4月30日(水) 歯医者に行ったら、虫歯じゃなくて噛み合せのせいだと言われました…せ、先生!なんでもいいから痛いの治してよー!(泣)とりあえず1週間はこのままらしい。とほほ〜。まあ確かに、左でばかり噛んでいたという心当たりはある。たまに右の顎が「ぐぎっ」と鳴ることもある。うーん、顎関節症なのか?

 というわけでまだ痛いので、鬱です…。ああ、4月も終ってしまうというのに、何もやってない…。今月は庭仕事だけしかやってないよ…。今は、軒下の雨の当たらない半日陰に植える中木を物色中。乾燥に耐えられる木って、あんまりないんだよなあ。どなたか、オススメがありましたら教えてください。

 髪をまた少し切りました。美容院のお供は『赤ちゃんがいっぱい』(青井夏海、創元推理文庫)。今回は長篇なのね。なかなかスリリングで面白いです。あと1/3くらい。


4月29日(火) 明治生命のCM「たったひとつのたからもの」篇を見て、夕食中にぼろぼろ泣いてしまいました。

 今日は小学校も休みだし、いつもより30分寝坊ができるぞと思っていたのに、朝5時に目が覚める。ん?歯が痛い…?これはもしや、虫歯…!?結局そのまま眠れず出社。薬も全然効かず。といっても、ずうっと痛いわけじゃなくて、まるで陣痛のように死ぬほど痛くなったり、ウソのように痛みが消えたりの繰り返し。あー、今夜ちゃんと眠れるんだろうか。とりあえず明日、歯医者に行きます。

 というわけで思考力ゼロ。あ、読み始めた乙一の短篇集のゲラはすごく面白いです。「血液を探せ!」は大爆笑モノでした。筒井康隆みたいなブラックユーモア。「ZOO」はどこぞで読んだことあるな。どこでだったか。狂いっぷり、壊れっぷりが『GOTH』っぽくて、すごく好み。


4月28日(月) 今日発売のジャンプはお読みになりましたでしょうか。もう書いてもいい?そう、『ヒカルの碁』最終回についてですよ!!

 スズキトモユさんのとこで、あらかじめ「何かある」という覚悟はしてたんです。「佐為の正体がついに!」とか、「高永夏は佐為が憑依していた」とか、まあいろいろ憶測はしてたんです。が、わりと普通に話が流れて、ふふんと思っていたらラスト2ページで…

 はぁ?

 ちょっと待ってよ。「終」ってどういうこと??いや、私の勘違いで、ただ「北斗杯編」が終っただけか?にしては「長い間ご愛読ありがとうございました」って書いてあるし!最後のページの目次&著者のひとこと欄にも、「ありがとうございました」くらいしか書かれてないし。「今夏に読み切りが本誌掲載決定」って、本編はマジでここで終わりなの?ウソでしょ?誰かウソだと言ってよ。まだ悪い夢としか思えません。愛するヒカ碁が、こんな終り方をするなんて!

 いったいどういうことなんでしょう。これはどう読んでも事実上の打ち切りとしか思えない。だって、まだ何もかも話が途中だったんですよ。佐為の正体にアキラや塔矢行洋が気がつくか、とか数え上げればキリがないくらい、ネタ振ったまんまなんですよ、それもつい先週まで。これからどうなるんだろう、ってホントにわくわくしてたんですよ。なのに、なにも解決というか決着しないまま「終わり」ってどういうこと??全然納得いきません。

 アンケートハガキ書きますよ。他にもいろいろと黒いこと考えましたが(笑)、心の中だけにとどめておくことにします。とにかく、このあまりに不条理な事態についての、納得のいく理由・事情が知りたい。ただそれだけです。このままじゃ気持ちがおさまりません。そして願わくば、ああ願わくば、第3部が始まることを神様に祈りたいです(号泣)。

 ああもう本当に心の底からがっくりです。大切な宝物を、誰かに理不尽に突然奪われたような気持ち。返してよ!!やっぱりどう考えても、著者おふたりとも、こんなとってつけたようなラストで締め括るつもりじゃなかったと思うんだけどなあ。先週からの流れから考えても、あまりに、あまりに唐突すぎるってばよ。おかしいよ、こんなの。

 

 とりあえず気を落ち着けて、別の話。書店店頭は相変わらずキムタク本のお問い合わせの嵐。店で仕事してると、5分おきに聞かれるといってもいいくらい>それは大げさか。

 ああそうだ、東京創元社の『武部本一郎画集』ですが、なんと当店で予約が1件あがりました!わーい!お客様、ありがとうございます!!

 『あのころの未来 星新一の預言』(最相葉月、新潮社)入荷。ダイジマンはもう買ったかな?


4月26日(土) めちゃくちゃショックなことが。ちょっと当分立ち直れないかも(涙)。

 ちょっと遅い情報ですが、木曜の朝日新聞夕刊より、三島由紀夫賞・山本周五郎賞の候補作。超豪華メンバーっすよ!

