9.30(木) 今日は、また暑さが逆戻り。袖なしの服をしまえるのは、一体いつのことなんだろう?明日から10月だというのに!

 あ、そうそう、今日は娘の4歳の誕生日でした。時間は、地面の下の地下水のように、見えないけれど静かに確実に流れています。

 今日はちょっと、う〜むなことがありました。大勢の人の意見をひとつにまとめるってのは難しいですね。ほんの10数人でも難しいのだから、政治なんてなおさらだよな。意見が割れたときって、本当にどうすればいいんだろう。多数決だと、少数の人がかわいそうだし。少数の人に合わせればまたそれはそれでアレだし。人間が多くいれば、いろんな考え方があるのは当然。やはり、団体行動をするってことに無理があるのかなあ。もちろん、一番いいのは、誰もが納得できるアイデアが出ることなんだけど。ああ、難しい!(でもやっぱり、今日は私が傲慢だったかな。反省。)

 他人の気持ちを考えるというのは本当に難しい。なぜなら、ひとはつい自分のものさしで人の気持ちもはかってしまうから。他人には他人のものさしがあることを、つい忘れがち。たとえ理解できなくても、そういう考え方もあるのだ、と広い懐で受け入れてあげられるよう努めよう。これができるようになれば、きっと他人のことでそんなに怒らなくてすむようになるわね。さてさて、精神年齢17歳の私にできるかしら?(笑)


9.29(水) 今日は1日降ったりやんだりのお天気でした。静かな秋雨。そちらはいかがでしたか?

 今日はいろいろノルマをこなしたので、だいぶすっきり。まず家事を終えてから、紙版の銀河通信9月号(い、今ごろ!)をあちこち直したのちプリントアウトして、コピーしに行ってきました。その後、ほぼ3ヶ月ぶりに美容院へ。帰りに保育園に娘を迎えにいくと、「ママ、今日とこやさん行って来たの〜?」…ええまあね。

 4時間も美容院にいたので、たっぷり本が読めました(笑)。いつも美容院に行く時はなにか本を持っていくのですが、けっこうパーマ液なんかが飛んできて汚されるので、セレクトが難しいんですよね。大事な本は持っていかれないし、SFもダメだし(なんとなく汚したくない)。結局、『群青の夜の毛布』山本文緒にしました。

 こ、これこわ〜い!母と姉と妹という家族の中の葛藤というか愛憎劇なんですが、そこに姉の恋人がからんで、すごすぎ。夜10時からやってるドラマみたい。オンナってこわい。親子ってこわい。肉親という血の繋がりって、どんなにイヤでもどうにも絶ち切れない。それにがんじがらめに縛られて身動きできない3人。いやあ、没頭しました。近日中に乱読書きますね。

 それにしても、こうやって家の外(電車の中とか)で本を読んでるときにラブシーンが出てくると、周りが気になってドキドキするのって私だけ?なんか恥ずかしくて、あわててざっと読んで次のページをめくったりして。誰が見てるわけでもないのですが。自意識過剰?(笑)

 『スポンサーから一言』もあとラスト2話で読了なので、読んでしまわねば。そのあとは、ミニオフの前に『怪奇の悦び』に手をつけなくちゃ。

 そうそう、昨日SFマガジン11月号を買いました。グレッグ・イーガン特集だったので。でもこの方、まだそんなに翻訳されてないのね、単行本としては。意外でした。もっといっぱい訳されてるんだとばかり思ってましたわ。


9.28(火) けさ、今秋初めてのきんもくせいの香りを察知。とうとうきたか!

 昨夜、同居人と話してたときのこと。彼はこう言いました。「いいかい、世の中のことの1/3は嘘でできてて、もう1/3はまやかしでできているんだよ。真実なんてのは、その残りの中にほんのちょっと、あるかないか程度なんだよ」

 でも、私はそんなことはないと思います。いや、本当はそうなのかもしれない。世の中は嘘とまやかしであふれてるのかもしれない。でもね、その人が信じてればそれはその人にとっては真実ではないのかな。と思うのは、私が何でも誰でもすぐに信じてしまうアホだから(笑)。確かによくダマされますが、でも別にそれほどひどい目にあったこともないです。疑うより、よっぽどラク。

 ノストラダムスの大予言、妖精、宇宙人、オバケ、サンタクロースなどなど、果ては目の前にいる相手の気持ちだって、当人が信じていればそれは本当のことなのです。そして、それはひとりひとりで全部違う。つまり、人の数だけ真実の数もあるということではないかと。

 と言ったら、「じゃあ、キミが死ぬ直前に、『実は今までずっとだましてたんだよ〜』と言ったらどうする?」と聞かれました。「そしたら、フォント最大でギャフン!っていったげるよ」(参照:u-ki総統の読書日記)と答えたら爆笑してましたが。いいじゃないっすか、人生のギャフン落ち(笑)。

 話は突然変わりますが、実は私、好きな人ができました(おおっ、衝撃の告白!)。いや、彼には前からなんとなく惹かれるものは感じていたのです。が、今日ついに自分が彼に惚れているということを自覚しました。そ、その人の名は、……金城武!(笑)実は今日、角川書店から写真集が出たんですよ。『君のいた永遠』という映画のなんですが。それを見たとたん、私の気持ちは決定的になりました。カッコイイ!でも彼ってどっかおマヌケに感じるのは私だけだろうか?2枚目なんだけど、どっかヘンというかずれてるのよね。3枚目っぽいコマーシャルのせいかしら?

 そういえば、チョウ・ユンファ(映画「誰かがあなたを愛してる」、サイコー)にはまったり、もっと昔にはキ・ホイ・クァン(インディ・ジョーンズ2に出てたチャイニーズのカワイイ男の子)にもはまったりしたなあ。どうやら私、アジア系(もちろん日本人も含む)の俳優さんが好きみたい。西洋人は、ハンサムだとは思っても、そんなに心動かされないんだよね。

 で、この写真集の最後に、彼の出てる映画のリストが載ってるんですが、私、最近わかってきました。リストマニアの気持ち(笑)。つまりあれは結局のところ、だったのね!!!そうでしょ!違いますか??その作家や、その人をあまりにも好きになってしまうと、全部読みたくてそろえたくなってしまって、だから一生懸命調べてリストを作ってしまうのね!ああ、なんか非常に納得。


9.27(月) 今年の秋初めての長袖で出社。でもまだちょっと暑かったな。

 今日はちょっとグロッキーぎみです。なんかすごく疲れた〜。非常に精神を集中する仕事をしたものですから。なぜ、仕事ってまんべんなく均等に来なくて、ひまなときはひまなのに、来る時はいっぺんにどばっと来るんでしょうか。そう思ったことってありませんか?

 うーん、ちょっと気分的にイラつきぎみ。カルシウム足らないのか?(笑)須藤真澄でも読んで、リラックスしよう。


9.26(日) 先日、温泉に行った際に、脱衣所にあった体脂肪測定機にチャレンジ。数値はまあ許容範囲内だったのですが、「少し運動不足ぎみです」と見ぬかれてしまいました。これはいかんと思い、今日はひさびさにプールに行ってきました。今、めちゃめちゃ疲れてます〜。全身脱力。心地よいぐったり感。&筋肉痛(ってことはまだ若いな。その日のうちに痛みが出たからな)。じき4歳の娘が両腕に浮きをつけながらだがちゃんと泳いでたのにはびっくり!ちなみに私が泳げるようになったのは小4だから、10歳か?

 結婚前は、週1回はプールに通っていたのですが(といっても泳げるのは超へたっぴでとろい自己流平泳ぎのみ。いいの、単なる脂肪燃焼のためだから)、さすがに子供ができちゃうと通えないですねえ。一緒にという手もあるけれど、働きながらはちょっとしんどい。ああ、でも体を動かすのって気持ちいい〜!また通いたくなってしまうなあ。やっぱ、運動しないと体の線が緩みますわ。あうう、ウエストが〜!毎週泳いでた頃はもすこし締まってたんだけどなあ。日頃運動してる方は、ウエストを見れば一発でわかりますね。きゅっとしてて、ん〜カッコイイ!

 リンクページを更新がてら、あちこちちょこちょこっと直しました。やっぱ、まめにチェックしないとダメね。しかし、この並び順を見たら、どう見てもうちってSFサイトだわ(笑)。ホントは違うんだけど。って誰も信じてくれないけど(笑)。まだまだもう少し、本読みの方々へのリンクをあちこち増やす予定でいます。ちびちびとね(笑)。

 あとひとつおわび。昨夜アップした新刊速報の、10月の講談社ノベルスに一部間違いがありました。単なる私のポカです。申し訳ありませんでした。教えて下さった深青さん、ありがとうございました!

 そうそう、「エドガー・ライス・バローズのSF冒険世界へようこそ!」のページで、バローズファンによる人気投票を募集中です。長田さんからメールでお誘いを頂いたのですが、私はあいにく読んでないのですわ、バローズ。とダイジマンに言ったら、「じゃあこの機会に全部読破するというのはどうだ?」ととんでもないことを言われました(笑)。そ、それは…。というわけで、バローズをお読みの皆様、ぜひ清き一票を!締切りは9月30日だそうですので、どうぞお早めに!

 あうう、今日はぐったりだから本読めないかも〜。石田衣良の乱読も書かなきゃなんだけど〜。銀河通信10月号もやらなきゃなんだけど〜。


9.25(土) ここに書き忘れてましたが、おかげさまで9月23日にカウンタ40000を突破いたしました!いつもいらしてくださる皆様、本当にありがとうございます!

 のほほんと遊んだツケが回って来て、いやあ、今日は仕事大変でした!いつも書くことだけど、なんで出版社さんってみんなそろっていっぺんに新刊を出すのよ〜!新刊を各1冊置いただけで、今日は机の上が山盛り状態になってしまいました。常備も、角川と講談社がいっぺんに来ちゃって泣きたい気持ち〜。私、いぢめられてる?(笑)

 今日は、『ノスタルギガンテス』の寮美千子さんのリーディング・パフォーマンスの日なのですが、あいにくうちから遠いのと仕事が休めないのとで私は断念。ときどきうちの星間宇宙船にいらしてくださる生簀さんがお昼頃ひょっこり店にいらして、「これから行くんです〜」とおっしゃってました。う〜、うらやましい!行かれた方々、会場の模様をご報告して下さいね。

 こないだ、うちのダンナ(おもに80年代のSFもの)がぽつりともらしました。「キミは、最近SFを読み始めたから、はずれを読んでないんだよな。いいなあ。」だって。なるほど、考えてみれば、SFものの方々が「これ、面白いよ」と勧めて下さるのばかり読んでるから、確かに読むもの読むもの名作ぞろいで、みんな面白いもんね。これって非常にラッキーかも。ミステリの新刊なんかは、はずれにも当たっちゃったりするもんね。もちろん、好みというものもありますが。


9.24(金) ただいま〜。すっかり遅くなっちゃいました。今ニュース見てますが、台風すごかったんですね、九州の方。皆様、大丈夫でしたか?

