9月30日(木)  「二人目の出産」第16回の原稿を上げて(即アップありがとうございます浜本さん)、パンパースの「パンパとできたよ!キャンペーン」が本日の消印まで有効だったのであわてて応募用紙を郵便局に投函。何もかも締め切りギリギリだよとほほ…。まあ間に合うだけいいか…。パンパのパペット、楽しみだなあ〜。

 その後、スーパーに買い物に行き、庭の野良猫のウンチを始末。どうも最近、庭が匂うと思ったら…。許すまじ!うちはあんたたちのトイレじゃないのよ!コーヒーの出がらしを蒔くのがいいと聞きましたが、他にもなにか良い撃退法をご存知の方がいらしたら、教えてください〜。

 そんなこんなでなかなか本が読めず。ちびちび読んでるのは『幸福と平和への助言』(ダライラマ、トランスビュー)。まだ読みかけだけど、「聖人のお説教」というよりは、「ごく普通のとてもまっとうなこと」が書いてあって、よいです。しかもダライラマは冗談が好き!さらりとジョークとか言ってて、なんかいい感じだよ!なんかもうごうごうと傍線引きながら読んでるんだけど(小説以外の本には、私は平気で傍線を引く)、最近つねづね疑問に思ってたことの答えが載っててとてもうれしかった。それは、メディアに関して。最近のニュースは本当に気が滅入る胸が痛いものばかりで、見ると気持ちがずしんと重くなってしまうのでほとんど見てないんだけど、それについての彼の言葉にすごく救われた。

 「メディアが好んで取り上げるのは、盗み、犯罪、そして欲望や憎しみが引き起こすことがらです。しかし、世界には高貴なことや、私たちの人間としての美点によることがらが、起こっていないとは言えません。(中略)愛情の気持ちやそれによる行動は、はっきりと私たちの精神的、肉体的健康によい。それは、私たちの本性に合っています。暴力や残忍な行為、憎しみは私たちを驚かせます。だからそれを伝える必要があり、新聞の一面に載ります。問題は、徐々にそして巧みに、私たちが人間の本性は悪いと考えるようになることです。」

 そうなんだ。悪いニュースに引っぱられてはいけない。世の中には、誰も報道しないけれど、よい行いがたくさんなされているとそう思いたい。実際、私の周りにだってそういう人はいる。赤ん坊を抱いた私に席を譲ってくれる人、入り口のドアやエレベーターのボタンを押さえててくれる人、困ったことに相談に乗ってくれる人、話を聞いてくれる人。そういう、よいものを信じていよう。悪いことはいつも悲しいけれど、そういうことに負けないように、心に小さい灯をいつもともしていよう。

 これは何度もここに書いてることだけど、私は人間の本性は善でも悪でもなく、誰の心にもその両方が住んでいて、本人がそれをいかに飼いならすかというだけだと思ってる。で、私は私のやり方で、その善を大事にして生きていきたいと思うのですよ。誰のためでもなく、ただ、自分が心地よく生きていくために。

 話ちょっとずれるけど、よいことだけのニュースとかあればいいのに。娘の小学校では、帰りの会のときにそういう発表があるんですよ。「今日のよかったことを発表してください」って日直さんが言うと、みんな手をあげて、「誰々くんと誰々くんと遊びました」とか。内容はたわいないことなんだけど、授業参観の時にそれを聞いて、私はとてもいいなあと思いましたよ。ああ、今日は楽しかったなあ、って思いながら子供たちが帰れるでしょ。

 10月20日発売予定の『わたしのおじさん』(湯本香樹実、偕成社)読了。説明しちゃうともったいないんだけど、三途の川みたいなところでの、わたしと、ずっと昔まだ子供のときに亡くなったおじさんとの物語。せつなくて、心がしんと静かになるような、そんな話です。植田真の挿絵がとてもいい。この絵があるからこそ、の物語だと思う。誰かと語り合いたいような、でもそっと何も言わずにいたいような、そんな物語。


9月28日(火)  なんかこまこまと忙しい1日だった…。夕食前に居間で15分くらい爆睡しちゃった。今夜はお月見。ちょっと傘かぶってるけど、見えますよ、満月。ああ、月見団子食べたいなあ…>そっちかよ!

 国書刊行会のサイトによると、『ソラリス』刊行にあわせて、三省堂書店神田本店にてトークショーがあるそうです。先着100名。10月13日(水)6時開場 6時半開始。巽孝之×沼野充義が出演、沼野さんがクラクフのレム宅を訪れた際の秘蔵ビデオも上映予定だそう。

 『夏の名残りの薔薇』(恩田陸、文芸春秋)出ましたね!読むの楽しみ!