 〈三島由紀夫賞候補〉

嶽本野ばら 『エミリー』 集英社
有吉玉青 『キャベツの新生活』 講談社
黒田晶 『世界がはじまる朝』 河出書房新社
舞城王太郎 『阿修羅ガール』 新潮社
佐藤智加 『壊れるほど近くにある心臓』 河出書房新社
野中柊 「ジャンピング・ベイビー」 「新潮」4月号

 〈山本周五郎賞候補〉

古処誠二 『ルール』 集英社
荻原浩 『コールドゲーム』 講談社
京極夏彦 『覗き小平次』 中央公論新社
佐藤多佳子 『黄色い目の魚』 新潮社
横山秀夫 『第三の時効』 集英社
宇江佐真理 『あやめ横丁の人々』 講談社

 どれが受賞しても、「ちょっと読んでみたいな」と思わせるような本ばっかりですわ、私としては。選考会は5月15日。

 メフィスト賞受賞作の『空を見上げる古い歌を口ずさむ』(小路幸也、講談社)入荷。ハードカバー。「いしいしんじか??」と見間違うような装丁(笑)。すごくキュート。ミステリコーナーに積むとすごい違和感(笑)。かの『ダブ(エ)ストン街道』>きゃーネットダイレクトでは『ダブストン街道』になってるよ!浅暮三文、講談社)と張るくらい、メフィスト賞っぽくないですね。ファンタジーなのかな?にじむさんの感想を待つかな。それにしてもいいタイトルだなあ。

 これも古いネタだが、こないだの日曜の朝日新聞で、愛しの穂村弘さんがオススメ本を紹介していた。『アリス』(中井拓志、角川ホラー文庫)と『きみの血を』(シオドア・スタージョン、ハヤカワ文庫NV)、あと1冊。おおー、なんてグッドチョイス。推薦文も面白くて、ああ私このひとの文章ホントに好き!と改めて思いました。しかし両方持ってるのに積読のままの私…。うがー。

 SFマガジン6月号の「スプロール・フィクション特集」は面白そうですね。そんな言葉があったとは、と思ってたら小川隆さんの造語だったんですってね。とりあえず小川さんの解説をざっと読みましたが、すごく惹かれるものがありました。ガチガチのSFというのじゃなく、ジャンルからゆるやかに逸脱した(というか呪縛を離れて自由になった)、もっとファジーな、自分の書きたいものを書いてる作家の小説で、どこかSFテイストがあるもの(という解釈でいいんでしょうか?)。私が好きなのは、まさにそういう小説なのかもしれないな。恩田陸なんて、どんぴしゃじゃないですか?


4月25日(金) うおお、スズキトモユさんのヒカ碁情報がめちゃめちゃ気になる!心配でいてもたってもいられないよう。でも怖くてリンク先を見ることもできず、だけど見たくてたまらない。この誘惑に耐えられるだろうか?

 ちらっと新聞の写真で見ただけなんですが、ドラマ「ホットマン」の子役の女の子、もんのすごく可愛いですね。あんな粗雑な写真でこんなに可愛いんだから、実物はどんなにかと思ってて、昨日すっかり見るのを忘れてしまった。残念。

 いろいろ欲しい新刊が出てて迷うが、とりあえず『赤ちゃんがいっぱい』(青井夏海、創元推理文庫)とSFマガジン6月号を購入。『凶獣リヴァイアサン(上)』も面白そうですね。表紙が「しゃげーっ!!」って感じ?(笑)しかも話がバカSFくさい>ホメ言葉ですよ。火を噴く凶暴な怪獣が出てきて、それを孤島に住むスーパー白人がひとりで倒すんでしょ?かなり面白そうじゃないですか。ところで創元文庫新刊に、日本SF大会へのお誘いが挟まっていたのにはひっくり返ったぞ。

 本の雑誌6月号(5月10日前後発売?)のSF者すごろくはめっちゃ面白いらしいですよ。発売が間に合えば、SFセミナーでネタにできたんだけどなあ(笑)。

 『リ・セット』(魚住直子、講談社)読了。あたしは小学校の頃、こんな感じだった。仲のよい友だちグループの中で、時々違和感を感じたり、理不尽な気持ちを抱いたり。しかしこういうのを書く作家って、どうしてこんな気持ちを覚えていられるんだろう。あの頃の、混沌とした、説明も整理もできない微妙な気持ちを。

 『蛇行する川のほとり』2巻(恩田陸、中央公論新社)を読み始めました。もちろん、1巻を引っ張り出して復習をすませてからね。出勤前に読んでて遅刻しそうになっちゃったよ。いやあ、このシリーズ大好きだわ〜。閉ざされた状況の少年少女を書かせたら、彼女はピカイチだね。このひと昔前の少女マンガのようなノリがたまらんですわ。