 私も山中湖でお昼頃からすごい風と雨になっちゃいまして、嵐状態でした。湖もあふれそう。帰りの車も、その中を運転してきました。途中でやみましたが、今度は夕方、首都高速で渋滞にひっかかちゃって。仕方ないのでご飯でも食べようかと、通り道のお台場で降り、でも道を間違えてしまって大変でしたが、なんとかあの「Venus Fort」に辿り付き、食事してちょっとあれこれ見て帰ってまいりました(ここ、すごく面白かった!くわしくは後で)。うちに着いたのは23時。ああ〜、疲れた〜。

 昨夜なんですが、私以外の女性メンバーは皆お年よりばかりだから、夜は早いだろうとおもってたんですよ。ところがどっこい、12時になっても全然平気でしゃべるしゃべる(笑)。私が日記の更新終ってもまだまだ元気。久しぶりに、お年を召した方といっぱい話してしまいました。なんたって、59歳、75歳、80歳ですからすごいでしょ。でも面白かったですよ。

 年長者から学ぶことってやっぱり多いです。古き良き日本の女性の奥ゆかしさというか、他人への細やかな気配りというのを感じます。自分はやっぱりそれに比べると非常に現代的な物の考え方というか、気ばたらきというのが全然ないなあ、と恥ずかしく思います。性格かもしれませんが。うーん、なんていったらいいんだろう、昔の女性って家族の為に自分を犠牲にするのが普通、みたいなところがあるんですよね。家を守る、というか。自分の楽しみという考え方ってないんですよね。えらいなあ。私なんかそれに比べたら、自分のことしか考えてないような気がする。ちょっと考えちゃうな。どちらが正しいとかってことは言えないけど、どちらがオトナか、と考えれば結果は明白ですよね。やはり私はまだまだ遊んでいたいコドモなのだろうか。

 というわけで寝たのはなんとほぼ1時。いやあ、若いよ、皆様!朝はしっかり6時に起きて朝風呂行くし。私は7時まで寝てましたが、娘にたたき起こされてあきらめ、しぶしぶお風呂に。気持ち良かったけどね。

 食後、忍野八海に行って、花の都公園というところに行ったらそこで大雨。もうどこにも行かれず、お昼を食べて解散。

 で、渋滞に引っかかり、ようやくたどり着いた「Venus Fort」ですが、ここ、すごおい!いわゆるショッピングモールで、ブランドものの洋服などのテナントがだーっと並んでるんですが、なんというか、建物自体が面白いの。それぞれの店がギリシャ風の建物みたいなところに入ってて、彫刻があちこちに飾ってあって、天井は青空の絵が書いてあって、とにかく全体の雰囲気がおっしゃれー。歩いてるお客様も、オトナっぽいカップルばっか。そこへ乗りこんだ私達ファミリー、浮きまくり!私のカッコなんて、モモのTシャツにジーンズ(恥)。ああくやしい。もっと、思いっきり気張った格好で乗りこみたかったわ。観覧車も乗りたかったな。

 ああ、そうだ、ここ、「ヴィレッジ・バンガード」入ってました。しっかり見学しましたが、ここは店がでかい!しかもすでに本の占める割合がかなり低くて(壁際くらいしかない)、ほとんど圧倒的に雑貨屋さん状態。私が買ったのなんて、ミッフィーの洗濯物干しだもん。とにかくすんごい雑貨の量でした。面白かったけどね。しかし、つい本の売り上げの心配をしてしまう私。

 帰りはまた夜景を見ながら帰ってきました。東京の夜景は、今や世界一キレイなんじゃないかなあ。


9.23(木) 今、河口湖のほとりの旅館にいます。おなかいっぱいで苦しい〜。この頃ホントにすぐ胃に限界がきちゃうんだよね。たくさん食べられないの。トシだな。

今日は朝9時に船橋を出発し、11時に山中湖到着。いやあ、カーナビは素晴らしいね!天気は曇り。さすがに湖からの風は涼しく、でも気持ちいい!遊覧船に乗って(まっさきに外のデッキに出ていったのは私)湖を一周し、「クリスマスの森 サンタクロースミュージアム」というところに行きました。ちいさなちいさな美術館で、中はクリスマス一色!世界各国のサンタのお人形などが飾ってあって、なかなかいい雰囲気でした。ここは一年中クリスマスなわけね。ショップもついてて、あれこれ欲しくなって困りました。

3時に宿に入り、温泉ざんまい。女性用の露天風呂は、バラの花がいっぱい浮いてる「薔薇風呂」でした。きれい!これはどうやら、宿に今ちょうど咲いてる秋薔薇を摘んでいれたみたいです。なかなかおしゃれなことをするなあ。

ホントは30日なんだけど、みんなが娘の4歳の誕生日を祝ってくれました。娘にこにこ。今日はみんなにほめられまくって、すっかり有頂天。

明日はどうしようかなあ。まだ台風がすごそうだしね。今日は雨には降られず、ラッキーでしたが。「蜂工場」持ってきたけど、読めそうにないっす。眠い〜。


9.22(水) 今日も冷たい雨です。半袖だと寒いくらい。こないだまでと落差がありすぎるよ!>気温。道端のピンクのコスモスも、ちょっと寒そうに小雨に揺れてました。秋の雨。

 実は今日、人に叱られちゃって、ちょっとしゅんとしてます。いや100%その方のおっしゃる通りで、全く私の落ち度なんです。あああ、私のアホ!反省反省!もう二度としないぞ!

 明日から、一泊二日で河口湖の温泉に行くんです。家族サービス(笑)。いやあ、ネットばっかりやってないで、たまにはダンナと娘にもかまってあげないとね(笑)。でも、ノートパソコン持ってって、更新するつもり>こらこら。ダンナの実家も一緒です。さらに義母の友人2人も行くので、なんと総勢7人なのだ。がしかし、お天気が思いっきり悪そうなんですよねえ。こんなに日頃の行いがいいのに〜(大嘘)。外では遊べないかも。残念。ま、温泉にのんびりつかってられれば別にいいんですが。

 昨夜、リウイチさんのページで見つけた、「あなたの運命の人を探します」というサイト。これもなかなか面白いです。私の運命の人は青森に住む55歳の警察官で、なのにいま捕まって牢屋に入ってるそうです。って何だよそれ!(笑)あなたもぜひお試しあれ!性格判断もしてくれるんですが、なんだか誉められてんだかけなされてんだかわからないような結果でした。詳しくは忘れちゃった。

 こないだ注文してた、『蜂工場』(イアン・バンクス、集英社文庫)が入荷しました。あのu-kiさんとこで、第10回課題図書になってたアレです。さっそく、昼休みにちょろっと読んでみましたが、うーむ、しょっぱなからクレイジーだぜこりゃ!めちゃめちゃヘン!ああ、はやく私もギャフン!と言いたいぜ!表紙の「結末は、だれにも話さないでください」というセリフにも仰天。帯じゃないんですよ、表紙そのものに書いてあるんですよ!こんな本、初めて見たわあ。それにしても、なぜ88年初版で、11年ぶりの99年に突然再版されたんでしょう?要望が多かったのかな?どなたか、事情通の方はいらっしゃいませんか?あと、この方、他にどんな本を書いてるのかな?…ところでこれ、SFなんですか?(笑)SFものの方々、教えて下さ〜い。


9.21(火) 今日は、天気予報では最高気温30度だっていうから、袖なしのワンピースで出かけました。そしたら、夕方は雨ですっかり気温が下がり、肩がとても冷たくてまいりました。そうよね、もう9月もあと10日ないんだもんね。きんもくせいの花は、そろそろかなあ。

 昨夜、やっぱり『MISSING』本多孝好、読了してしまいました。おかげで今朝はむちゃくちゃ眠かった〜。なかなかうまい作家でした。まだ新人なので、これからどう転がるかが楽しみ。非常にいい作家に育つかもしれません。

 今、娘に寝る前に『ちいさいモモちゃん』を読んで聞かせています。私も大好きな本。今読んでも、全く古さを感じさせない、ほのぼのしたかわいいお話です。あ、でも、はじめてモモちゃんちに電話が来た話がありました。そう、もちろん黒電話です、今やほとんど絶滅寸前の。今は、見たことない子もいっぱいいるんだろうなあ。


9.20(月) いやな予感がします。実は今日の昼休みに、『MISSING』本多孝好をちょろっと読み始めたらやめられなくなってしまったんです。ああ、今夜はまた一気読みかも(泣)。

 これ、誰かが絶賛してたんですよね。ええと、北上次郎だったかなあ。すみません、うろ覚えなんですが。5つの短篇が入ってるんですが、最初の「眠りの海」が94年に小説推理新人賞を受賞。この方、71年生まれですって。ということは、今28歳か。とてもみずみずしくて、いい感性のミステリです。加納朋子あたりの路線の、男性版という感じかな。謎解きよりも、人間の心の傷に焦点をあてた話。彼らの心の痛みが切ないです。この方、ひょっとしたら大物になるかも。どんどん書いてほしい作家です。

 今、リンクページを直そうと検討中。このところ、「リンクしてください」という嬉しいお申し込みがとても多くて、そういえば私、自分のリンクページをけっこうおろそかにしてるなあと反省した次第。自分じゃ使わないもんですから、つい(笑)。書評ページ方面を充実させて、あとは本の検索方面の直しをしようかと思っています。


9.19(日) …はあ。まだ、なんだか呆然としています。そう、今日は例のシーナさんサイン会が当旭屋書店船橋店で無事行われたのでした。サイン会って、開催する側は成功するかどうか、ふたを開けるまで全くわからないのでとても不安なのです。人が集まりすぎても大変だし、集まらないともっとつらいし…。が、今回はまったくの杞憂でありました。おかげさまで大成功!2時間でなんと300人!お越しくださった皆様、本当にありがとうございました。

 まず、今日の開店と同時に怒涛のようにレジにおしかけ、整理券をもらってゆくお客様の真剣なまなざしに、「これはすごいことになりそうだ…」と若干びびりました。朝からお問い合わせの電話はひっきりなし。4時半開始だったのですが、すでに開場には4時からお客様が列を作っていました。まあ、老若男女さまざま!下は小学生の女の子から、上はかなりなお年のおじいちゃんまで!シーナさんの幅広い人気がよくうかがえました。私は4時過ぎから、本にいれてもらう名前を書いていただく紙を、並んでる皆様全員に順番に渡す係をおおせつかりました。ダイジマンは、列の一番後ろについて、殺気立っているお客様をおさえる係(笑)。いや、実際大変だったみたいです。皆、サインがちゃんともらえるのか不安ですから。

 ほぼ時間どおりに、シーナさん登場。開場の皆、色めき立つ。もちろん私も(笑)。きゃあ、ホンモノ!背が高い!色が黒い!(笑)いっせいにフラッシュ。シーナさんは相変わらずのラフなスタイルでいらっしゃいました。終始にこやかな笑顔でスピーディーにサインし(この時間でこの人数は記録的)、全員にきっちり握手してくださいました。

 でも彼はうちに来る前にも東京大丸の三省堂でサイン会をやってきた直後。つまりサイン会のはしご。すでに150人にサインなさってらしたそうで、だいぶお疲れのご様子。でも、シーナさんたら、「いらした方全員にサインして帰ります」と宣言して下さっていて、実際本当にそのとおりに最後のお一人にまでちゃんとサインして下さったのでした。な、な、なんていい方なんでしょう!感激しましたね。途中で腰が痛いとおっしゃるので、間に休憩をはさもうとしてたのですが、「待たせてるお客様に悪いので、イッキにやっちゃう」と言ってくださるし。本当にお優しい方なのでした。

 2時間後の6時半、無事終了。シーナさん、本当にお疲れ様でした!こちらもかなり疲れましたから、さぞかしご本人はくたくただったことでしょう。

 さて、そのあとは講談社の方々などと、軽くお茶&ビール(笑)。やはりシーナさんにはビールでないとね(笑)。私は仕事中なので、当然サインもいただけず、握手もできなかったのがどうにも心残りだったので、躊躇しましたが、思いきってそこにちょっとだけ顔を出しに行きました(図々しい?だってえ、せっかくのチャンスだもん!悩む私に、ダイジマンたら、「精神年齢18歳の怖いもの知らずのキミなら行けるだろ!」だって)。でもめちゃめちゃ緊張しちゃって、何もお話できず。でも、シーナさんの深くてよく響くお声を間近で聞いただけでもうれしかったあ。

 「おすもうさんは、サインとかじゃなく、手型だからラクでいいよなあ。前に、野田さんと、『犬のガクの足型を押して、オレ達ふたりのサインを横にするってのはどうだ』って、かなり真剣に話をしたことがあるんだよ。ま、動物虐待って言われそうだからやめたけどね」などとお話しておられました。そ、それナイスですう!(笑)

 8時ごろ、お開きになり、シーナさんはタクシーでお帰りになりました。この直前に思いきってちょこっとだけお話できました。「あの、今年の2月に、本の雑誌に載せて頂いたものです」というと、「ああそうなんですか、また出て下さい」とおっしゃってくださいました。へへ。あ、しっかり握手もしていただきました。うう、感激!

