳くらいの女の子が住み着いたり、殿様が町内副会長をつとめていたり、もうとにかく全編こんな調子なのだ。

 現実からぽーんと飛んでむちゃくちゃなこと書いてるんだけど、その飛び方が実にいいカンジ。わざとらしさがなくて、肩の力が抜けている。飛ぶ方向、飛距離、着地点、どれもがなんだか心地よい。ふふっと笑いたくなる。そう、夜中や明け方にみる、なんともいえない奇妙な夢みたい。目覚めて、雰囲気やそのときの感情(すごく悲しいとか、なんだか切ないとか)ははっきり覚えてるのに、いざ言葉にしようとするとどうにもうまく説明できなくて、ただのヘンテコな話になっちゃう。あの感覚にいちばん近いかもしれない。

 ちなみに、私のいちばん好きな話は「ぺたぺたさん」。こういう恋愛小説もあるんだなあ!

 

 

このコミックがいい!

 『千の王国 百の城』(清原なつの、ハヤカワ文庫JA)

 作者の名前も絵柄もよく存じてはいたが、きちんと作品を読むのはこれが初めてかもしれない。一読して仰天。こ〜んなにカワイイ絵でありながら、その内容は、まごうことなきSFだ!しかも、『20世紀SF 40年代』(河出文庫)あたりをほうふつとさせる、どこか懐かしい味わいのSF。描かれたのがそもそも81年だからな。もう20年も前なのか。

 アンドロイドに宇宙飛行士、火星移住に知能を持つゴリラやサル。こ、こんなに本格SFネタなマンガが、その当時「ぶ〜け」や「りぼんオリジナル」のようなごくフツーの少女マンガ誌に載ってたというのがまず驚きだ。「真珠とり」の3篇なんか、もう素晴らしいの一言。ブラッドベリやカジシンのような、切なさ炸裂の話なのだ。何度読んでも飽きることがない。

 「金色のシルバーバック」、「銀色のクリメーヌ」も傑作。人間とサルという、異種間の恋愛を描いた、大いなる問題作だ。前者はハッピーエンド、後者はその苦い結末ゆえにさらに読者に深い感慨を残す。大島弓子以外にも、こういう表現法を使った漫画家がいたんだなあ。

 いやいや、本当にいままで彼女の作品を読んでいなかったのが残念でたまらない。解説で大森望氏が書いてる、『花岡ちゃんの夏休み』がよみたいよう。『千の〜』の翌月に出た『アレックス・タイムトラベル』(ハヤカワ文庫JA)もぜひご一読を。こちらはタイトルどおり、タイムトラベルSF。

千の王国 百の城

 

特集 マイベストSF in2001

 実を言うと、恥ずかしながらマイベストなどという偉そうなものを語れるほどSFを読んでいない。古典だって新作だって、本当に読んでないものがあきれるほど、悲しいほどある。積読状態の待機本も山ほどあるし。が、まあSF大会直前でもあるし(笑)、とりあえず、今2001年の時点でのベストを暫定的に出してみようかと思う。たぶん、これからどんどん他のSFを読んでいけば、その都度中身が更新されていくであろう。そうしたら、また何年後かにでもアップしてみよう。

★第10位 『ラモックス』(ロバート・A・ハインライン、創元SF文庫)

 ジュブナイルSFっぽいので、読みやすくとても楽しい話。異星人であるラモックスがとにかくキュート!あまのよしたかのイラストは最高だ!ぜひ中学生、高校生あたりに読ませてあげたい1冊。ハインラインはどれもするするっと読めるので、好み。『夏への扉』も、「月を売った男」も「鎮魂歌」も好き。

★第9位 『エンジン・サマー』(ジョン・クロウリー、福武書店、品切れ)

 寓話的な、とても深みのある物語。深すぎて、いまだに全てを理解しきれていない。物語を読む、という幸福に浸れる1冊。たとえようもなく美しく、切ない物語。

★第8位 『エンダーのゲーム』(オースン・スコット・カード、ハヤカワ文庫SF)

 この作品というよりは、カードの書く文章やその世界、その思想すべてに惹かれているといったほうがいいのかもしれない。このひとは、何を書いてもいつも同じことを書いているような気がする。それは、敬虔で清らかな、人道的な思想といったらいいのだろうか。SFでありながら、常に人間の心の中だけを書いている。いつか全作品を読破したいと思っている作家。いつか、ね(笑)。

★第7位 『戦闘妖精・雪風』(神林良平、ハヤカワ文庫JA)