4月24日(木) 今日は、全国の書店でキムタク台風が吹き荒れたのではないでしょうか。おかげさまで、当店も完売しました>『開放区』(木村拓哉、集英社)。いやあ、気持ちいい売れっぷりだったわ。

 小説現代で連載中の「せちやん」(川端裕人)ってSF界ではもう周知の事実なんでしょうか。副題に「星を聴く人」となっていて、プラネタリウムとか星のからんだ青春小説みたいです。すごくよさそう。今出てる5月号で、連載第2回だったかな。

 SFセミナーから予約受付証ハガキが届きました。「SFセミナー版 これがSFだ!2003」の応募用紙にもなってます。うーん、考えておかなきゃ。

 『リ・セット』(魚住直子、講談社)ちびちび読んでます。


4月23日(水) 街角の、ツツジや花水木が咲き始めましたね。春爛漫といったところ。今日はちょっと寒かったけど。

 小雨にもめげずに庭いじり。日陰側はだいぶいい感じになってきたかな。あとは植えた苗が育つのを楽しみに待ちましょうか。ギボウシの新芽は、ほれぼれするほど鮮やかな緑で、いくら見てても飽きない。夜はネットで園芸サイトをふらふら。

 そんなことばかりやってるので、全然本が読めない。ダメすぎ。読書欲がないわけではないのだが。


4月22日(火) もう二度と会えないと思っていた方と、10数年ぶりに偶然の再会を果たしてしまった。や、よく考えれば偶然でもなんでもないんだけど。あれから、ふたりそれぞれに流れた時間にふと思いを馳せたり。

 本日入荷した、『岩合光昭の大自然100』(小学館)という写真集が素晴らしかった。どうしたら、あんなに表情豊かな動物の写真が撮れるんだろう!写真って、実際自分で撮ってみるとものすごく難しいよ。「今、あたしが見てるこのまんまに撮りたいのに!」と思ってるのに、ファインダー通すと全然違うふうになっちゃって。とにかくこの本は傑作。

 『少女時代によろしく』(田村セツコ、河出書房新社)は、私世代の女性には懐かしくて涙ちょちょぎれもの。文房具とか持ってたよ。イラストも、雑誌やらでしょっちゅう目にしてました。

 『セカンド・ショット』(川島誠、角川文庫)読了。すごくナイーブな短篇集。胸がちくちくする。どうしてこんなに感情まるごと、ナマのまま書けるんだろう?このひとも、もっともっと注目されていい作家だよなあ。

 うっかり『動物化する世界の中で』(東浩紀、笠井潔、集英社新書)を買ってしまった。読むのか?(笑)面白そうなんだけどね。

 ああ、「第5回 国際バラとガーデニングショウ」に行きたいなあ。でも所沢は遠いのだよ。

 新刊速報、更新。


4月21日(月) 昨日今日と、ちょっと寒さが逆戻り。ちょっと厚着する。春は半袖着たり、長袖に戻したりと忙しい。

 東京創元社『新装版 武部本一郎画集』ですが、書店でも5月12日まで予約を受け付けるそうです。23000円だから、キャンセルは不可。「初版のみの限定生産商品で、今後増刷することはないと思います」とのこと。そう言われると、なんか焦る(笑)。当店でお申し込みいただけたらすごーくうれしいなあ〜(笑)。そしたら私も実物が見られるんだよな。お渡しは7月下旬になるそうです。

 ああ、もう『重力ピエロ』(伊坂幸太郎、新潮社)が入荷してしまった。この帯は編集者の気合がバリバリに入ってますね。熱さがひしひしと伝わってきます。ぜひ書店でご覧下さい。『星野道夫著作集1』(新潮社)も入荷。ふうん、46判で箱入りか。写真は一切なく、文字オンリーで勝負。とてもセンスよく仕上がってます。文芸書、って感じ。

 『永遠の出口』(森絵都、集英社)は2刷が入荷。『九十九十九』(舞城王太郎、講談社ノベルス)は4月24日に2刷出来!

 今日もジャンプのヒカ碁はイイ!塔矢行洋のセリフに、じいぃぃんときてしまったよ。


4月20日(日) 「デ☆ジ☆キャラットにょ」初めてまともに見ました。ぷちこ、かわいい〜。娘にしたい〜(笑)。

 映画「名探偵コナン 迷宮の十字路」観てきました。いつものコナンでした。バイクのシーンはCGだったのかな?自分も乗ってるみたいな臨場感がありました。コナンって、伏線がきちんと張ってあって、ちゃんとミステリしてるんだよね。蘭ちゃんとのシーンもあって、満足満足。ちょっとほろりとさせられました。

 なんかエンジンがかからない。ぼーっと園芸の本ばかり眺めている。テスト前の現実逃避のようだ。


4月19日(土) 昨日の疲れがまだ残ってて、めちゃめちゃ眠い。何もできん。

 昨日の花は、ムラサキダイコンだそう。ありがとうございます。

 名探偵コナンの映画、始まったんだよね。見に行かなきゃ。


4月18日(金) JR四ッ谷駅で、ホームの脇に薄紫の花が一面に咲いているのをみかけた。黄色い菜の花との取り合わせが絶妙で、通勤途中だというのに見とれてしまったよ。何の花なんだろう?