  「銀河BOOKS」、更新。月末は新刊が多くて、書店員さんもお疲れ様です。銀河BOOKSにも、今日1日で29冊分もデータ入れちゃったよ。これでもまだまだ入れそこねてるのがあるんだよなあ。


9月27日(月) 森村桂さんがお亡くなりに。がーん。ワタクシ的には、フランソワーズ・サガンが亡くなったことよりショック。私にとっては、『天国にいちばん近い島』((角川文庫)の著者というより、「アリスの丘ティールーム」の人でした。忘れんぼのバナナケーキを食べに行きましたよ、昔。ひとりで日帰りで。軽井沢の駅から自転車借りていったんだよなあ。彼女のケーキ作りの本、『桂のケーキ屋さん』も『桂のマイケーキ』(現在絶版のよう)も持ってるよ。この本見て、いろいろ作ったものですよ。そうですか、お亡くなりに…。心よりご冥福をお祈りいたします。

 超今更ですが、青山ブックセンター復活、おめでとうございます。9月29日(水)から営業だそうで。イベントも復活のようで何より。

 昨日の朝日新聞の書評で、『夜のピクニック』(恩田陸、新潮社)がぐーんと売れ始めたそうですよ。うれしい。

 偕成社の知り合いの方から、『わたしのおじさん』(湯本香樹実、偕成社、10月20日発売予定)をいただきました。ありがとうございます!!絵は植田真なんですね。『絵描きの植田さん』(いしいしんじ、ポプラ社)の挿絵の方。すごーくよさそうな本ですよ!読んだら感想書きますね。

 『サヨナラ、あきらめられない症候群』(香山リカ、大和書房)読了。ううむ、いろいろ考えさせられましたね。今の女性は、やろうと思えばなんでもできるぶん、自由すぎて選択肢が多すぎて大変というのは確かにあるなあ。雑誌を披けば成功した女性の話ばかりで、自分も頑張ればこうなれるんだ、夢に手が届くんだ!なんて思って頑張って頑張って頑張り続けてしまうという。なんだかんだ言って、ないものねだりなんだけど結局。要するにあれもこれも、と欲張らずに、今自分の持ってるもので満足しようよ、という話。

 しかしさ、私のようにあれもこれもやりたいよう、という人はどうしたらいいのだ?別に「本当の私」なんてものを探してるわけでもなく、自分を肯定してないわけでもない。満たされないという思いを抱えてるわけでもない。ただ、本も読みたいし、ネットもしたいし、子供とも遊びたいし、うちのこともしなきゃならんし、園芸も手芸も旅行も仕事もしたいだけなんだ!>それが欲張りなんだって(笑)。で、そういう欲張りさんはどうすればいいんですかリカさん!>だからあきらめろって(笑)。ああ、カラダが5つくらいほしいわ。


9月26日(日) 新刊速報、更新。奇想コレクション「願い星、叶い星」(アルフレッド・ベスター、河出書房新社)がbk1で予約開始ですよ!10月中旬(下旬?)発売!

 ホントは今度の木曜なんだけど、娘が「平日だとパパがいなくてヤダ。今日やる!」と娘が言うので(こういうところはかわいい)、本日バースデーケーキを買ってきて、娘の9歳の誕生祝い。 誕生日プレゼントは、レゴのお城

 ケーキのついでに書店に寄って、LaLa11月号、SFマガジン11月号『あたりまえだけど、とても大切なこと こどものためのルールブック』(ロン・クラーク、草思社)、『おなかほっぺおしりトメ』(伊藤比呂美、PHP研究所)を購入。ところでベビーサインの本って書店員時代にすごくよく売れましたが、あれってどうなんでしょう?私はあまり信用してないというか、上の娘のときはそんなの必要なかったけどなあ。私はあまりチビのうちからいろいろと知識やなにやらを詰め込むのは好きじゃないのだ。そういうのとは違うのか?


9月25日(土) 娘の運動会。朝6時半に、打ち上げ花火の音。うわ、やるのか!こんな、今にも降り出しそうな空模様なのに!赤ん坊連れなので開会式の後、9時半頃行ったのですが、あんのじょう雨がぽつぽつと。10時ごろ、ざーっと強くなって、観客はまだ傘があるからいいけど、子供たちなんて雨ざらしでかわいそうな目に。「ああこりゃもう中止だ〜」と思いましたが、なんとか持ち直して、その後も降ったりやんだりでしたが、お昼には回復。赤ん坊に風邪をひかせるわけにいかないので、防御がもう大変でした。傘さしてたけど、私の背中はびしょぬれ。雨が上がったらいきなり蒸し暑くなって、赤ん坊を着替えさせたり。それでも子供らは、雨にも負けずに頑張ってましたよ。エライ。娘は障害物競走で1等でした>親ばか。