 とにかく本の雰囲気そのまんまの、ざっくばらんな優しいお方でした。本当に今日はお疲れ様でした。ありがとうございました。というわけで、本日のサイン会は大成功のうちに幕を閉じたのでした。


9.18(土) 昨夜のお酒が昼過ぎまで抜けなくて、今日は自堕落な1日になってしまいました。またしてもダメダメちゃん。でもよく寝たのですっきり。

 すっかり秋らしい気温になったので、つい浮かれて秋ものの茶色のロングスカートなど買ってしまいました。どうして秋になると、こういう枯葉色の服ばかり着たくなるのでしょうね。あとは木の実の色。ぶどう、栗、柿。密かに憧れてるのは赤紫なんですが、これ、色白の人じゃないと似合わないのよね。

 ついでに今夜のメニューも秋づくし。さんま、きのこ、秋なす。ん〜、おいしい!これで栗ご飯があれば言うことなしだな。

 明日はいよいよシーナさんに会える!ああ、どうしよう〜。ドキドキだよお!


9.17(金) すみません、これを書いてる今はもう18日のお昼です。昨夜は会社の歓送迎会で、帰りが遅かったので更新できませんでした。すみません。いやあ、久しぶりにいっぱい飲んじゃったなあ。思いっきり羽を伸ばしてしまったわ。関係者各位、陳謝。

 かなりお酒が入ったあと、恋愛談義で盛り上がってなかなか面白かったです。なぜ人は、こと恋愛となると語りたくなるのでしょうね。人の恋愛話を聞くのもとても楽しい。みんないろいろあるのねえ。それにしても、その場にいた後輩達にも「実年齢には見えない」と言われてしまった私…。ネットと現実のダブルパンチをくらってしまいました(笑)。

 ところで全く話は変わりますが、あなたは「ブタもおだてりゃ木に登る」タイプですか、それとも「獅子の子落とし」(うーん、ちょっと例えが違うかな)タイプですか?つまり、前者は人にけなされたりするとやる気がなくなっちゃうんだけど、ほめられれば調子に乗って実力以上のものを発揮するというタイプ。後者は、ほめられるとそこでもう満足してストップしちゃうんだけど、けなされたりバカにされると悔しくて発奮し、今よりレベルアップするというタイプ。

 えー、ちなみに私は後者のタイプ。要するに、ほっとけばすぐぐーたらに走る怠け者。なのに負けず嫌いなんでしょうね(笑)。「くそお〜、負けるもんかあ!」みたいな悔しさが自分の原動力だったりします。絶えず現状に満足することなく、ななめ上を見て歩いていきたいです。理想はね。


9.16(木) 昨日は日中はとても暑かったのですが、夜、雨が降ったとたんいきなり涼しくなりました。ああ、気持ちいい!まるで、『夏への扉』ならぬ『秋への扉』が突然開いたみたい。秋さん、ようこそ!

 うちのテナントが入ってるデパートの本日の広告に、今度の日曜日のシーナさんのサイン会の記事が出ました。おかげさまで、だいぶ集まりそうで、ひと安心。ああ、もう今からドッキドキ!あの笑顔がナマで見られるなんて〜!ホント、人の笑顔ってある意味麻薬だと思う今日この頃。見る人を骨抜きにさせるから。

 精神年齢のことで、ニムさんや有里さん、青木みやさんとこなどが盛り上がってるようですね。ちなみに、私の結果は、初めてやった時は19歳でした。が、詳しい数値を忘れてしまったので、今もう一度やり直したら…18歳だって!おいおい、若返ってどうするんだよ〜!(笑)以下、そのまま掲載いたします。

鑑定結果 あなたの精神年齢は18歳です

あなたの精神年齢は、『最近の若者』です。思春期真っ只中なあなたはつまらない事で悩んだりしてしまいますが、とても充実した生活を送っているのではないでしょうか?(うーむ、なるほど、確かに充実してはいるなあ。つまらない事でも悩むしなあ。でも『最近の若者』ってのはイヤ(笑)。)

実際との年齢との差 −15歳

あなたは実際の年齢より幼稚です。友達から子供っぽいと言われたりしたことはありませんか?自分では気がついていない場合もありますが、あなたの周りの人はきっと思っていることでしょう。(わ、悪かったわねえ〜!どうせ幼稚だわよ!>こういうとこがだってば)

幼稚度72%

あなたは3才児並の幼稚さを持っています。手を洗うくらいは一人でできそうです。よかったですね。(そ、そうか!だからうちの3才児とあんなに話が合うのね!ってことは、そのうち娘に抜かされる?「ママったら、子供ねえ〜」とか言われるのか?いやだああ!)

大人度36%

あなたからは少しだけ大人っぽさが感じられます。しかしまだまだ大人とは呼べません。(そうでっか。どうせ!ああ、もっと大人だと自分では思っていたのになあ…)

ご老人度19%

あなたはほんのわずかですが『おじいちゃんっ気』が感じられます。注意しましょう。(はーい、でもどう気をつければいいんですか、先生!ちなみに、私はおばあちゃんになるのが夢です。元気で面白くて、トレンドに敏感で、でも和服が似合うおばあちゃんになるのが夢なのさ!)

 というわけでした。皆様も、ぜひお試しあれ!なかなか面白いですわよ。え〜、ちなみにダイジマンは私の実年齢より年上だったそうです。なんかくやし〜い(笑)。

 昨夜、『盤上の敵』北村薫を読み始めたら止まらなくなってしまって、一気読みしてしまいました。息もつかせぬ、緊迫した展開!しかしこれ、乱読、どうしよう。ネタバレしたら面白くないしなあ。とりあえず、やるだけやってみますが(笑)。もう少々お待ち下さいませ。とにかく今までの北村薫像を覆されましたよ。すんごい野心作!びっくり!


9.15(水) 今日は台風の影響で、風がすんごかったです!明日の朝、大丈夫かなあ。そちらはいかがでした?

 今日の午前中は、少し部屋の片付けをしました。ああ、それにしても、なんでこんなに雑誌が散らばってるんだ、この家は!ダ・ヴィンチ、おひさま、たのしい幼稚園、ベストPC、千葉ウォーカー、ぴあ、本の雑誌、アフタヌーン、ジャンプ、電撃王、メロディ、週刊アスキー、魅せる!ホームページマガジン、ネットナビ、ザ・プレイステーション…ああ、書いてて恐ろしい!(笑)こうしてみると、うちって、雑誌の売り上げに貢献してるんだなあ(笑)。

 午後は、ぬわんといきなりカーナビを買ってしまいました!いやあ、すごいわねえ〜、これ!面白〜い!「600m先、1キロの渋滞です」とかしゃべるしさあ。これでもう、方向音痴の私でも、道に迷わなくてすむかな?最近のは、インターネットに接続できるというのもあるのね。うちのは違うけど。ななめ上から見下ろすみたいな画面もあって、これはまるでゲームの「A列車でいこう」だよ!

 娘が、ものの数え方を思いっきりめちゃくちゃに覚えてて、笑えます。ビデオを「5枚」と数えたり、ケーキを「3本」と数えたり。こういうことを言えるのは今だけなので、まあ面白いからいいか、とわざと直してないのですが>こらこら。極めつけは「ママ、人が2匹いるね!」…そ、それだけは(笑)。

 昨夜読み始めた『盤上の敵』北村薫ですが、題名と目次からてっきりチェスの話だと思いきや、あれれ、全然違うぞ!?なんなんだこれは?これからどういう展開になるのか、全く想像がつかないぞ。


9.14(火) 今夜のねっとりした蒸暑さときたら!もう9月もなかばだというのにね。おーい秋くん、寄り道してないで早くおいでよ〜!こっちこっち!もう熱帯夜はいいよ〜。

 今日は精神的にちょっとだけへたり気味。なんかむなしい。わかってたことだけど。お酒でも飲もうかな!

 あ、いいこともふたつばかりあったな。ひとつは、ちょっと心配していた人からの元気な便りがあったこと。本当にうれしかったな。どこにいても、その人がその人らしく、楽しく生きててくれればそれでいいです。もうひとつは、ある人のサイン本をいただいたこと。へへへ〜。

 今日の収穫は、白泉社文庫の大島弓子の新刊、『ロング ロング ケーキ』。これは傑作ですよ〜。これも昔買って、さんざん何度も読んだなあ。大島弓子はいつ読んでも本当にいいです。この中で一番好きなのは、「庭はみどり川はブルー」。泣けます。表題作もいい。これは立派なSFです。宇宙人が出てくるし(笑)。中で1作だけ、初めて読む短編が入っててびっくり!載ったのがなんとコミックトムだって!そういえばありましたねえ、そんな雑誌。ああ、大島さんの新作が読みたいなあ!!!もう出ないのだろうか。

 星間宇宙船で、加納朋子の『ななつのこ』が盛り上がっててうれしいです。どんどん布教しましょう、皆様!(笑)他の作品も読まなきゃなあ。早く文庫にしてくれないかな。


9.13(月) まあったく、いつまでも暑くていやんなっちゃいますねえ。今日はもうストッキングを履くのがいやで、素足に靴下で仕事に行ってしまいました。足がさばさばして、気持ちいい〜!でも、このカッコ、ある人に「小学生みたい」と言われたことがあるんですよね。色気なさすぎ?(笑)

 今日は、京極夏彦の文庫新刊が出ました。『魍魎の匣』なんですが、これがまた分厚い!だいたい4センチくらいでしょうか。カバーかけると、裏側に回るのが1センチくらいしかないの!書店泣かせですよ〜これ!こないだ出た、『カーニバル・ディ』もすごかったですねえ。新書で1900円ってどういうことだあ!しかも厚さもすさまじい!これ、絶対電車の中で立ち読み不可だと思うぞ。もちろん、寝っころがっても読めないでしょう。読者泣かせですよねえ。意地でも上下巻にしないつもりね、講談社(笑)。

 あと、今日は『ローマ人の物語』の最新刊が発売になりました。集英社の浅田次郎も。いっぱい入ったので、またしても肉体労働!段ボールを何箱も開けては並べ、残りはストックして、と格闘してまいりました。それにしても、この9月の文芸書新刊の嵐はすごいです。なぜみんな、狙ったように同じ時期に出すのだ!?このローマ人に、京極に、内田康夫に、老人力2に、その他いっぱい!ちょっと時期をずらせば、書店の場所をどーんと取れるのに。もう少し考えて出せばいいのになあ。今は目玉作品が多過ぎて、どれも少しずつしか出せなくて残念です。売れ行きとしては、『沈まぬ太陽』の新潮社が頑張ってるかな。

 そうそう、15日に、東京大丸の中に三省堂がオープンするんですってね。で、そこに、『ブックス&カフェ』といって、店の本をどれでも読める喫茶店ができるそうで。うーん、新しい試みとしては面白そうですが、書店経営としてはどうなんでしょうね。興味あるところです。オープンしたら、一度行ってみなくちゃな。お客様の立場だったらやっぱりうれしいかな。1日中読んでてもいいんだもんなあ。オイシイよなあ。しかし、これで本の売り上げが上がるのだろうか?私にはそうは思えないんだけど。だってもし私なら、読むだけで帰っちゃうもん(笑)。ま、蓋を開けてみないとわかりませんがね。