 というわけで今日は新宿まで新しいシステムの研修に。つ、疲れた〜〜〜。1日中パソコンに向かっているのが、こんなに疲れるとは。普段使ってない頭を酷使したせいか?

 『セカンド・ショット』(川島誠、角川文庫)もう少しで読了。青春小説にありがちな、甘ったるいところがないのね、このひとは。読者を、容赦なくどんと突き放すような。美化もせず、卑下もせず。ただ「ありのままの感情」を書いている、といったらいいのかな。それは、実はとても難しいことなんじゃないかなと思う。そしてやっぱり「電話がなっている」はとても怖いのであった(泣)。


4月17日(木) 今夜はきれいな月です。あなたのところからも見えますか?

 今朝、7時20分(正確には25分)からNHK教育テレビで放映された5分間番組「てれび絵本」を娘と見ました。あの傑作絵本、『さるのせんせいとへびのかんごふさん』(穂高順也&荒井良二、ビリケン出版)が放映されたのだ。今日は前編。明日は後編が放映されるので、お時間のある方はぜひ見てみてください。ホントに面白いから!ちなみに20分からは、『あるはれたひに』が放映されてました。要するに2本立てなのね、この番組。

 船橋駅前に、FACEというビルがオープン。仕事帰りに覗きに行くと、物見高い船橋市民でごったがえしていた(もちろん私もそのひとり^^)。入口にあるケータイショップになにげなく入ってみたら、おお!先日夢破れたトロケータイがあるではないか!機種変更もやってるじゃん!神様仏様、ありがとう〜。速攻申し込む。帰宅してからさっそくいじりまくる。うっく、か、かわいい〜。

 柳下毅一郎さん星間宇宙船の書き込みによると(ありがとうございます!)、某出版社で計画中のSF叢書の1冊として、フリッツ・ライバーの短篇集が出る予定があるらしいです。あくまで予定だそうですが。


4月16日(水) 日向はちりちりと太陽が痛いほどのいいお天気。こんな日にパソコンなんてやってらないよ。庭に出て、花を愛でる。ああ、なんていい気持ち!日がな1日、ただ何もせずここに座っていられたらと思うほど。花がら摘みをしたり、肥料をやったり、バラに木酢液をかけたりと、ちょこまか手入れをする。バラはもう蕾がついていた。チューリップは満開。

満開のチューリップ

 窓を開け放って、庭のワスレナグサを眺めつつ『北野勇作どうぶつ図鑑その2 とんぼ』(ハヤカワ文庫JA)読了。これもまたまたいい感じ。書き下ろしの「トンボの眼鏡」が好き。「かめ」も「とんぼ」も、北野さんのいい味がほどよく出ている。多すぎず、少なすぎず。こういうセンスのわかる人にプレゼントしたいような本ですね。本の雑誌5月号で、山岸さんが「いちおう巻ごとに裏テーマを設定して収録作品が選ばれている」と書いてるんだけど、なんだろう?

 新刊速報、更新。やっと5月の文庫を入れました。

 マザー1+2、ゲームボーイアドバンスに移植!6月20日発売!わー、またどせいさんに会えるとは!!ゼッタイ買うっす!マザー3も開発中だそうで、よかったよかった。


4月15日(火) 昨日の日記に書いた、『文藝 ’03夏号』の、『阿修羅ガール』(舞城王太郎、新潮社>もう3刷だそうですよ!)の書評から一部引用。

 もしも僕が一日だけ「石原慎太郎」になれたとしたら、他のややこしいことはさておいて、まずは迷わず舞城王太郎に芥川賞をあげるだろう。三島賞なんて甘い。それで誰にも文句を言わせない(だから「石原慎太郎」なんですが)。

 そのとおりだよ!!!佐々木敦さん、あなたはエライ!