 子育てって、二人目からが楽しいんだなあ。一人目は、とにかく親が初心者だから、何もかも初トライ、実験なわけですよ。当然失敗もするし。子育てのプラスとマイナスを感じるわけですよ。でも二人目からは、心構えができているというか、多少は慣れてるから気持ちがラク。どこが大変かもよくわかってるから、マイナス部分も「まあこれは仕方ないから」「つらいけどいずれ終わるから」と、あまりマイナスに思わずにいられる。実際そのマイナスを減らすための攻略法もあれこれ考えることができるし。今回の私の成功した攻略法のひとつは、添い寝。これはイイ!もうベビーベッドなんて退院後の1週間だけしか使ってないですよ!毎日、同じ布団で一緒に寝てますよ。それだと夜中におっぱいをあげるのに、わざわざ布団から起き上がらなくていいから、すんごくラクなのだ。ほとんど寝ぼけながらあげてるし(笑)。

 一人目でプラス10、マイナス10を感じたとしたら、二人目はそのマイナス部分が3くらいしか感じなくてすむわけですよ。プラスは10のまま、いやそれ以上かな。プラスが15でマイナスが3。楽しいことのほうが、ずうっと多く感じられるわけ。これってすごいことですよ!もうだからね、毎日、赤ん坊の世話するのが楽しくてしょうがない。おむつ換えも大好き〜。出産直後って、まだ赤ん坊とお母さんって気持ちもカラダ感覚も一心同体なのね。おむつ換えやお風呂とかで、赤ん坊をきれいにしてあげると、自分がさっぱりして気持ちよくなるんですよ、不思議と。まるで自分自身の体をきれいにしたかのように。おっぱいあげるのも、ものすごく気持ちいい。赤ん坊の世話の中ではベスト1。ホルモンのせいだとわかっていても。人間の体ってすごいよ。

 ぷにぷにとやわらかくてあたたかくて、私を全面的に信頼して頼ってくれて、あやすとにっこり笑うかわいい生き物。赤ちゃんと暮らすのって、本当に幸せですよ。二人目産んで、本当によかったと思う。これ以上産もうとは思わないけど(笑)。たまにテレビで15人兄弟とかってやってるけど、あれはどういうふうに思ってあんなにたくさん産むんだろう?子育てが楽しいというだけで?だっていくらなんでも肉体的に大変じゃん?すごいよなあ。私はあんなにたくさんの子供の面倒をいっぺんに見られないよ。二人で充分ですよ。

 「新刊速報」、更新しようと思ったけどもうダメだ…明日に持ち越し。


9月24日(金) 明日は娘の運動会なんですが、お天気がやばそう。午前中50%、午後70%。うーむ。今、雨降ってるしなあ。しかし日曜も雨の予報。

 スタニスワフ・レム コレクションの『ソラリス』(国書刊行会)が発売になったそうです。渋谷ブックファーストには入荷したという情報が。

 「銀河BOOKS」「新刊速報」、更新。あー、今日はララを買いに行かれなかったなあ。


9月23日(木) 朝、誰かにお腹をぼんぼこ叩かれて目が覚めた。もちろん犯人は横で寝てる赤ん坊。上の娘は目が覚めると私が横にいても必ず泣いたものだが、息子は起きてもほとんど泣かない。ひとりでご機嫌で遊んでいる。うーうーしゃべってるときもあるし、無言で手足をバタバタさせているときもあり。

 離乳食が始まったので、ちょっと面倒。でも子供に食べさせるのは超楽しい。今日はおかゆ小さじ2とかぼちゃ小さじ1。ちゃんと全部食べました。しかしこれもいろいろ忘れてるので、ネットで検索しつつあちこち見てると、またたちまち時間が過ぎてゆくのであった。

 「ママズ クラブ シアター」という、赤ちゃん連れでもオッケーの映画で、「アイ,ロボット」をやるというので家族で行ってきました。うおお、半年ぶりの映画館!うれしー!ありがとうTOHOさん!映画本編は、ミステリ仕立てにしてあって、なかなか面白かったですよ。ロボの顔がちょっと怖かった。「ハウルの動く城」の予告見て泣きました。あの音楽だけで涙が出てしまう。TOHOさん、どうか、どうかハウルもママズシアターやってください!!映画館出たところで、アンケートもやってて、音は大きかったか、照明はどうだったか、など聞かれました。どれも及第点だったのですが、おむつ換えのできるトイレが近くになかったのだけが残念だったなあ。それさえあれば満点だったのに。とにかく、子持ち母にはとてもうれしいシステムでした。また行きますよー。