 書店の醍醐味って、なんだかんだ言っても、要はやっぱり品揃えに尽きるのではないかと思う今日この頃。いかに面白い品揃えをするかが書店員の使命、というか腕のみせどころじゃないかと思うのです。私も頑張らねば。これは永遠にゴールのない仕事だから。


9.12(日) えっと、今日は上のコンテンツについた《new》マークの数をご覧頂ければおわかりかと思いますが、とにかく1日中パソコンに向かって原稿を書いておりました(笑)。ああ、もうホントにダメダメちゃん!部屋の片付けもしようと思ってたのに〜。

 さすがに乱読を3つも書き、ダイジマンの出たトコ勝負を打ちこみ、銀河通信9月号を完成させ(特集のださこん2レポートはほとんど全部書きなおし状態)というのを1日でやるのはかなりハードでした。へとへと〜。いつもガーッと読書日記をまとめて書いてらっしゃるu-ki総統、尊敬しますわ〜。

 でもまあなんだかんだいっても最近それなりにぽちぽち本を読んでいて、そこそこ当たりに遭遇しているのでとても幸せである。

 今日は日記を書く余力も残ってないのであった…。


9.11(土) 今日は中山競馬のせいで、夕方、道がめちゃめちゃ混みました。やれやれ。

 先日ここに書いた北村薫の新刊『盤上の敵』がよく売れてます。うれしいい!さっそく、昨日追加注文を出しました。新保裕一の『ボーダーライン』なんかも、もっと売れていいと思うんだけど。ハードボイルドファンって多いと思うんだけどなあ。

 今日は本の雑誌と、SFマガジンを買ってきました。本の雑誌の23ページを読んで、ちょっとびっくり!ふふふ。理由は、わかる方にはわかっていただけるでしょう(笑)。90年のベスト100なんかも面白いです。ベスト1を獲得するための戦いの実況中継に笑わせていただきました。みんな、自分のイチオシを1位にしたくて譲らなかったそう。目黒さんの脅迫的セリフに爆笑。そこまで言うか!みんな、自分の好きな本には熱くなるのですね。

 さてさて、山本文緒のゲラの続きを読もうっと。今夜で読み終わるかな。原稿書きは明日に回そう。許して、ダイジマン!


9.10(金) なんか、残暑が長引きますねえ。早く涼しくならないかなあ。

 今日はちょっと酒飲みモードです(笑)。ファジーネーブルがおいしかったあ。ゆえに、今、思考力なし(笑)。感情はオーバーぎみですが。まあいろいろ思うところはあるけど、ここには書かないでおこう。

 そういえば、こないだ娘の口から「透明人間」という言葉が出たのには驚きました。3歳児でも透明人間の概念が理解できるのか!そうすると、タイムマシンとか宇宙船とかは、何歳くらいでわかるのかな。宇宙人はもうわかるだろうな。ウルトラマンとか見てるから。

 『スポンサーから一言』フレデリック・ブラウンをまだ通勤本として読んでいます。この方、実にアイデア豊富な方ですねえ。『まっ白な嘘』も買ってあるので、これが終ったらこっちを読もうかな。ミステリもSFも書く方なんですね。


9.9(木) 今日は、定休日あけだったので、2日分の荷物と格闘してまいりました。疲れた〜。ホント、書店って肉体労働なんですよ。足が痛い〜。

 今日の新刊のおすすめは、『盤上の敵』北村薫です。これ、装丁がすっごくキレイ!書店でぜひご覧になってみて下さい。青が効いてて、爽やか。内容も面白いといいんだけど。ああ、北村さんといえば、新潮社の『月の砂漠をさばさばと』が売れてます。これ、おーなり由子さんが絵を書いてて、ちょっとした絵本みたいな感覚。私も買いました。

 昨夜は、山本文緒のゲラを読み始めたら止まらなくなってしまい、たちまち半分読破。ある女性の一生を、7歳、17歳、27歳と10年おきに章立てて綴ったもの。昨夜、27歳まで読みました。あと、37歳、47歳、57歳があるみたい。ちょうど、私の実年齢でいくと、昨夜読んだ分が過去、今から読む分が未来にあたります。ということは、私はちょうど人生のまんなかあたりにいるのか!おお!前半戦が終ったあたりなのか。

 この主人公はなかなか数奇な運命をたどっています。前半は、とにかく親と自分の確執に苦しんでいます。この後はどうなるんだろう?読むのが楽しみ。

 あ、あと銀河通信の原稿も書かなきゃ。明日で、もう9月も1/3終ってしまうのか。早い。早過ぎ!この頃、ホントに読む速度と買う速度のギャップに苦しんでいます。ほとんど、5冊買っては1冊読んで、くらいのぺ―ス。あうう、もっとサクサク読みたいよ〜。読むのがとろ過ぎるのかなあ。『ななつのこ』の乱読もまだだし。むーん。


9.8(水) 昨夜はとてつもなく眠くて、11時にはダウンしてしまいました。日記もろくにかけず、失礼致しました。いっぱい寝たので、今日はどうにか復活。

 今日は午前中にちょっと病院に行って来たのです。少々心配事があって。でも、お医者さんに異常なしと言われました。よかったああ!不安がいきなり晴れて、心は一気に快晴!あまりのうれしさに、そのままイキオイで御茶ノ水までゴー!(笑)

 目指すは、かねてから研究しようと思ってた、ミリタリー・戦記ものが充実してるという書泉グランデ。いやあ、確かにすごかったです!とっても勉強になりました。ビデオ、雑誌、ムック、文庫、あともちろん書籍にいたるまで、航空・戦記・ミリタリー・武器系がぎっしり!ラジコンやプラモなんかもあって、これは好きな方にはたまらんでしょうなあ。なめるように棚と平台を見てきました。しかし、このフロア、さすがにお客様は男性ばっかり。女性はレジの店員さんと私だけでした(笑)。腕組みして棚をにらんでる私は、さぞかしアヤシかっただろうな。

 せっかくここまできたら、あそこに行くのはお約束。そう、RBワンダ―とカスミ書房!棚を眺めるだけでもすんごく楽しかったなあ。驚いたのは、こないだださこんのオークションで買った『ブロントメク!』が2600円もしたこと!目玉が飛び出しちゃいましたよ。これ以外もいろいろと、ぎょぎょぎょ!という値段のものが。あのオークションで、私はずいぶんとオイシイ思いをしたんだなあ、と改めて思いました。皆様、感謝!

 RBワンダーで何冊か購入。何を買ったかはナイショ(笑)。いや、たいしたもんじゃないので。

 あと、ついでに旭屋水道橋店へ。入り口のサブカルの棚がなかなか面白かったです。本のジャンル、判形にこだわらない切り口がグー。

 実は私が新刊書店で必ずチェックする本があります。それは、恩田陸の本!これが案外ないのよねえ。どうして?今日チェックしたところでは、グランデの1階に『光の帝国』が積んであったのを発見し、「おお!」と思いました。ここは、『チグリスとユーフラテス』も積んでありました。エライ!(笑)

 帰りの電車で、『スポンサーから一言』フレデリック・ブラウンを読み始めたら(あっ、何買ったかバレちった)、いやあ、これ面白い!眠気もふっとんでしまいました。SFショートショートなのですが、思わずニヤリとしてしまうオチがなかなか。ラストが読めちゃうのもいくつかあったけど、ま、スタンダードということで。これ、復刊おすすめしてくれたの、シーナさんなのよね。ありがとう、シーナさん!

 書店に勤めてて毎日本に埋もれてても、ん〜、やっぱり本屋巡りは楽しい!棚見るの、大好き〜!今日は実に極楽の1日でありました。


9.7(火) 今日は蒸暑かったです〜。また冷房のお世話になってます。早く、冷房からおさらばしたいよお。

 今日は心身ともに、ちょっとパワー減退。出力30%ってとこか。たまには早く寝ようかな。


9.6(月) 日が落ちるのが、めっきり早くなりました。今日の保育園のお迎え時間なんて、もう外は真っ暗に近い状態。歩いてるとまだまだじっとり汗ばむけれど、空はもう秋支度。

 娘は、夏の間はまだ明るいから平気なくせに、日が短くなると、夕方迎えに行くたび「ママ遅かったよ〜」と私を責めます。暗くなると、妙に家が恋しくなるのでしょうか。そういえば私も高校の頃、部活で、まだ6時くらいなのにあたりが暗くなってくると、妙にさみしくなって、「ああ、早く家に帰りたい…」と思ったものでした。

 昨夜、通称「ゴセシケ」、すなわち『合成怪物』読了。いやあ、なんか笑っちゃいました。とんでもなくブキミって書いてあるんだけれど、とてもそうは思えなくて>ゴセシケ。むしろ、お間抜けな印象。ひどく真面目な話なんですが、どっか変なんだよなあ。むちゃくちゃヘンテコなSFでした。

 加納朋子『ななつのこ』、半分ほど読みました。ううう、いいですうう。「一枚の写真」という短篇なんて、じ〜んときちゃいました。日常の謎的ミステリですが、いい味出してます。人の心のひだを感じるミステリ。ちょっと北村薫の「私」シリーズにテイストが似すぎてるのが玉にキズかな。

 今日の新刊速報は、SF古本マニア系の方々は要チェックだよ!(ダイジマン、キミのことだ!)すごいコレクションが出るのだ!しかもこれ、おそらく刷り部数超少ないと思うよ。第1回配本はもう出てるんですが、うちの書店は配本さえなかったもん。取り寄せしないと入手できないシロモノかも。詳しくは、新刊速報のトップの、「news」のところをご覧下さいませ!


9.5(日) 今日は、車用のCDコンポを購入。わーい、これで車でもCDが聴けるぞ!さっそく、中古CD屋で買ったばかりの、マッキーの「SELF PORTRAIT」を聴く。昔よく聴いたアルバムなのに、ほとんど忘れててショック。「bP」なんて、あの当時はカラオケでも歌えたのに!今じゃ、サビのとこしか歌えないよ。

 おとなになってから覚えたものって、どうしてこう端から端へとすぐ忘れてしまうんだろう。子供の頃見たアニメの主題歌や、中学・高校の頃ハマッた曲は、たいがい今でもそらで歌えるというのに。植物の名前なんかも、子供の頃、図鑑なんかで見たのは覚えてても、おとなになってから調べて覚えたのは、全然ダメ。片っ端から忘れちゃう。記憶って、あまり上書きができないものなんでしょうか。

 今夜は、ダイジマンから借りた例の「ゴセシケ」、『合成怪物』を読むのだ。そう、あのださこんで、ヤツと血で血を洗う争奪戦を繰り広げた、あれです(笑)。あちこちのレポートで、語り草になってて、ちょっと恥ずかしいんですが。あのときねえ、事前に「私がゲットしたら、読んでからキミにあげるからね」ってダイジマンに言っといたんですよ。にもかかわらず、なぜ私と競り合うのか、キミは!?ま、ヤツがジュブナイルSFを集めてるのをよく知ってたから、あの場は彼に譲りましたが。私は別に読めればいいのだ。

 どうも、SFものの方は、子供の頃にこの岩崎書店の「SFこども図書館」シリーズの洗礼を受けた方が多いらしく、「全部読んだよ、懐かしい〜」なんて声をださこんではよく聞いた。へえ〜、そうなのか。私は全然記憶がないなあ。その頃、私はいったい何を読んでたんだろう。ポプラ社のルパンや江戸川乱歩シリーズは読んでましたけどね、こわごわ。表紙がこわくて、その中でもまだまし、みたいなのしか手に取れなかったんです。そう、あの頃はとてもこわがりだったのよ!今でもそうなんだけど。この「ゴセシケ」の表紙の絵も、どことなくアヤシゲ。もう少し、とっつきやすい絵にしてくれれば、手に取ってたかもしれないのになあ。それとも、このアヤシさが魅力なのだろうか?