 『北野勇作どうぶつ図鑑その1 かめ』(ハヤカワ文庫JA)読み始めました。やっぱりこのひとはいいねえ〜。こののんきさ。「カメ天国の話」も、「カメリ、リボンをもらう」も大好き〜。レプリカメ(模造亀)の、カメリかわいい〜。 

 SFセミナー、申し込みました。合宿込み。事前申し込み締め切りは4月21日(月)だそうですよ。


4月14日(月) 遅番だったけど1時間ほど早めに出社して、本日よりスタートの「船橋あさりはまぐり海浜フェア〜本の雑誌執筆陣が選ぶオススメ本フェア&本の雑誌単行本全点フェア」を陳列。ご親切にも、看板と帯、ポップまで作って下さり、感謝感激。ポップ立てまくりの、なかなかにインパクトのあるフェアになりました。お近くの方は、ぜひ一度のぞきにいらしてくださいませ!5月中旬まで展開しておりますよ。

 某出版社の新入社員の子が、当店で10日ほど研修することになった。今日と明日は、私が先生役。フレッシュな新人さんって、見てるだけで気持ちがいいな。こちらまで、気持ちがしゃっきりする。

 『九十九十九』(舞城王太郎、講談社ノベルス)ようやっと読了。時間かかったなあ。舞城の小説って、いつも世界の果てを目指しているような感じがする。「小説」という荒野の、果ての果てに向かって書いているといったらいいだろうか。読者とか自分とか、そういうものはどうでもよくて、ただただ何かを突き詰めたくて書いてるように思えるのだ。本書は、特にその傾向が顕著に表れているような気がする。

 ほんっとに、ここまで読者おいてきぼりだと、ついていくのは相当にしんどかったよ(涙)。舞城を激愛してる私ですら、もう途中で挫折しようかと何度も思ってしまったもの。でも、挫折せずに最後まで読んでよかった。もしも、途中で「もうダメ〜」と思っても、なんとか頑張って読んでみて欲しい。無理にとは申しませんが。

 このひとはやはり、家族愛に何か特別な思い入れがあるみたいだな。とても切ないものを感じる。狂おしいほどに家族の愛を欲していて、いつもそれを求めて書いているというか。

 結局のところ、やっぱりこれも舞城の小説であって、全然ミステリでもなんでもなく、ましてや清涼院流水のJDCプロジェクトなんてどーでもいいって感じ。設定として使われてはいるけどね。清涼院の名前も出てくるけどね。でもそれとは全く関係ない、舞城が主人公の内面をどんどん掘っていくという小説なのだ。帯にある「九十九十九の魂の旅」という言葉そのもの。読んでて感じるのは、あのいつもの独特のどこか乾いたグロさと残酷さと、強い愛情と憎しみと。

 いやしかし、それにしてもなんと難解で複雑でくどい話だ!(笑)どこが現実でどこが物語?えっ、このひとはアレだよね?何、違うの??もう、脳みそぐりぐりだよ!一日一歩、三日で三歩、三歩進んで二歩下がる〜♪みたいな。『暗闇の中で子供』を10倍くらい濃くした話、かな?(笑)あれよりも、もおおおおっとぐりぐりに翻弄されちゃうんですよ。もう大変ですよ。このくどさは、ある意味『コズミック 流』の、延々と密室殺人が続く形式とよく似てる。ってことは、これは清涼院流水のせいだな>それはどうだろう

 あ、今出てる『文藝 ’03夏号』に、『阿修羅ガール』の書評が載ってます。すごくいいです。これについてはまた明日。


4月13日(日) 京成バラ園に行って、つるバラを購入。アンジェラという品種。すごくかわいいので、咲くのがとても楽しみ。八重咲きのインパチェンスも買ってきて植えてみた。ちょっと早かったかな?本当は夏の花なんだよね。

 今日は本当に暑かった。タンクトップの子供をみかけたほど。そういや娘の今年着る半袖が全然ないや、と思って買ってくる。去年の服はもう全部小さくて着られないからなあ。当たり前だけど、子供ってどんどん大きくなっていっちゃうから不思議。大人の自分は全然変わらないのに。

 『九十九十九』がまだ読み終わらないよ〜!


4月12日(土) きょう、ケータイをあたらしいのにしようとおもって、おみせにいったのニャ。トロバージョンのがあったから、「これください」っていったら、おみせのおにいさんに「しんきはあるけど、かいかえはもうやってません」っていわれたのニャ。ガーン!なんで?なんであるのにかえないニャ?トロにはむずかしくてよくわからないニャ…。

 「どこでもいっしょSTORE」〜横浜編〜は、横浜の三越で4月22日から5月5日まで。がんばって行きたいニャー。

 あ〜、今夜はめちゃくちゃねむいニャ…。


4月11日(金) 告知。4月14日(月)午後から、当店にて「本の雑誌執筆陣が選ぶオススメ本フェア」を開催いたします。くわしくはWEB本の雑誌の、「春の珍事か?本の雑誌フェア三連打!」をクリックしてくださいませ。北上次郎、大森望などの新刊めったくたガイドの執筆陣ほか、コラムの吉野朔実、穂村弘、もちろんkashiba@猟奇の鉄人などなどの、総勢21名のオススメ本をどどんと紹介!本の雑誌社の単行本(一部サイン本あり)も全点並んでます。名づけて「船橋あさりはまぐり海浜フェア」(笑)!このいかにも本の雑誌らしいネーミングセンスにはやられました。5月中旬まで、中央レジ裏平台にて展開しておりますので、機会がありましたらぜひお立ち寄りを。

 先ほどまで、ドラマ「みにくいアヒルの子 涙の再会スペシャル」を見てました。やー泣いた泣いた!このドラマ、だいっっ好きだったんですよ。でもあんなに好きだったのに、そんなドラマがあったことすらすっかり忘れてた自分にはちょっとショック。5年前?もっと前だったような気がするよ。見てたらどんどん思い出したけど。しかしさすが役者だねえ。最近は悪役ばっかりやってる彼が、見事にあの頃と全然変わらない、お人よしで熱血なガースケをやってた。そうそう、いちばん星だよいちばん星!