 「銀河BOOKS」、更新。ああ、なんかいろいろ追いつかない…。全部自分の怠慢から来てるんだけど…。そしていつも眠い…。


9月22日(水) 日中は暑かった〜。昼間はすごく大きくて立派な入道雲が出てましたよ。案の定、夜には雷雨。またカミナリかよ!パソコンできないじゃん!と思ったら、意外とすぐにいっちゃったので助かった。雨が降ったら、急に涼しくなりました。

 昨日も暑かったので、だるだるモード。本棚から園芸本をどかっと引っ張り出してきて、一日中ずっと秋〜春の庭計画を練っておりました。今年は何を植えようかなあ。

 今日は赤ん坊連れて、ベビーフードの買出しなど。ケーヨーホームセンターで、またしても球根を買ってしまう。

 ダンナが『CLAMPノキセキ』1号(講談社)を買ってきてくれました。さくらちゃん特集。うっく、やっぱりさくらちゃんはいつ見てもかわいいなあ〜。全巻読み返したくなっちゃうなあ。


9月20日(月) 昨日は何してたっけ?ああ、午前中家事して、午後に家族でカラオケ行ったんだった。でもまだ喉が完治してないので、あまり歌えず。なんか娘がぐずってたんだよね。やっぱりまだ甘えたい年頃なのか、最近やたらぐずるんだよなあ。すぐ泣くし。疲れたよ。娘の靴など買って帰宅。ちょっと外反母趾気味なのが発覚し、靴が小さいのではないかと人に言われたので。

 今日は娘のボーイスカウト見学で、遠足に参加。親は送り迎えだけ。娘と別れてから、赤ん坊を連れて書店のはしご。メモを持っていって、ネットで気になった本を実際にチェック。ユリイカ9月増刊号の西尾維新とか(そういや『ネコソギラジカル』は発売無期延期ですって?)。『グイン・サーガ オフィシャル・ナビゲーションブック』(早川書房)が出てましたね。あと、『ちひろBOX』(講談社)がよさそうだったなあ。ちひろさんの描くあかちゃんって、本当にかわいい!あの、頬のぷくっとした感じが実にそのまんま描かれてるんだよなあ。

 赤ん坊は昨日で満5ヶ月に。先日の風邪の時、粉薬をシロップで溶いてスプーンで飲ませていたらスプーンに慣れたようで、さっき味噌汁をうすめてあげてみたら、ちゃんとスプーンを近づけると口をぱかっと開けるのに感動。こないだまでは、できなかったのに!ちゃんと口をむぐむぐして、よく味わいつつ飲んでるみたいなのがおかしかった。そして、娘がいるときは、ゼッタイに自分が飲ませると言って譲らないのでした。なんだよう、ママだってやりたいのにー!スプーンもっていけばいくらでも口を開けるので(雛鳥状態)、もしかしてすごい大食漢かも…。


9月18日(土) 昨日は赤ん坊を病院に連れて行き、クスリをもらって帰宅。ぐずるので、ずっと抱っことか看病。一時、熱が39度近くまで上がったので、座薬を入れようとしたんだけどうまく入らなくて失敗。けっこう難しいのね。もっと奥に入れるんだ、とネットで調べて判明。2センチですか。

 今朝起きたら、熱も下がって機嫌もよくなってました。よかった。汗びっしょりだったので、シャワーしたら熟睡。 冷房入れたら、昨日の分までたっぷり寝てくれました。やっぱ昨日も冷房入れればよかった。ごめんね。ちょっとあせもができちゃったね。

 午前中は私も具合悪くて、だめぽだったので 娘は実家に預かってもらって、昼寝したらだいぶ回復。「銀河BOOKS」を更新して、寝てる赤ん坊の横で、チョコと麦茶を用意して、読書。新潮9月号の「みんな元気。」舞城王太郎と、 High and dry (はつ恋)』(よしもとばなな、文芸春秋)。 ああ、幸せ…。ゆっくり本を読めるって、なんて幸せなんだろう。 どんなイライラも吹っ飛ぶ。

 14歳の初恋物語、っていうから、だいたい想像つくなーとか思ってたら甘かった。そうだよね、ばななちゃんがそんなフツーの恋愛もの書くはずないよね!(笑) 恋愛小説というよりは、むしろ家族小説に近い気がした。 お父さんとお母さんと私、の3人の関係についての話の比重が すごく高かった。あと、彼氏と彼氏の両親の話も。 それにしても普通の14歳はそんな難しいこと考えないでしょうたぶん! ていうくらい深く考える女の子でした>主人公 。それ、14歳の精神年齢じゃないよ! 恋愛パートよりも、家族パートの部分が断然よいなあ、と思いました。あと、この挿絵はやっぱりどうしても違和感がありましたよ…ばななちゃんには悪いけど。うーん、☆3つ半かな。

 ドラクエ8、発売決定!11月27日だそうです。7は結局買っただけでやってない…ダンナがちょっとだけいじってた程度…。今回はどうしようかなあ。まあ、ドラクエは時間さえかければクリアできるゲームなんだけど、その時間が問題で…。


9月16日(木) 今日も爽やか!口内炎はだいぶ痛みがひいてきました。イソジンのうがいが効いたかな?