9.4(土) 明け方、胸が痛くて目が覚める。なにか、切なくやるせない夢を見ていたらしい。夢とうつつの間にたゆたいながら、「ああそうなのか」と思う。どんな夢だったのかは全く覚えていないので、なにが「そう」なんだかさっぱりわからないのに。ぼんやりと煙のように漂っている夢のしっぽをつかもうとしたのだが、それは私の手からするりと逃げて行ってしまった。大島弓子のセリフが頭をかすめる。「夢は気分だけを残す」。実体のない切なさだけが、いつまでも消えずに胸に残っている。

 というわけで図らずも早起きしてしまったので、今日は余裕で朝シャンして会社に行きました(笑)。朝晩はだいぶ涼しくなってきて、部屋の冷房入れなくても快適な気温。ああ〜、極楽!汗をかかないって、幸せ!もうすぐ、大好きなきんもくせいの季節だな。ここに越して初めての初秋。近くに、きんもくせいの木はあるだろうか。でも、探さなくても大丈夫。花の方からあの甘い香りをあたりにふりまいて、「ここで咲いてるよ」と教えてくれるから。

 話は全く変わるが、もしかすると前にも書いたかもしれないが、私が好きだな、と思う人(男女どちらも)は、ひとことでいうと「ヘンな人」である。うわっ、何だろうこの人、変わってるなあ〜、面白いなあ、とつい目が離せなくなってしまうような人。個性的ともいえるか。自分というものを、変に無理して隠したり歪めたりせず、のびのびそのまま外に出している人。自然体の人。自分の思う通りに生きている人。

 と同時にまっとうな最低限の社会的常識をわきまえている人。別段変わったことではなく、例えば盗みをはたらいたりはしないとか、車の窓からカンを投げ捨てないとか、弱いものいじめをしないとか、そういうごく当たり前のことが分かってる人。精神的に健全な人。

 そう考えるとたいていの人はこれに当てはまってしまうのだけど。だから私は好きな人が男女共にいっぱいいる。よく言えば、うお座の博愛主義ってやつだろうか。悪く言えば、単に気が多いだけかな?でも、好きな人がたくさんいるのは悪いことじゃないと自分では思ってるけど。


9.3(金) ハロウィンに向けて(>気が早すぎ)、トップの画像を変えてみました。ちょっとかわいすぎますか?(笑)恥ずかしいかなあ?

 今日、会社で本を検索するためにパソコンを打ってたら、それを見ていた知り合いが「さすがに打つの早いですね〜。キャベツの千切りとどっちが早いですか?」と言われて愕然。た、確かにキーボードはそれなりの速度で打てるが、千切りはへたっぴだ〜。一家の主婦が、これでいいのだろうか?(笑)なんか、間違ってる気がするぞ。いやあ、最近、めっきり食べることに向ける情熱が減ってしまってねえ。その情熱が、こっちに向いてるもんだからさ。

 なんか、先週、ださこんのせいもあってか、新刊速報をアップするのをすっかり怠けてしまいましたね。すみませんでした。今日はいっぱいアップしましたので、こう御期待!なんといっても本日の目玉は、あの、永遠に文庫にはしないと思われていた早川の『アルジャーノンに花束を』が文庫化されることです!!!!びっくりでしょう?11月に著者が来日するので、それに合わせてということらしいです。いやあ、驚いたよ。しかも、他の『ビリーミリガン』あたりも一挙に文庫落ち!さらにですね、これ、普通の文庫サイズじゃないんです。縦がほんの5ミリくらい大きくて、活字も大きいんですって!ジャンルは、NVでもSFでもなくて、「ダニエル・キイス文庫」なんです!(笑)わ、わざわざ作るなんてすごすぎ、早川!

 あとは密かにうれしいのは、藤原伊織の新刊が10月に出ること!うわーい!待ってたよ!


9.2(木) 仕事帰り、駅を降りたらいきなりの雨。ええっ、何だよ聞いてないよ〜傘持ってないよ〜。仕方なく、そのまま雨に打たれながら歩く。ま、いいか、寒い季節じゃないし。むきだしの腕に、雨粒が心地よい。しかし、傘をさすというのは実に人間的な行為だよな。動物はこんなことしないもんな。今日は私も人間じゃなく、ただの一匹の動物として雨の中を歩こう。遠い遠い遥か昔、私が太古の森に住んでいた頃のことを想像しながら。…などと考えていたら、家に着く頃には雨はやんでいた。つかの間のトリップであった。

 ださこんレポートのせいか、アクセス件数が驚くべき数字に。読んで下さった皆様、ありがとうございます!

 昨夜、『ジョナサンと宇宙クジラ』読了。甘くやさしい味の、ロマンティックなSFでした。伊藤典夫の解説もとてもよかったです。乱読は、うーん、どうしよう、明日かあさってあたりかな。今日は眠くて、っていつもだけど。

 通勤本は、『つれづれノート』(銀色夏生)の最新刊。1/3くらい読んだとこ。赤ちゃんができてるのに山登りしたりして、あやうく流産しかけたとか。それにしても、登山とは。誰も止めなかったのか、周囲の人々?これはホントにただの日記なんだけど、時々、はっとするような言葉が書いてあって、そこが好き。あと、人間を見る視点。例えば自分の子供でも、決して自分の所有物みたいな扱いではなく、れっきとした1個の他人としてとらえてるんですよね。冷静に距離を置いてるというか。昔読んだとき、私もいつか子供ができたら、こんなふうに接したいなと思ってました。現実は…う〜ん、どうなんでしょうか。


9.1(水) 先日からしこしこ書いてた、ださこんレポートをやっと今日の午前中にアップしました。参加者、必読!(笑)自分で読んでてもおかしいです。あ、間違いなどございましたらご一報下さいね。他の皆さんのレポートのリンク集は、上記のださこんページにあります。もう、ずいぶん皆様アップなさってるよう。早いなあ。私は最近は、ダンナから夜更かし禁止令を敷かれているので(笑)、なかなか一気に書くことができなかったのです。他の方のレポートも実に面白いです。皆さん、それぞれの視点で楽しんでらっしゃって。

 今日こそは東京に出かけよう!と思っていたのに、レポート書きやって、他のサイトのレポート読んでたら、外に出る気力が萎えてしまいました。暑かったしねえ、今日!この頃つくづく思うのですが、やはり人間を動かす原動力というのは、気力ですね。これに尽きます。たとえどんなに疲れてたり眠かったりしても、気力さえあればしのげる。が、それほど死んでもやりたいわけじゃないな、と思うことは、「ま、いっか」と自動的に後回しになってしまう。

 だから、やりたいと思っててもなかなか手がつけられないことというのは、結局その人にとって、そう重要なことではないのかもしれません。本当にやりたいのなら、何を犠牲にしてもやるのではないかな、と思うので。

 話は飛びますが、先日、ものすごくショックなことがありました。あまりの衝撃に、ここにも書けなかったほど。そう、私の愛するマッキーが覚せい剤で逮捕されちゃったことです。彼の新曲をもう聴くことができないのかも、と思うと絶望的に悲しいです。ああ、なんでクスリなんてやってしまったの?CDも店頭から外すと昨夜ニュースで言ってたので、更にまっ暗な気分だったのですが、今日店にいったらまだ少しだけ売ってたので、持ってなかったやつを3枚一気買いしてきました。すこうしだけ、気持ちがおさまりました。

 確かに悪いことをしたけれど、彼の曲の美しさ、切なさは少しも損なわれることなく、私や多くのファンの心の中で輝き続けています。1日も早く復帰して下さることを切に祈ります。いつまでも待ってるよ、マッキー!

9.30(木) 今日は、また暑さが逆戻り。袖なしの服をしまえるのは、一体いつのことなんだろう?明日から10月だというのに!

 あ、そうそう、今日は娘の4歳の誕生日でした。時間は、地面の下の地下水のように、見えないけれど静かに確実に流れています。

 今日はちょっと、う〜むなことがありました。大勢の人の意見をひとつにまとめるってのは難しいですね。ほんの10数人でも難しいのだから、政治なんてなおさらだよな。意見が割れたときって、本当にどうすればいいんだろう。多数決だと、少数の人がかわいそうだし。少数の人に合わせればまたそれはそれでアレだし。人間が多くいれば、いろんな考え方があるのは当然。やはり、団体行動をするってことに無理があるのかなあ。もちろん、一番いいのは、誰もが納得できるアイデアが出ることなんだけど。ああ、難しい!(でもやっぱり、今日は私が傲慢だったかな。反省。)

 他人の気持ちを考えるというのは本当に難しい。なぜなら、ひとはつい自分のものさしで人の気持ちもはかってしまうから。他人には他人のものさしがあることを、つい忘れがち。たとえ理解できなくても、そういう考え方もあるのだ、と広い懐で受け入れてあげられるよう努めよう。これができるようになれば、きっと他人のことでそんなに怒らなくてすむようになるわね。さてさて、精神年齢17歳の私にできるかしら?(笑)


9.29(水) 今日は1日降ったりやんだりのお天気でした。静かな秋雨。そちらはいかがでしたか?

 今日はいろいろノルマをこなしたので、だいぶすっきり。まず家事を終えてから、紙版の銀河通信9月号(い、今ごろ!)をあちこち直したのちプリントアウトして、コピーしに行ってきました。その後、ほぼ3ヶ月ぶりに美容院へ。帰りに保育園に娘を迎えにいくと、「ママ、今日とこやさん行って来たの〜?」…ええまあね。

 4時間も美容院にいたので、たっぷり本が読めました(笑)。いつも美容院に行く時はなにか本を持っていくのですが、けっこうパーマ液なんかが飛んできて汚されるので、セレクトが難しいんですよね。大事な本は持っていかれないし、SFもダメだし(なんとなく汚したくない)。結局、『群青の夜の毛布』山本文緒にしました。

 こ、これこわ〜い!母と姉と妹という家族の中の葛藤というか愛憎劇なんですが、そこに姉の恋人がからんで、すごすぎ。夜10時からやってるドラマみたい。オンナってこわい。親子ってこわい。肉親という血の繋がりって、どんなにイヤでもどうにも絶ち切れない。それにがんじがらめに縛られて身動きできない3人。いやあ、没頭しました。近日中に乱読書きますね。

 それにしても、こうやって家の外(電車の中とか)で本を読んでるときにラブシーンが出てくると、周りが気になってドキドキするのって私だけ?なんか恥ずかしくて、あわててざっと読んで次のページをめくったりして。誰が見てるわけでもないのですが。自意識過剰?(笑)

 『スポンサーから一言』もあとラスト2話で読了なので、読んでしまわねば。そのあとは、ミニオフの前に『怪奇の悦び』に手をつけなくちゃ。

 そうそう、昨日SFマガジン11月号を買いました。グレッグ・イーガン特集だったので。でもこの方、まだそんなに翻訳されてないのね、単行本としては。意外でした。もっといっぱい訳されてるんだとばかり思ってましたわ。


9.28(火) けさ、今秋初めてのきんもくせいの香りを察知。とうとうきたか!