 村上春樹訳の『キャッチャー・イン・ザ・ライ』が入荷。売れてくれよー。

 新刊速報、更新。文庫はまた後日。

 『九十九十九』(舞城王太郎、講談社ノベルス)、まだ途中〜。


4月10日(木) うれしい新刊ざくざく。『プラネタリウムのふたご』(いしいしんじ、講談社)、『蛇行する川のほとり 2巻』(恩田陸、中央公論新社)、『北野勇作どうぶつ図鑑 その1 かめ』(ハヤカワ文庫JA)、おなじく『その2 とんぼ』、そして本の雑誌5月号!今回のkashibaさんのコラムは私にもわかる内容で(いつもは濃すぎてとてもついていけない^^)、面白かったです。身近に発病者がいるので。「少年地獄」ね(笑)。そう、ジュブナイルを集めてる誰かさんのことよ。

 既に東京あたりでは入荷してるみたいですが、ライ麦の新訳は、当店は明日入荷かな。あ、上記の北野さんの文庫2点は、乱丁が発見されてるみたいなんで、一応買う前に中身をチェックしたほうがいいかも。表紙と内容が食い違ってるものが一部あったらしいです。

 夜は新宿にて、「第1回 女性書店員に目黒さんが囲まれる会」(笑)。ちゃんとメンバー紹介表を作ってきた杉江さんは営業の鑑だと思います。それによると私はいつ寝てるかわからないそう。ちゃんと夜寝てますよう。や、一般呼称では明け方か?

 集まったのはそうそうたるメンバーで、いやはや皆様お詳しい!よく読んでらっしゃる!もう本当に充実した濃い飲み会でした。目黒さんにもいっぱいお話を聞けて、満足満足。目黒さんに舞城の話を振ったところ、『煙〜』を途中で読むのやめたとか。彼曰く、「舞城は純文学」だそう。エンターテイメントというのは、読者を本の側に引き込む手はずみたいなのがあって、そのためにある程度の説明が書かれてる。ところが舞城にはそれがない。世界ができあがってて、「そっちからこっちに入ってこい!」みたいな、要するに読者のほうから入っていかないといけない世界なんだそう。なーるほどねー。

 いろいろと刺激的なお話満載で、勉強させていただきました。私ももっと精進しなきゃなー。目黒さん、皆様、ありがとうございました。またお会いしましょう!

 『九十九十九』(舞城王太郎、講談社ノベルス)、356ページまで読了。それでもまだ半分だよ!しかし今回は…どうよ?私はかなりキツくなってきてるんですが。このわけのわからなさは、『暗闇の中で子供』をはるかに越えてるよ。振り回されまくってて、ついてくのがかなりしんどい。ちゃんと収束するのか?これはイッキに読みたいよ。細切れでなく。誰か私に時間くれよう。あと、今まで書いた彼のネタが全部入ってますね。掲示板「天の声」やら、お腹から本が出るやら。

 ああ、新刊速報がなかなか更新できない…もうちょっとだけお待ちを!


4月9日(水) 午前中はよく晴れて、まるで初夏みたいな陽気。半袖でも大丈夫なほど。洗濯して布団干して、日焼け止めを塗ってから通販で買ったアスチルベの苗を植えてデジカメで花の写真撮って(うまく撮るのはけっこう難しい)、娘のお昼を作って布団取り込んで郵便局行って買い物して、帰宅してパソコン周りの本の山をちょっとだけ縮小して埃が出たから掃除機かけて、夕飯作って片づけて娘を寝かせて!休みつったって、本を読むヒマないよ!舞城が、舞城が読みたいのに!!