 新刊速報、さらに更新。本の雑誌社から、10月に久美沙織の「創世記」を書籍化した『コバルト風雲録(仮)』(久美沙織、本の雑誌社)が出ますよ!

 WEB本の雑誌に、「二人目の出産」第15回がアップされました。本屋大賞も、2005年のがまもなくスタートだそうですよ。アドレスが変更されてるので注意。

 赤ん坊がちょっと熱を出した模様。機嫌はさほど悪くないので、ただの風邪だと思うけど、明日病院行ってこよう。母もちょっとげほげほしてますよ。


9月15日(水) 今日は1日じゅう、秋らしいとても爽やかな空気でした。ああ、気持ちいい!赤ん坊とのお散歩も実に快適で、ずっとベビーカーから私の顔を見あげては、上機嫌でにこにこしていました。夏場は、お散歩連れてっても、ぐったりした顔してたもんね。もうすぐ、大好きなきんもくせいの季節だなあ。うれしいなあ。今夜は赤ん坊も、長袖のベビー服でねんねです。

 扁桃腺が治ってきたと思ったら、今度は口内炎が(泣)。

 新刊速報、更新。9月分、いろいろと入れ忘れてました…。


9月14日(火) 土日とちょっとアクティブに動いたら、過労と寝不足で体調を崩しました…。土曜は娘のボーイスカウト見学(まだ入ったわけではない)でキャンプの飯盒炊爨、日曜は地元の梨直売所とかいろいろ。で、喉が痛いなあ、風邪かなあ、と思ってたら、どうもこの喉の腫れ方は覚えが…そうだ扁桃腺だ!と気がつきました。微熱も出て、ぐったり。でも昨日も今日も出かけなきゃならなくて、気力を振り絞って外出。今日は赤ん坊の、ポリオ生ワクチン接種に行ってきました。家ではなるべくカラダを休めるようにして、夜も早く寝てたので、少し回復。

 アマゾンが雑誌を扱い始めたとか、丸善の丸の内店が本日オープンしたとか。そうだ、明日、谷山浩子のCD「Mezzo Piano」が出るんだった!BGMを集めたもの。これは買いですよ!

 『のだめカンタービレ』10巻(二ノ宮知子、講談社)読みました。のだめちゃんはオタクだったんだっけか!(笑)「プリごろ太」というアニメのビデオで、フランス語を覚えるとわ!やるな、ノ・ダメ!

 「銀河BOOKS」、更新。他の注目新刊は全部ここにアップしときました。宝島のムック『森絵都の本』、出たのね。


9月10日(金) 昨日は、夜になってから日記を付け足そうと思っていたら、また雷雨が。カ、カミナリは怖いのよ!パソコンの大敵よ!なのでmixiをざっと見て、パソコンのスイッチ切って、本の雑誌10月号を読んでおりました。

 ちょっと気になった本は、藤田香織さんオススメの『だりや荘』(井上荒野、文芸春秋)とトヨザキ社長オススメの『ノリーのおわらない物語』(ニコルソン・ベイカー、白水社)。ノリーは、ダ・ヴィンチでも紹介されてて、うーむと思っていたんだよね。ちょうどうちの娘と同じ、9歳の女の子の妄想炸裂(?)話。北上次郎氏オススメの『雨にもまけず粗茶一服』(松村栄子、マガジンハウス)は青春小説なんですか。これ、『紫の砂漠』(松村栄子、ハルキ文庫)の人だよね?私にとってはファンタジーというかSFな人、というイメージがあるんで、ちょっと意外。特集の「怒りの秋・復讐編!」で書店員に怒ってる皆様には、ならばぜひあなたご自身が書店員になってください、もうぜひ!とちょっとイジワル言ってみたりして。小川洋子さんの、「本屋大賞のご褒美で買った本」というコラムはよかった。20年前の自分にこのご褒美を見せて、「だから頑張って小説を書き続けなさい」と言ってあげたい、と。