 う〜ん、まいった。こんなすごい作家を今まで知らなかったとは。なんとなく、もっと読みにくくとっつきにくい、ガチガチのハードSF作家かと思ってたので。確かにハードSFではあるが。いやあ、出会えてよかった。とにかく、全てがカッコイイ!!痺れました。天性の文才がある方。皆が絶賛するのがよくわかりました。

★第6位 『ゲイルズバーグの春を愛す』(ジャック・フィニィ、ハヤカワ文庫FT)

 ノスタルジックさがたまらない作品集。愛しく切なく、胸を打つセンチメンタルSF。大好き。フィニィも、いつか全作品を読破したいと思っている作家です。ああ、積読があ〜(泣)。

★第5位 『ジョナサンと宇宙クジラ』(ロバート・F・ヤング、ハヤカワ文庫SF)

 なんとも切なくロマンティックな作品集。ここに、「たんぽぽ娘」が入ってれば完璧なのだがのお。少女趣味と笑わば笑え。セピア色の写真のようなイメージのSF。

★第4位 『クロノス・ジョウンターの伝説』(梶尾真治、ソノラマ文庫NEXT)

 『おもいでエマノン』とどちらを選ぼうかさんざん迷いましたが(まだ迷ってますが)、今日現在のキモチではこちらかな。直球ストレートのラブストーリ&ータイムトラベルSF。カジシンのピュアなところが、よく出てます。本当に、真珠のような、水晶のような心を持った作家です。

★第3位 『雨の檻』(菅浩江、ハヤカワ文庫JA)

 10代の頃に読んでいたら、おそらくもっとメロメロにハマっていたことでしょう。柔らかでみずみずしい感性に打たれました。心のアキレス腱にささるような1冊。

★第2位 『光の帝国』(恩田陸、集英社文庫)

 はい、そうです、えこひいきです、すみません(笑)。ある意味、こんなに贅沢なSFを私は今までに知りません。オイシイネタを惜しげもなく使いまくり、泣かせ、感動させる物語。どの短篇も、本当に抱きしめたいほどいとおしいです。一族の悲しみが全編に流れる、壮大な物語。

★第1位 『火星年代記』(レイ・ブラッドベリ、ハヤカワ文庫NV)

 え〜、1位に選んでおいて何ですが、実を言いますと内容を詳細には覚えていないのです(汗)。でも、1位はゼッタイにブラッドベリと決めていました。彼を初めて知ったのは、おそらく『たんぽぽのお酒』だったと記憶しています。短大生の時、図書館で借りて読みました。そのときはさほど感銘を受けなかったように思うのですが、どうも何かがひっかかっていたらしく、その後『恐竜物語』、『十月の旅人』などを読み、『火星年代記』、『歌おう、感電するほどの喜びを!』あたりで完全にハマった模様。先日、『20世紀SF1 1940年代』収録の「万華鏡」を読んで、「ああ私のルーツはこれだ!」と思い当たりました。詩情あふれる、その美しさにたまらなく惹かれます。いつか、いつの日にか全作読破するのだ>こればっか(笑)。

 ほかに惜しくも選に漏れたものとしては、『ハイペリオン』ダン・シモンズ、『キリンヤガ』マイク・レズニック、『ミステリーゾーン 1〜4』ロッド・サーリングほか、『中継ステーション』シマック、『果しなき旅路』などゼナ・ヘンダースン、『鳥の歌いまは絶え』などケイト・ウェルヘルム、フレドリック・ブラウンの著作いろいろ、あたりかなあ、ざっと思いつくのは。あれれ、意外と海外SFが多いなあ。自分でも驚き。国内だと、作品で好きなのはあれど、作家でハマってる方は意外と少ないのかもしれないなあ。今だと上遠野浩平とか岩本隆雄くらいだろうか?誰か大事な人を忘れてるような気も。昔は、高千穂遥のクラッシャー・ジョウシリーズとか好きだったけどね。しかし上記のラインナップ、見事におセンチ系だわ(笑)。

 

あとがき

 ああ、またしても月遅れのアップです〜。

 先日、一泊で海に行ってきました。が、読むものをなにも持っていかなかったのは失敗。活字中毒の禁断症状が(笑)。仕方がないので、持っていった「るるぶ千葉」を熟読してしまいました。しかも5年前の(笑)。こういう人間には、たかが一泊とはいえ、旅に本は必要不可欠ですね。(安田ママ)


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