 『コズミック 流』(清涼院流水、講談社文庫)はおととい読了。結局「起」の羅列で1冊終わり。もういい。そんなのよりとにかく『九十九十九』(舞城王太郎、講談社ノベルス)だよ!!昨日の朝入荷したので、即買って昼休みからむさぼり読む。うおお、しょっぱなからとばしまくりだよ!!濃いです、むちゃくちゃ濃いです。昨夜160ページまで読了。これからまた読みます。が、時間あまりないかも〜。まだ食器洗いの残りがあるし、風呂にも入らねば〜。


4月7日(月) 『コズミック 流』(清涼院流水、講談社文庫)2/3読了。感想。「た〜〜す〜〜け〜〜て〜〜〜〜〜!!」あのお、起承転結の「起」だけを延々と読まされてるみたいなんですけど。「今年、1200個の密室で1200人が殺される」という予告状はいい。許す。でもそのあと、1章ごとにただたださまざまなシチュエーションで人が殺されていくだけなんですけど(現在12章、つまり12人が殺されたトコ)。まさか1200章まであるんじゃないでしょうね?>いやそれはさすがに(笑)。でも、ちゃんと「承」と「転」と「結」はあるの??ていうかすごくなさそうな気がしていまから不安でしょうがないんですけど〜(泣)。

 娘は本日、始業式の最後に「今日はアトムの誕生日なので、歌を聴きましょう!」と、全校生徒が体育館で主題歌を聞かされたそうです。なにやってんだか、小学校?


4月6日(日) ださこん系のお友達と、砧公園でお花見&タカアキラさん横浜引越し祝い。娘に「行く?」と聞いたら「行くっ!」というので一緒に連れて行く。食料持ち寄り。皆様がいろいろと手の込んだものを作ってきてくださって、大変おいしゅうございました。ケーキなんてもう明日から喫茶店開けるよ、とりこさんってば!売れるよ!娘は総統に仮面ライダーファイズのケータイを見せてあげたり。

 だらだらと飲み食いして、本の話に花が咲く。ちょうどスズキトモユさんが隣だったので、「トモユさん的には清涼院流水はどうなんですか?」とかあれこれ聞いてみたり。「文ショウ(show)」でしたっけ、あの発想には茫然。するとタカアキラさんが「『コズミック』は面白い!ここ10年で読んだ中でも一番ってくらい!」と力説。トモユさんが「面白いか???」とつぶやいていたのが妙におかしかった。トモユさんは意外に子供好きみたいで、娘にいろいろやさしくしてくれてました。ありがとう!

 肝心の桜はとても見事でした。大きな公園で、桜もみんなすっごい大木で、枝が地面に着くくらい広く長く張ってました。今年はちゃんと花見ができてうれしかったです。タカアキラさん、誘ってくれてどうもありがとう。楽しかったです。そういえば足は大丈夫だったんでしょうか。そうだ、児童文学ファン調査(ジブンファン調査)に参加せよ!といわれてたんだっけか。娘と私は5時に退散。

 帰宅して家事してぐったり。朝からフル回転で動いたのでちょっと疲れた〜。

 昨日から始まった新番組のアニメ「ぴちぴちぴっち」に思わず脱力。人魚ネタはいい。でも相手と戦う時、いきなりカラオケマイク持って歌いだすんですぜ!で、その歌を聴くと敵が胸をおさえて「ううっ、覚えてろよ…」みたいな捨て台詞を残して去るという(笑)。平和的といえば平和な戦い方ですが。ああ、この主人公の声誰だっけ?ゼッタイ聞き覚えがあるんだけどなあ。教えて谷田貝さん


4月4日(金) さっそく星間宇宙船にて、「JDC TRIBUTE」情報が。どうもありがとうございました。なるほどそういうことだったんですね。じゃあやっぱ、舞城新刊を理解するためには読んどかないと!と、『コズミック 流』『コズミック 水』(清涼院流水、講談社文庫)を買ってきました。大森さんの解説にさらに詳しく説明があって、おおいに納得。あたしゃ『コズミック』がメフィスト賞受賞作&清涼院デビュー作だってことも知らなかったよ。新本格には縁がない人間だと思ってたし、清涼院って評判がちょっとアレだし(笑)。なんかすさまじい話みたいっすね。「聖闘士星矢」ですか…。えっと、それでさらに『ジョーカー』と『カーニバル』に続くわけですか。『カーニバル』は講談社文庫のバリバリ新刊でしたよね、確か。

 んで、大森解説によると「S級探偵の九十九十九なんか、もう生き神様よ。美貌がすごすぎて、素顔をさらすと見た人がみんな失神しちゃうから、ふだんはサングラスしてるの。」…おいおい、マジっすか?(爆)そんな探偵を舞城が書くんですか!?こりゃーすごそうだわ!

 『重力ピエロ』(伊坂幸太郎、新潮社、4月22日発売予定)のゲラ読了。やっぱどことなく舞城的…と思ったのは、ミステリ+「家族愛小説」だったから。レイプによって生まれた弟と、その兄と、ガンで余命いくばくもない父の物語。それに連続放火事件がミックスされている。文章のセンスもなかなかいい。粋。洒落てる。キャラも立ってるし、謎の吸引力もあるんだけど、ちょっとまだるっこさを感じてしまうのは何故だろう?もっと歯切れよくスパスパいってもいいような気がする。何かなあ、何かもう一味足りない感じ。うまいし、面白いんだけど。ちなみに『ラッシュライフ』に出てた人物がこれにもちょいと登場するのだけど、私このひと好き。