 昨夜、同居人と話してたときのこと。彼はこう言いました。「いいかい、世の中のことの1/3は嘘でできてて、もう1/3はまやかしでできているんだよ。真実なんてのは、その残りの中にほんのちょっと、あるかないか程度なんだよ」

 でも、私はそんなことはないと思います。いや、本当はそうなのかもしれない。世の中は嘘とまやかしであふれてるのかもしれない。でもね、その人が信じてればそれはその人にとっては真実ではないのかな。と思うのは、私が何でも誰でもすぐに信じてしまうアホだから(笑)。確かによくダマされますが、でも別にそれほどひどい目にあったこともないです。疑うより、よっぽどラク。

 ノストラダムスの大予言、妖精、宇宙人、オバケ、サンタクロースなどなど、果ては目の前にいる相手の気持ちだって、当人が信じていればそれは本当のことなのです。そして、それはひとりひとりで全部違う。つまり、人の数だけ真実の数もあるということではないかと。

 と言ったら、「じゃあ、キミが死ぬ直前に、『実は今までずっとだましてたんだよ〜』と言ったらどうする?」と聞かれました。「そしたら、フォント最大でギャフン!っていったげるよ」(参照:u-ki総統の読書日記)と答えたら爆笑してましたが。いいじゃないっすか、人生のギャフン落ち(笑)。

 話は突然変わりますが、実は私、好きな人ができました(おおっ、衝撃の告白!)。いや、彼には前からなんとなく惹かれるものは感じていたのです。が、今日ついに自分が彼に惚れているということを自覚しました。そ、その人の名は、……金城武!(笑)実は今日、角川書店から写真集が出たんですよ。『君のいた永遠』という映画のなんですが。それを見たとたん、私の気持ちは決定的になりました。カッコイイ!でも彼ってどっかおマヌケに感じるのは私だけだろうか?2枚目なんだけど、どっかヘンというかずれてるのよね。3枚目っぽいコマーシャルのせいかしら?

 そういえば、チョウ・ユンファ(映画「誰かがあなたを愛してる」、サイコー)にはまったり、もっと昔にはキ・ホイ・クァン(インディ・ジョーンズ2に出てたチャイニーズのカワイイ男の子)にもはまったりしたなあ。どうやら私、アジア系(もちろん日本人も含む)の俳優さんが好きみたい。西洋人は、ハンサムだとは思っても、そんなに心動かされないんだよね。

 で、この写真集の最後に、彼の出てる映画のリストが載ってるんですが、私、最近わかってきました。リストマニアの気持ち(笑)。つまりあれは結局のところ、だったのね!!!そうでしょ!違いますか??その作家や、その人をあまりにも好きになってしまうと、全部読みたくてそろえたくなってしまって、だから一生懸命調べてリストを作ってしまうのね!ああ、なんか非常に納得。


9.27(月) 今年の秋初めての長袖で出社。でもまだちょっと暑かったな。

 今日はちょっとグロッキーぎみです。なんかすごく疲れた〜。非常に精神を集中する仕事をしたものですから。なぜ、仕事ってまんべんなく均等に来なくて、ひまなときはひまなのに、来る時はいっぺんにどばっと来るんでしょうか。そう思ったことってありませんか?

 うーん、ちょっと気分的にイラつきぎみ。カルシウム足らないのか?(笑)須藤真澄でも読んで、リラックスしよう。


9.26(日) 先日、温泉に行った際に、脱衣所にあった体脂肪測定機にチャレンジ。数値はまあ許容範囲内だったのですが、「少し運動不足ぎみです」と見ぬかれてしまいました。これはいかんと思い、今日はひさびさにプールに行ってきました。今、めちゃめちゃ疲れてます〜。全身脱力。心地よいぐったり感。&筋肉痛(ってことはまだ若いな。その日のうちに痛みが出たからな)。じき4歳の娘が両腕に浮きをつけながらだがちゃんと泳いでたのにはびっくり!ちなみに私が泳げるようになったのは小4だから、10歳か?

 結婚前は、週1回はプールに通っていたのですが(といっても泳げるのは超へたっぴでとろい自己流平泳ぎのみ。いいの、単なる脂肪燃焼のためだから)、さすがに子供ができちゃうと通えないですねえ。一緒にという手もあるけれど、働きながらはちょっとしんどい。ああ、でも体を動かすのって気持ちいい〜!また通いたくなってしまうなあ。やっぱ、運動しないと体の線が緩みますわ。あうう、ウエストが〜!毎週泳いでた頃はもすこし締まってたんだけどなあ。日頃運動してる方は、ウエストを見れば一発でわかりますね。きゅっとしてて、ん〜カッコイイ!

 リンクページを更新がてら、あちこちちょこちょこっと直しました。やっぱ、まめにチェックしないとダメね。しかし、この並び順を見たら、どう見てもうちってSFサイトだわ(笑)。ホントは違うんだけど。って誰も信じてくれないけど(笑)。まだまだもう少し、本読みの方々へのリンクをあちこち増やす予定でいます。ちびちびとね(笑)。

 あとひとつおわび。昨夜アップした新刊速報の、10月の講談社ノベルスに一部間違いがありました。単なる私のポカです。申し訳ありませんでした。教えて下さった深青さん、ありがとうございました!

 そうそう、「エドガー・ライス・バローズのSF冒険世界へようこそ!」のページで、バローズファンによる人気投票を募集中です。長田さんからメールでお誘いを頂いたのですが、私はあいにく読んでないのですわ、バローズ。とダイジマンに言ったら、「じゃあこの機会に全部読破するというのはどうだ?」ととんでもないことを言われました(笑)。そ、それは…。というわけで、バローズをお読みの皆様、ぜひ清き一票を!締切りは9月30日だそうですので、どうぞお早めに!

 あうう、今日はぐったりだから本読めないかも〜。石田衣良の乱読も書かなきゃなんだけど〜。銀河通信10月号もやらなきゃなんだけど〜。


9.25(土) ここに書き忘れてましたが、おかげさまで9月23日にカウンタ40000を突破いたしました!いつもいらしてくださる皆様、本当にありがとうございます!

 のほほんと遊んだツケが回って来て、いやあ、今日は仕事大変でした!いつも書くことだけど、なんで出版社さんってみんなそろっていっぺんに新刊を出すのよ〜!新刊を各1冊置いただけで、今日は机の上が山盛り状態になってしまいました。常備も、角川と講談社がいっぺんに来ちゃって泣きたい気持ち〜。私、いぢめられてる?(笑)

 今日は、『ノスタルギガンテス』の寮美千子さんのリーディング・パフォーマンスの日なのですが、あいにくうちから遠いのと仕事が休めないのとで私は断念。ときどきうちの星間宇宙船にいらしてくださる生簀さんがお昼頃ひょっこり店にいらして、「これから行くんです〜」とおっしゃってました。う〜、うらやましい!行かれた方々、会場の模様をご報告して下さいね。

 こないだ、うちのダンナ(おもに80年代のSFもの)がぽつりともらしました。「キミは、最近SFを読み始めたから、はずれを読んでないんだよな。いいなあ。」だって。なるほど、考えてみれば、SFものの方々が「これ、面白いよ」と勧めて下さるのばかり読んでるから、確かに読むもの読むもの名作ぞろいで、みんな面白いもんね。これって非常にラッキーかも。ミステリの新刊なんかは、はずれにも当たっちゃったりするもんね。もちろん、好みというものもありますが。


9.24(金) ただいま〜。すっかり遅くなっちゃいました。今ニュース見てますが、台風すごかったんですね、九州の方。皆様、大丈夫でしたか?

 私も山中湖でお昼頃からすごい風と雨になっちゃいまして、嵐状態でした。湖もあふれそう。帰りの車も、その中を運転してきました。途中でやみましたが、今度は夕方、首都高速で渋滞にひっかかちゃって。仕方ないのでご飯でも食べようかと、通り道のお台場で降り、でも道を間違えてしまって大変でしたが、なんとかあの「Venus Fort」に辿り付き、食事してちょっとあれこれ見て帰ってまいりました(ここ、すごく面白かった!くわしくは後で)。うちに着いたのは23時。ああ〜、疲れた〜。

 昨夜なんですが、私以外の女性メンバーは皆お年よりばかりだから、夜は早いだろうとおもってたんですよ。ところがどっこい、12時になっても全然平気でしゃべるしゃべる(笑)。私が日記の更新終ってもまだまだ元気。久しぶりに、お年を召した方といっぱい話してしまいました。なんたって、59歳、75歳、80歳ですからすごいでしょ。でも面白かったですよ。

 年長者から学ぶことってやっぱり多いです。古き良き日本の女性の奥ゆかしさというか、他人への細やかな気配りというのを感じます。自分はやっぱりそれに比べると非常に現代的な物の考え方というか、気ばたらきというのが全然ないなあ、と恥ずかしく思います。性格かもしれませんが。うーん、なんていったらいいんだろう、昔の女性って家族の為に自分を犠牲にするのが普通、みたいなところがあるんですよね。家を守る、というか。自分の楽しみという考え方ってないんですよね。えらいなあ。私なんかそれに比べたら、自分のことしか考えてないような気がする。ちょっと考えちゃうな。どちらが正しいとかってことは言えないけど、どちらがオトナか、と考えれば結果は明白ですよね。やはり私はまだまだ遊んでいたいコドモなのだろうか。

 というわけで寝たのはなんとほぼ1時。いやあ、若いよ、皆様!朝はしっかり6時に起きて朝風呂行くし。私は7時まで寝てましたが、娘にたたき起こされてあきらめ、しぶしぶお風呂に。気持ち良かったけどね。

 食後、忍野八海に行って、花の都公園というところに行ったらそこで大雨。もうどこにも行かれず、お昼を食べて解散。

 で、渋滞に引っかかり、ようやくたどり着いた「Venus Fort」ですが、ここ、すごおい!いわゆるショッピングモールで、ブランドものの洋服などのテナントがだーっと並んでるんですが、なんというか、建物自体が面白いの。それぞれの店がギリシャ風の建物みたいなところに入ってて、彫刻があちこちに飾ってあって、天井は青空の絵が書いてあって、とにかく全体の雰囲気がおっしゃれー。歩いてるお客様も、オトナっぽいカップルばっか。そこへ乗りこんだ私達ファミリー、浮きまくり!私のカッコなんて、モモのTシャツにジーンズ(恥)。ああくやしい。もっと、思いっきり気張った格好で乗りこみたかったわ。観覧車も乗りたかったな。

 ああ、そうだ、ここ、「ヴィレッジ・バンガード」入ってました。しっかり見学しましたが、ここは店がでかい!しかもすでに本の占める割合がかなり低くて(壁際くらいしかない)、ほとんど圧倒的に雑貨屋さん状態。私が買ったのなんて、ミッフィーの洗濯物干しだもん。とにかくすんごい雑貨の量でした。面白かったけどね。しかし、つい本の売り上げの心配をしてしまう私。

 帰りはまた夜景を見ながら帰ってきました。東京の夜景は、今や世界一キレイなんじゃないかなあ。


9.23(木) 今、河口湖のほとりの旅館にいます。おなかいっぱいで苦しい〜。この頃ホントにすぐ胃に限界がきちゃうんだよね。たくさん食べられないの。トシだな。

今日は朝9時に船橋を出発し、11時に山中湖到着。いやあ、カーナビは素晴らしいね!天気は曇り。さすがに湖からの風は涼しく、でも気持ちいい!遊覧船に乗って(まっさきに外のデッキに出ていったのは私)湖を一周し、「クリスマスの森 サンタクロースミュージアム」というところに行きました。ちいさなちいさな美術館で、中はクリスマス一色!世界各国のサンタのお人形などが飾ってあって、なかなかいい雰囲気でした。ここは一年中クリスマスなわけね。ショップもついてて、あれこれ欲しくなって困りました。

3時に宿に入り、温泉ざんまい。女性用の露天風呂は、バラの花がいっぱい浮いてる「薔薇風呂」でした。きれい!これはどうやら、宿に今ちょうど咲いてる秋薔薇を摘んでいれたみたいです。なかなかおしゃれなことをするなあ。

ホントは30日なんだけど、みんなが娘の4歳の誕生日を祝ってくれました。娘にこにこ。今日はみんなにほめられまくって、すっかり有頂天。

明日はどうしようかなあ。まだ台風がすごそうだしね。今日は雨には降られず、ラッキーでしたが。「蜂工場」持ってきたけど、読めそうにないっす。眠い〜。


9.22(水) 今日も冷たい雨です。半袖だと寒いくらい。こないだまでと落差がありすぎるよ!>気温。道端のピンクのコスモスも、ちょっと寒そうに小雨に揺れてました。秋の雨。

 実は今日、人に叱られちゃって、ちょっとしゅんとしてます。いや100%その方のおっしゃる通りで、全く私の落ち度なんです。あああ、私のアホ!反省反省!もう二度としないぞ!