 講談社ノベルスが出たり、光文社文庫が出たりしているのだが、今日は生協が来る日だったんで、外に出られませんでした。外出するとどうしてもお金遣っちゃうしねえ。ましてや本屋においてをや!でも『瞳に映るは銀の月―妖精計画    Pシリーズ』(北原文野、秋田書店)を買いにいかなくちゃ!あと、「文学界」をチェックしたいんだよな。青山ブックセンターについての対談が載ってるっていうから。永江朗さんとかの。

 『アフター・ダーク』(村上春樹、講談社)、本日読了。感想はいちおう、反転させておきますね。

 うむむ、『海辺のカフカ』で、フランス料理ならぬハルキ料理の フルコースを堪能した身としては、 本書は前菜食べたら終わっちゃったよ!?ってカンジ。 量も質も、全然物足りない。 これが他の作家さんなら、そこそこかなあという気もしなくはないが、 日本でもトップクラスの最高級レストランの出す料理には こちらの期待度ってものがあるからねえ。どうも肩透かしな印象。 不勉強ながら『風の歌を聴け』ってこんなカンジなの? あれから25年でどうの、って帯に書いてあるから。それと対なのかな?と。 もちろん、春樹くんが小品を書いちゃいけないということはないので、 これは単に期待しすぎた読者の一感想ってことで。 そうそういつもヘビーな作品は書けないやね。

 うーん、でもやっぱり掘り下げ方が足りないな!どの登場人物も中途半端だよう。なんかこう、上澄みだけ書いて、 さらっと終わっちゃった気がするんだよなあ。 都会の夜の曖昧さ、淡さ、はかなさみたいなのを書こうとしたのだったなら、この浅さもまあわかるんだけど…。次回作は、ぐっと濃いものを期待したいですわ。

 「銀河BOOKS」、更新。


9月9日(木) とりあえず新刊速報、更新。


9月8日(水) 1日じゅう、強い風。

 今月末で赤ん坊が5ヶ月に入るので、離乳食の準備として、ぼちぼち果汁やスープをあげはじめてます。ものすごくイヤそうな顔して飲んでますが(笑)。そりゃあ、おっぱいのほうが甘くておいしいよね。膝の上に座らせると、足を突っ張ってやたら立ち上がろうとします。おいおい、寝返りもまだなのに気が早いって!(笑)ベビーチェアは練習中ですが、うまく座れた瞬間に「すごいねー」とほめてあげると、うれしそうにニッコリ笑います。頭の形は相変わらずいびつで笑っちゃうくらいなのですが、横顔のラインを見てて、あっと思ったことが。米山京子のお人形の頭の形(髪の毛つける前の原型)にそっくりだ!この平らな後頭部、落っこちそうなほっぺ!そうかそうか、あのお人形は赤ん坊をモデルにしてたのね、きっと。

 『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』(J・K・ローリング、静山社)の感想。これから読む方のために、反転させておきますね。(以下)

 ハリーくん、いじめられすぎて、すっかり性格が 歪んじゃいました(笑)。気の毒に。 こんなにイヤな子に成長してしまうとは! お母さんは悲しいですよ! 怒る気持ちはわかるけど、ちょっとあまりにも他人への思いやりに欠けると思いましたよ。口の利き方とか。私は礼儀知らずな子はあまり好きじゃない。若さゆえ、といってしまえばそれまでだが。それに比べて、ロンの天真爛漫なかわいさときたら! 寮長になったのに、その名誉なんかよりも そのご褒美にとねだって買ってもらった、新品の箒のほうがうれしくてうれしくてしかたないんですよ。なんてかわいいんだ!(笑) あと、彼はとても身長が伸びたらしいです。 想像できない…のっぽのロンなんて>いまだに映画1作目のイメージが

 ハーマイオニーは相変わらず。優等生なのに、意外に 編み物がへたなところがイイ(笑) 編みあがったものが靴下か帽子か、見た目わからないらしい。 「帽子というより毛糸の膀胱に近い」とかロンに言われて 、午前中一度も彼と口をきかなかった、ってのに大ウケ(笑)。ロンと喧嘩ばかりしてますが、喧嘩するほど仲がいい? あ、ハリーくんの恋愛話はとてもかわいい。ほのぼの。 ハリーくん、ニブすぎる!(笑)女心が全然わかってません!