4月3日(木) ようやっとギボウシとフウチ草の芽が出てきた。けっこう遅いんだな。バラの新しい葉がものすごくたくさん出てきている。せっせと木酢液をかけて、アブラムシがこないよう見張り中。植物を育てるのって、赤ちゃんや動物を育てるのと全く同じね。相手がしゃべってくれない分、こちらがいつも欠かさず様子を見てて、相手の要求を察知してあげないといけない。でもそれがちゃんとうまくいって、相手を快適な状態にしてあげられた時の満足感や嬉しさは何者にもかえがたい。手をかければかけるほど、相手がいとおしくなっていく。

 さっきテレビで映画「ヤング:シャーロック」を見てたら、ハリーくんが出ていた!と思ったらワトスンくんか!そっくり!今まで全然気がつかなかったよ。

 新刊ラッシュも一区切り。ふうやれやれ。本日発売の「MOE」5月号はアトム特集。この新アニメ、でじこと同じ時間帯なの?日曜日、朝9時半から?

 講談社のメルマガより。『猫田一金五郎の冒険』刊行記念 とり・みきさんサイン会。4月26日(土)14:00〜、東京・神保町 書泉ブックマートにて。

 すいませんどなたか教えて下さい。もうすぐ出る舞城の新刊(『九十九十九』、講談社ノベルス、4.8予定)なんですが、「JDC TRIBUTE」ってナンデスカ?神=清涼院流水が君臨する世界って??ひょっとして西尾維新とか読まないとわかんない世界なんでしょうか・・・・。

 『重力ピエロ』(伊坂幸太郎、新潮社、4月22日発売予定)のゲラを読み始めました。まだ途中だけど、今のところ、限りなく普通人に近い舞城みたいです>ってどういう形容だ(笑)。ほら、例えていうなら舞城ってものすごーーーーくかっとんじゃってる、いわば極北でしょ。伊坂さんだと温帯地方なんですよ。ってああ全然意味通じてないか?

 新刊速報、更新。


4月2日(水) ちはら嬢のお誘いで、ブック・カフェなるところでお昼&お茶。絵本がいっぱい置いてあって自由に読めて、まるで絵本好きな友達の部屋にお邪魔したような感じだった。カレーもケーキも美味で、いっぱいしゃべって、とっても楽しかった!誘ってくれて、ホントにありがとう。

 荒井良二さんの絵本が特に多かったのだが、その中でピカイチによかったのが、『さるのせんせいとへびのかんごふさん』(穂高順也、ビリケン出版)。子供でないと思いつかないような、すっとんきょうでユーモラスな発想。恥ずかしながらこの著者は初めて知りました。よほど頭と感性の柔らかなひとなんだろうなあ。いやホント傑作。自分でも欲しくなっちゃったなあ。


4月1日(火) エイプリル・フール。娘は何を勘違いしたのか、「ママ、なんか言って!ウソかホントか当てるから!」…それってなんか違うような。

 いろいろとメモモードで。

『猫に時間の流れる』(保坂和志、中公文庫)の解説が大島弓子だと今日気がついた。ご本人いわく、「解説マンガ、というか感想マンガ」。

・突然、雑誌「新現実」が出ていた。天皇制かあ。うさんくさ。しかし裏表紙にあった『きみを守るためにぼくは夢をみる』(白倉由美、講談社、5月中旬発売予定)には驚き。だって絵が新海誠!

・そういや有栖川有栖のエッセイ『赤い鳥は館に帰る』(講談社)も出てたんだった。とにかく何もかもいっぺんに出すぎて、把握しきれてない。森博嗣とか村山由佳とかも。魚住直子の『リ・セット』(講談社)なんかも。

『永遠の出口』(森絵都、集英社)快調に売れてます。

・『レヴォリューションbR』、ラジオドラマ化。(ヒラマドさん感謝!)

・ださこんスタッフが「ネットイベント事始」@SFファン交流を考える会でお話をするそう。4月12日(土)14時〜17時、渋谷神宮前区民会館にて。私はちょっといかれないかな。

・今度発売の本の雑誌5月号、穂村さんのコラムタイトルは「『一角獣・多角獣』狩り」。

・「武部本一郎画集 パネル展」開催決定。ジュンク堂池袋店で4月10日から。

・昨夜、『あのころの宝もの』(メディアファクトリー)を読んでました。アンソロジーなんで、好きな作家から優先順位つけて拾い読み。順番に加納朋子、光原百合、藤野千夜、中山可穂、久美沙織、近藤史恵、三浦しをん。それぞれ個性がくっきり出ていて、非常に面白かった。加納さんの「モノレールねこ」は傑作。短編だからすぐにオチは見えちゃうんだけど、ほのぼのしたいいお話。光原さんは、ちょっと軽めの口調(文体か)がうまいですね。初めて読んだ三浦しをんが、意外によかった。


 

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