 明日から、一泊二日で河口湖の温泉に行くんです。家族サービス(笑)。いやあ、ネットばっかりやってないで、たまにはダンナと娘にもかまってあげないとね(笑)。でも、ノートパソコン持ってって、更新するつもり>こらこら。ダンナの実家も一緒です。さらに義母の友人2人も行くので、なんと総勢7人なのだ。がしかし、お天気が思いっきり悪そうなんですよねえ。こんなに日頃の行いがいいのに〜(大嘘)。外では遊べないかも。残念。ま、温泉にのんびりつかってられれば別にいいんですが。

 昨夜、リウイチさんのページで見つけた、「あなたの運命の人を探します」というサイト。これもなかなか面白いです。私の運命の人は青森に住む55歳の警察官で、なのにいま捕まって牢屋に入ってるそうです。って何だよそれ!(笑)あなたもぜひお試しあれ!性格判断もしてくれるんですが、なんだか誉められてんだかけなされてんだかわからないような結果でした。詳しくは忘れちゃった。

 こないだ注文してた、『蜂工場』(イアン・バンクス、集英社文庫)が入荷しました。あのu-kiさんとこで、第10回課題図書になってたアレです。さっそく、昼休みにちょろっと読んでみましたが、うーむ、しょっぱなからクレイジーだぜこりゃ!めちゃめちゃヘン!ああ、はやく私もギャフン!と言いたいぜ!表紙の「結末は、だれにも話さないでください」というセリフにも仰天。帯じゃないんですよ、表紙そのものに書いてあるんですよ!こんな本、初めて見たわあ。それにしても、なぜ88年初版で、11年ぶりの99年に突然再版されたんでしょう?要望が多かったのかな?どなたか、事情通の方はいらっしゃいませんか?あと、この方、他にどんな本を書いてるのかな?…ところでこれ、SFなんですか?(笑)SFものの方々、教えて下さ〜い。


9.21(火) 今日は、天気予報では最高気温30度だっていうから、袖なしのワンピースで出かけました。そしたら、夕方は雨ですっかり気温が下がり、肩がとても冷たくてまいりました。そうよね、もう9月もあと10日ないんだもんね。きんもくせいの花は、そろそろかなあ。

 昨夜、やっぱり『MISSING』本多孝好、読了してしまいました。おかげで今朝はむちゃくちゃ眠かった〜。なかなかうまい作家でした。まだ新人なので、これからどう転がるかが楽しみ。非常にいい作家に育つかもしれません。

 今、娘に寝る前に『ちいさいモモちゃん』を読んで聞かせています。私も大好きな本。今読んでも、全く古さを感じさせない、ほのぼのしたかわいいお話です。あ、でも、はじめてモモちゃんちに電話が来た話がありました。そう、もちろん黒電話です、今やほとんど絶滅寸前の。今は、見たことない子もいっぱいいるんだろうなあ。


9.20(月) いやな予感がします。実は今日の昼休みに、『MISSING』本多孝好をちょろっと読み始めたらやめられなくなってしまったんです。ああ、今夜はまた一気読みかも(泣)。

 これ、誰かが絶賛してたんですよね。ええと、北上次郎だったかなあ。すみません、うろ覚えなんですが。5つの短篇が入ってるんですが、最初の「眠りの海」が94年に小説推理新人賞を受賞。この方、71年生まれですって。ということは、今28歳か。とてもみずみずしくて、いい感性のミステリです。加納朋子あたりの路線の、男性版という感じかな。謎解きよりも、人間の心の傷に焦点をあてた話。彼らの心の痛みが切ないです。この方、ひょっとしたら大物になるかも。どんどん書いてほしい作家です。

 今、リンクページを直そうと検討中。このところ、「リンクしてください」という嬉しいお申し込みがとても多くて、そういえば私、自分のリンクページをけっこうおろそかにしてるなあと反省した次第。自分じゃ使わないもんですから、つい(笑)。書評ページ方面を充実させて、あとは本の検索方面の直しをしようかと思っています。


9.19(日) …はあ。まだ、なんだか呆然としています。そう、今日は例のシーナさんサイン会が当旭屋書店船橋店で無事行われたのでした。サイン会って、開催する側は成功するかどうか、ふたを開けるまで全くわからないのでとても不安なのです。人が集まりすぎても大変だし、集まらないともっとつらいし…。が、今回はまったくの杞憂でありました。おかげさまで大成功!2時間でなんと300人!お越しくださった皆様、本当にありがとうございました。

 まず、今日の開店と同時に怒涛のようにレジにおしかけ、整理券をもらってゆくお客様の真剣なまなざしに、「これはすごいことになりそうだ…」と若干びびりました。朝からお問い合わせの電話はひっきりなし。4時半開始だったのですが、すでに開場には4時からお客様が列を作っていました。まあ、老若男女さまざま!下は小学生の女の子から、上はかなりなお年のおじいちゃんまで!シーナさんの幅広い人気がよくうかがえました。私は4時過ぎから、本にいれてもらう名前を書いていただく紙を、並んでる皆様全員に順番に渡す係をおおせつかりました。ダイジマンは、列の一番後ろについて、殺気立っているお客様をおさえる係(笑)。いや、実際大変だったみたいです。皆、サインがちゃんともらえるのか不安ですから。

 ほぼ時間どおりに、シーナさん登場。開場の皆、色めき立つ。もちろん私も(笑)。きゃあ、ホンモノ!背が高い!色が黒い!(笑)いっせいにフラッシュ。シーナさんは相変わらずのラフなスタイルでいらっしゃいました。終始にこやかな笑顔でスピーディーにサインし(この時間でこの人数は記録的)、全員にきっちり握手してくださいました。

 でも彼はうちに来る前にも東京大丸の三省堂でサイン会をやってきた直後。つまりサイン会のはしご。すでに150人にサインなさってらしたそうで、だいぶお疲れのご様子。でも、シーナさんたら、「いらした方全員にサインして帰ります」と宣言して下さっていて、実際本当にそのとおりに最後のお一人にまでちゃんとサインして下さったのでした。な、な、なんていい方なんでしょう!感激しましたね。途中で腰が痛いとおっしゃるので、間に休憩をはさもうとしてたのですが、「待たせてるお客様に悪いので、イッキにやっちゃう」と言ってくださるし。本当にお優しい方なのでした。

 2時間後の6時半、無事終了。シーナさん、本当にお疲れ様でした!こちらもかなり疲れましたから、さぞかしご本人はくたくただったことでしょう。

 さて、そのあとは講談社の方々などと、軽くお茶&ビール(笑)。やはりシーナさんにはビールでないとね(笑)。私は仕事中なので、当然サインもいただけず、握手もできなかったのがどうにも心残りだったので、躊躇しましたが、思いきってそこにちょっとだけ顔を出しに行きました(図々しい?だってえ、せっかくのチャンスだもん!悩む私に、ダイジマンたら、「精神年齢18歳の怖いもの知らずのキミなら行けるだろ!」だって)。でもめちゃめちゃ緊張しちゃって、何もお話できず。でも、シーナさんの深くてよく響くお声を間近で聞いただけでもうれしかったあ。

 「おすもうさんは、サインとかじゃなく、手型だからラクでいいよなあ。前に、野田さんと、『犬のガクの足型を押して、オレ達ふたりのサインを横にするってのはどうだ』って、かなり真剣に話をしたことがあるんだよ。ま、動物虐待って言われそうだからやめたけどね」などとお話しておられました。そ、それナイスですう!(笑)

 8時ごろ、お開きになり、シーナさんはタクシーでお帰りになりました。この直前に思いきってちょこっとだけお話できました。「あの、今年の2月に、本の雑誌に載せて頂いたものです」というと、「ああそうなんですか、また出て下さい」とおっしゃってくださいました。へへ。あ、しっかり握手もしていただきました。うう、感激!

 とにかく本の雰囲気そのまんまの、ざっくばらんな優しいお方でした。本当に今日はお疲れ様でした。ありがとうございました。というわけで、本日のサイン会は大成功のうちに幕を閉じたのでした。


9.18(土) 昨夜のお酒が昼過ぎまで抜けなくて、今日は自堕落な1日になってしまいました。またしてもダメダメちゃん。でもよく寝たのですっきり。

 すっかり秋らしい気温になったので、つい浮かれて秋ものの茶色のロングスカートなど買ってしまいました。どうして秋になると、こういう枯葉色の服ばかり着たくなるのでしょうね。あとは木の実の色。ぶどう、栗、柿。密かに憧れてるのは赤紫なんですが、これ、色白の人じゃないと似合わないのよね。

 ついでに今夜のメニューも秋づくし。さんま、きのこ、秋なす。ん〜、おいしい!これで栗ご飯があれば言うことなしだな。

 明日はいよいよシーナさんに会える!ああ、どうしよう〜。ドキドキだよお!


9.17(金) すみません、これを書いてる今はもう18日のお昼です。昨夜は会社の歓送迎会で、帰りが遅かったので更新できませんでした。すみません。いやあ、久しぶりにいっぱい飲んじゃったなあ。思いっきり羽を伸ばしてしまったわ。関係者各位、陳謝。

 かなりお酒が入ったあと、恋愛談義で盛り上がってなかなか面白かったです。なぜ人は、こと恋愛となると語りたくなるのでしょうね。人の恋愛話を聞くのもとても楽しい。みんないろいろあるのねえ。それにしても、その場にいた後輩達にも「実年齢には見えない」と言われてしまった私…。ネットと現実のダブルパンチをくらってしまいました(笑)。

 ところで全く話は変わりますが、あなたは「ブタもおだてりゃ木に登る」タイプですか、それとも「獅子の子落とし」(うーん、ちょっと例えが違うかな)タイプですか?つまり、前者は人にけなされたりするとやる気がなくなっちゃうんだけど、ほめられれば調子に乗って実力以上のものを発揮するというタイプ。後者は、ほめられるとそこでもう満足してストップしちゃうんだけど、けなされたりバカにされると悔しくて発奮し、今よりレベルアップするというタイプ。

 えー、ちなみに私は後者のタイプ。要するに、ほっとけばすぐぐーたらに走る怠け者。なのに負けず嫌いなんでしょうね(笑)。「くそお〜、負けるもんかあ!」みたいな悔しさが自分の原動力だったりします。絶えず現状に満足することなく、ななめ上を見て歩いていきたいです。理想はね。


9.16(木) 昨日は日中はとても暑かったのですが、夜、雨が降ったとたんいきなり涼しくなりました。ああ、気持ちいい!まるで、『夏への扉』ならぬ『秋への扉』が突然開いたみたい。秋さん、ようこそ!