 やっぱりこの話は、学園で魔法の授業受けたり、 それでドジって宿題山のように出されてウンウンうなったり、 でもなんとか時間ひねり出してクイディッチしたり、 寮や外でおいしいもの食べたり、っていうところが 楽しいのかもしれないなあ。 読んでるだけで、魔法学園生活がどっぷり堪能できて、とても楽しいですよ。私も入学したい。 ハリーと宿敵の戦いは、ワタクシ的には比較的どうでもいいカンジ。

 下巻の後半でやっと物語が動き始めて、ばたばたとショッキングな事件が起きて幕を閉じるのですが、これがどうにも後味悪かった。スネイプ先生、かわいそう…。ダンブルドア校長(なんかガンダルフとダブって見えるのは私だけ?)もかわいそう…。責めないでくれよ、ハリー!そしてもうひとり、大変かわいそうなキャラが。もう出てこないの?ホントに?フェイントじゃなくて?なんかなあ、子供向けファンタジー(だよね?いちおう?)なのに、こんなに陰鬱な読後感でいいんだろうか。もうちょっと、「ああ面白かった!」って本を閉じるように話終わらせてくれればよかったのに、ローリングさんたら。

 ハリーくん以外の子は、みんなそれなりに成長していて、頑張ってました。ネビルくんがまさかこんなに立派になるとは!お母さんは感動ですよ!ロンの兄ちゃんの双子もあっぱれ!キミらには心からの喝采を送りたい!あのシーンは本当に爽快だったよ!結局ハリーくんの初恋は破れたようで、今後の展開に期待。結局、誰と誰がくっつくのかな?

 と書いてると、なんだかんだいいながらけっこう楽しんで読んだんじゃん、自分!(笑)それにしても、ちょっと長すぎ。話がちっとも進まないんだもん。もうちょっとサクサクと、1冊にまとめてもよかった気がするなあ。そんなにページ数が必要な展開だとは思えなかったですよ?

 『アフター・ダーク』(村上春樹、講談社)、半分読了。時間さえまとめて取れれば、あっという間に読めたと思う。わりに淡々とした話かな?


9月7日(火) 降ったりやんだり、また降ったり照ったりと実にめまぐるしい空模様の1日。夜になったら風が強くなってきました。また台風。

 『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』(J・K・ローリング、静山社)、やっと読了。う〜〜ん…なんか読後感がすっきりしない。しかし正義の味方のはずなのに、これほどひねくれた主人公も珍しいのでは。しっかりしてよハリーくん!感想はまた明日にでも詳しく。

 まあとにかくハリーは終わったんで、次は本日発売の『アフター・ダーク』(村上春樹、講談社)を読むつもり。本日発売といえば、『象られた力』(飛浩隆、ハヤカワ文庫JA)もゲットしましたよー。

そうだ、9月9日発売予定の『Pシリーズ 瞳に映るは銀の月〜妖精計画(プロジェクト フェアリー)〜』(北原文野、秋田書店)ですが、旭屋書店船橋店にはサイン本が入る予定だそうです。ご近所の方はぜひ。

 「銀河BOOKS」、更新。


9月6日(月) 昨日の日記に書いた『今日はなぞなぞの日』(フジモトマサル、平凡社)の「A子さんは、ひな人形の呪いを受けて、妹の名前もお姉さんの名前も思い出せなくなってしまいました。いったいひな人形をどんな目にあわせたのでしょうか?」の答え。「しまい忘れた(姉妹忘れた)」でした。って書いてもイマイチ面白みが伝わらない気がするなあ。やっぱあのイラストがあるからいいのかなあ。「ほぼ日」で連載されてたのは「火曜日はなぞなぞの日、金曜日はなぞなぞの答えの日」というページでした。

 船橋西武が8月末頃にリニューアルオープンしたので、行ってみました。書店はリブロが撤退して、三省堂が入ってました。横に小さなカフェがついてて、おお!と思いました。

 ワールドコン2007、横浜に決まったそうですね。やったー!今から楽しみです!関係ないけど最近、赤ん坊の顔があまりにでぶというかぷくぷく(ほっぺが垂れて胴体に食い込んでる)なので、でぶやごっこをするのが我が家で流行っています。手をバンザイさせて、「やったー!」と言ってみたり、「なんかちょうだい♪」と歌ってみたり。ええ、私と娘のおもちゃですわ。

 『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』(J・K・ローリング、静山社)、下巻の1/3まで。


9月5日(日) 今日も雨が降ったりやんだり。涼しくて助かる。娘は8月に買った花火ができなくて、泣きべそかいてたけど。

 今、明治ガルボにハマって大変(笑)。チョコもあまり食べすぎちゃいけないんだがな…。

 今日は久々に、本屋店頭で素敵な本との出会いが。ここんとこ、ネット見て目的買い、ってのばっかりで、自分で店頭で開拓するってことを全然してなかったから、すごくうれしい。最近出た『ダンスがすんだ』(フジモトマサル、新潮社)を探しに行ったんですが、津田沼丸善では児童書の「大人の絵本」コーナーにささってるのを発見。「キネマへまねき」とか「崖で怪我」とか「世の中バカなのよ」とか(笑)、割とシンプルで短い回文が見開き右ページにあり、左ページにそれにあわせたイラストが載ってるんですが、続けて読むとちゃんとストーリーになってるわけですよ。イラストも素朴な味わいがあって、とてもいい。

そして、その隣にささってた『今日はなぞなぞの日』(フジモトマサル、平凡社)にやられてしまいました!これはオモシロイ!超傑作!ダンナとバカウケ。中身は大人のためのなぞなぞ本。もちろん子供にもオッケー。娘もすっかりハマって、学校に持っていくとか言ってました。ああ、ほぼ日で連載してたのかあ。じゃあ知ってる人も多いかもしれませんね。たとえばこんなの。「A子さんは、ひな人形の呪いを受けて、妹の名前もお姉さんの名前も思い出せなくなってしまいました。いったいひな人形をどんな目にあわせたのでしょうか?」答えは明日の日記にて。こちらは著者のサイト。この人、雑誌「ねーねー」の連載「こぐまのガドガド」は読んでて気になってはいたんだけど、前に出た絵本何冊かはちょっとイマイチだったんだよなあ。でもこれは大当たり。ワタクシ的ブレイクですわ。

 娘には『星新一ショートショートセレクション 頭の大きなロボット』(理論社)を。シリーズ1巻目がなかったんで、とりあえず「ロボット」のついてるタイトルを買ってみました。こないだ、思いつきで「おーい でてこーい」の内容を話してあげたら、「へえ…なんかちょっとこわいねえ、それ」と脳内で想像しながら何度もかみしめるように言ってたんで、ちょっと読ませてみようかと。

 翔泳社の『はてなの本』とか『風の十二方位』(ル=グィン、ハヤカワ文庫SF>まだリアルで買えたのか!よかった〜)なども買ったら、またしても8000円くらいに…(泣)。エンゲル係数じゃなくて、本係数高すぎ>うち

 『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』(J・K・ローリング、静山社)、やっと上巻読了。遅い、遅すぎる!ワタクシ的には、魔法学園ものという解釈でいるので、この寮生活というか学園生活の描写は楽しくて好きです。ハリー君が今回はちょっとアレだけど…。私としては、ロンがかわいくてたまりません(笑)。ハーマイオニーは相変わらずというところ。これから下巻に突入します。

 「銀河BOOKS」、更新。


9月4日(土) 昨夜の雷雨はすごかった…。落雷の音で、家が揺れるほどでしたよ。

 今日は朝5時くらいに赤ん坊に起こされました…いつもならこの後、もうひと寝入りするんだけど、今日は完全に目が覚めちゃって、母も起きるはめに(泣)。

 「銀河BOOKS」更新。高楼方子さんのエッセイが出てると友人に教えてもらいました。

 「二人目の出産」第14回が、おとといからアップされてたのを、書くの忘れてました。


9月3日(金) 赤ん坊が早くも人見知りに、っていうかマザコン状態に。ママが見えないと大泣き。抱っこもママじゃないと大泣き。私が抱けば、ぴたりと泣き止むところが小憎らしいというかうれしいというか。おかげで、1日じゅう家にいるというのに、全然ハリポタ読書がすすみません(泣)。まだ上巻の1/3ですよ!はてなも更新できませんよ!ああ…。

 赤ん坊は、4ヶ月半にして、すでに8キロ半もありますよ。ありえないですよ!アリエナイザーですよ!誰に会っても、「大きいですねえ」と言われますよ。今日は生協のお兄さんににっこり笑いかけていましたよ。


9月2日(木) 突然洗濯機が壊れました。さっきまで普通に使ってたのに。メーカーに電話したら、明日っていってたけど、今日来て直してくれました。助かりました。ありがとう、日立の人。

 外出したり、何かと忙しくて、まだハリポタ数ページしか読んでないです(泣)。明日も早起きしないとなんで、早めに寝ます。ああ、はてな更新したいのに…。


9月1日(水) 早朝から『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』(J・K・ローリング、静山社)祭りに奔走した書店員の皆様、どうもお疲れ様でした。よく売れましたか?冷やかしに行こうと思ったんだけど、どうにもバテてて、挫折。昼には、炎天下、小学校で防災訓練にも参加させられたし。

 六本木ヒルズ、実はまだ一度も行ったことないんです>イナカモノ。だから噂のヴィレッジ・ヴァンガードも見てないうちに閉店してしまったという…。

 新刊速報、更新。もうダメだ、今日はこれで限界だ…。ためしにamazonとbk1に予約のリンクを張りまくったらめちゃめちゃ疲れた…。まだサイトをどうやったらいいか、いろいろと悩み中。


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