 うちのテナントが入ってるデパートの本日の広告に、今度の日曜日のシーナさんのサイン会の記事が出ました。おかげさまで、だいぶ集まりそうで、ひと安心。ああ、もう今からドッキドキ!あの笑顔がナマで見られるなんて〜!ホント、人の笑顔ってある意味麻薬だと思う今日この頃。見る人を骨抜きにさせるから。

 精神年齢のことで、ニムさんや有里さん、青木みやさんとこなどが盛り上がってるようですね。ちなみに、私の結果は、初めてやった時は19歳でした。が、詳しい数値を忘れてしまったので、今もう一度やり直したら…18歳だって!おいおい、若返ってどうするんだよ〜!(笑)以下、そのまま掲載いたします。

鑑定結果 あなたの精神年齢は18歳です

あなたの精神年齢は、『最近の若者』です。思春期真っ只中なあなたはつまらない事で悩んだりしてしまいますが、とても充実した生活を送っているのではないでしょうか?(うーむ、なるほど、確かに充実してはいるなあ。つまらない事でも悩むしなあ。でも『最近の若者』ってのはイヤ(笑)。)

実際との年齢との差 −15歳

あなたは実際の年齢より幼稚です。友達から子供っぽいと言われたりしたことはありませんか?自分では気がついていない場合もありますが、あなたの周りの人はきっと思っていることでしょう。(わ、悪かったわねえ〜!どうせ幼稚だわよ!>こういうとこがだってば)

幼稚度72%

あなたは3才児並の幼稚さを持っています。手を洗うくらいは一人でできそうです。よかったですね。(そ、そうか!だからうちの3才児とあんなに話が合うのね!ってことは、そのうち娘に抜かされる?「ママったら、子供ねえ〜」とか言われるのか?いやだああ!)

大人度36%

あなたからは少しだけ大人っぽさが感じられます。しかしまだまだ大人とは呼べません。(そうでっか。どうせ!ああ、もっと大人だと自分では思っていたのになあ…)

ご老人度19%

あなたはほんのわずかですが『おじいちゃんっ気』が感じられます。注意しましょう。(はーい、でもどう気をつければいいんですか、先生!ちなみに、私はおばあちゃんになるのが夢です。元気で面白くて、トレンドに敏感で、でも和服が似合うおばあちゃんになるのが夢なのさ!)

 というわけでした。皆様も、ぜひお試しあれ!なかなか面白いですわよ。え〜、ちなみにダイジマンは私の実年齢より年上だったそうです。なんかくやし〜い(笑)。

 昨夜、『盤上の敵』北村薫を読み始めたら止まらなくなってしまって、一気読みしてしまいました。息もつかせぬ、緊迫した展開!しかしこれ、乱読、どうしよう。ネタバレしたら面白くないしなあ。とりあえず、やるだけやってみますが(笑)。もう少々お待ち下さいませ。とにかく今までの北村薫像を覆されましたよ。すんごい野心作!びっくり!


9.15(水) 今日は台風の影響で、風がすんごかったです!明日の朝、大丈夫かなあ。そちらはいかがでした?

 今日の午前中は、少し部屋の片付けをしました。ああ、それにしても、なんでこんなに雑誌が散らばってるんだ、この家は!ダ・ヴィンチ、おひさま、たのしい幼稚園、ベストPC、千葉ウォーカー、ぴあ、本の雑誌、アフタヌーン、ジャンプ、電撃王、メロディ、週刊アスキー、魅せる!ホームページマガジン、ネットナビ、ザ・プレイステーション…ああ、書いてて恐ろしい!(笑)こうしてみると、うちって、雑誌の売り上げに貢献してるんだなあ(笑)。

 午後は、ぬわんといきなりカーナビを買ってしまいました!いやあ、すごいわねえ〜、これ!面白〜い!「600m先、1キロの渋滞です」とかしゃべるしさあ。これでもう、方向音痴の私でも、道に迷わなくてすむかな?最近のは、インターネットに接続できるというのもあるのね。うちのは違うけど。ななめ上から見下ろすみたいな画面もあって、これはまるでゲームの「A列車でいこう」だよ!

 娘が、ものの数え方を思いっきりめちゃくちゃに覚えてて、笑えます。ビデオを「5枚」と数えたり、ケーキを「3本」と数えたり。こういうことを言えるのは今だけなので、まあ面白いからいいか、とわざと直してないのですが>こらこら。極めつけは「ママ、人が2匹いるね!」…そ、それだけは(笑)。

 昨夜読み始めた『盤上の敵』北村薫ですが、題名と目次からてっきりチェスの話だと思いきや、あれれ、全然違うぞ!?なんなんだこれは?これからどういう展開になるのか、全く想像がつかないぞ。


9.14(火) 今夜のねっとりした蒸暑さときたら!もう9月もなかばだというのにね。おーい秋くん、寄り道してないで早くおいでよ〜!こっちこっち!もう熱帯夜はいいよ〜。

 今日は精神的にちょっとだけへたり気味。なんかむなしい。わかってたことだけど。お酒でも飲もうかな!

 あ、いいこともふたつばかりあったな。ひとつは、ちょっと心配していた人からの元気な便りがあったこと。本当にうれしかったな。どこにいても、その人がその人らしく、楽しく生きててくれればそれでいいです。もうひとつは、ある人のサイン本をいただいたこと。へへへ〜。

 今日の収穫は、白泉社文庫の大島弓子の新刊、『ロング ロング ケーキ』。これは傑作ですよ〜。これも昔買って、さんざん何度も読んだなあ。大島弓子はいつ読んでも本当にいいです。この中で一番好きなのは、「庭はみどり川はブルー」。泣けます。表題作もいい。これは立派なSFです。宇宙人が出てくるし(笑)。中で1作だけ、初めて読む短編が入っててびっくり!載ったのがなんとコミックトムだって!そういえばありましたねえ、そんな雑誌。ああ、大島さんの新作が読みたいなあ!!!もう出ないのだろうか。

 星間宇宙船で、加納朋子の『ななつのこ』が盛り上がっててうれしいです。どんどん布教しましょう、皆様!(笑)他の作品も読まなきゃなあ。早く文庫にしてくれないかな。


9.13(月) まあったく、いつまでも暑くていやんなっちゃいますねえ。今日はもうストッキングを履くのがいやで、素足に靴下で仕事に行ってしまいました。足がさばさばして、気持ちいい〜!でも、このカッコ、ある人に「小学生みたい」と言われたことがあるんですよね。色気なさすぎ?(笑)

 今日は、京極夏彦の文庫新刊が出ました。『魍魎の匣』なんですが、これがまた分厚い!だいたい4センチくらいでしょうか。カバーかけると、裏側に回るのが1センチくらいしかないの!書店泣かせですよ〜これ!こないだ出た、『カーニバル・ディ』もすごかったですねえ。新書で1900円ってどういうことだあ!しかも厚さもすさまじい!これ、絶対電車の中で立ち読み不可だと思うぞ。もちろん、寝っころがっても読めないでしょう。読者泣かせですよねえ。意地でも上下巻にしないつもりね、講談社(笑)。

 あと、今日は『ローマ人の物語』の最新刊が発売になりました。集英社の浅田次郎も。いっぱい入ったので、またしても肉体労働!段ボールを何箱も開けては並べ、残りはストックして、と格闘してまいりました。それにしても、この9月の文芸書新刊の嵐はすごいです。なぜみんな、狙ったように同じ時期に出すのだ!?このローマ人に、京極に、内田康夫に、老人力2に、その他いっぱい!ちょっと時期をずらせば、書店の場所をどーんと取れるのに。もう少し考えて出せばいいのになあ。今は目玉作品が多過ぎて、どれも少しずつしか出せなくて残念です。売れ行きとしては、『沈まぬ太陽』の新潮社が頑張ってるかな。

 そうそう、15日に、東京大丸の中に三省堂がオープンするんですってね。で、そこに、『ブックス&カフェ』といって、店の本をどれでも読める喫茶店ができるそうで。うーん、新しい試みとしては面白そうですが、書店経営としてはどうなんでしょうね。興味あるところです。オープンしたら、一度行ってみなくちゃな。お客様の立場だったらやっぱりうれしいかな。1日中読んでてもいいんだもんなあ。オイシイよなあ。しかし、これで本の売り上げが上がるのだろうか?私にはそうは思えないんだけど。だってもし私なら、読むだけで帰っちゃうもん(笑)。ま、蓋を開けてみないとわかりませんがね。

 書店の醍醐味って、なんだかんだ言っても、要はやっぱり品揃えに尽きるのではないかと思う今日この頃。いかに面白い品揃えをするかが書店員の使命、というか腕のみせどころじゃないかと思うのです。私も頑張らねば。これは永遠にゴールのない仕事だから。


9.12(日) えっと、今日は上のコンテンツについた《new》マークの数をご覧頂ければおわかりかと思いますが、とにかく1日中パソコンに向かって原稿を書いておりました(笑)。ああ、もうホントにダメダメちゃん!部屋の片付けもしようと思ってたのに〜。

 さすがに乱読を3つも書き、ダイジマンの出たトコ勝負を打ちこみ、銀河通信9月号を完成させ(特集のださこん2レポートはほとんど全部書きなおし状態)というのを1日でやるのはかなりハードでした。へとへと〜。いつもガーッと読書日記をまとめて書いてらっしゃるu-ki総統、尊敬しますわ〜。

 でもまあなんだかんだいっても最近それなりにぽちぽち本を読んでいて、そこそこ当たりに遭遇しているのでとても幸せである。

 今日は日記を書く余力も残ってないのであった…。


9.11(土) 今日は中山競馬のせいで、夕方、道がめちゃめちゃ混みました。やれやれ。

 先日ここに書いた北村薫の新刊『盤上の敵』がよく売れてます。うれしいい!さっそく、昨日追加注文を出しました。新保裕一の『ボーダーライン』なんかも、もっと売れていいと思うんだけど。ハードボイルドファンって多いと思うんだけどなあ。

 今日は本の雑誌と、SFマガジンを買ってきました。本の雑誌の23ページを読んで、ちょっとびっくり!ふふふ。理由は、わかる方にはわかっていただけるでしょう(笑)。90年のベスト100なんかも面白いです。ベスト1を獲得するための戦いの実況中継に笑わせていただきました。みんな、自分のイチオシを1位にしたくて譲らなかったそう。目黒さんの脅迫的セリフに爆笑。そこまで言うか!みんな、自分の好きな本には熱くなるのですね。

 さてさて、山本文緒のゲラの続きを読もうっと。今夜で読み終わるかな。原稿書きは明日に回そう。許して、ダイジマン!


9.10(金) なんか、残暑が長引きますねえ。早く涼しくならないかなあ。

 今日はちょっと酒飲みモードです(笑)。ファジーネーブルがおいしかったあ。ゆえに、今、思考力なし(笑)。感情はオーバーぎみですが。まあいろいろ思うところはあるけど、ここには書かないでおこう。

 そういえば、こないだ娘の口から「透明人間」という言葉が出たのには驚きました。3歳児でも透明人間の概念が理解できるのか!そうすると、タイムマシンとか宇宙船とかは、何歳くらいでわかるのかな。宇宙人はもうわかるだろうな。ウルトラマンとか見てるから。

 『スポンサーから一言』フレデリック・ブラウンをまだ通勤本として読んでいます。この方、実にアイデア豊富な方ですねえ。『まっ白な嘘』も買ってあるので、これが終ったらこっちを読もうかな。ミステリもSFも書く方なんですね。


9.9(木) 今日は、定休日あけだったので、2日分の荷物と格闘してまいりました。疲れた〜。ホント、書店って肉体労働なんですよ。足が痛い〜。

 今日の新刊のおすすめは、『盤上の敵』北村薫です。これ、装丁がすっごくキレイ!書店でぜひご覧になってみて下さい。青が効いてて、爽やか。内容も面白いといいんだけど。ああ、北村さんといえば、新潮社の『月の砂漠をさばさばと』が売れてます。これ、おーなり由子さんが絵を書いてて、ちょっとした絵本みたいな感覚。私も買いました。

 昨夜は、山本文緒のゲラを読み始めたら止まらなくなってしまい、たちまち半分読破。ある女性の一生を、7歳、17歳、27歳と10年おきに章立てて綴ったもの。昨夜、27歳まで読みました。あと、37歳、47歳、57歳があるみたい。ちょうど、私の実年齢でいくと、昨夜読んだ分が過去、今から読む分が未来にあたります。ということは、私はちょうど人生のまんなかあたりにいるのか!おお!前半戦が終ったあたりなのか。

 この主人公はなかなか数奇な運命をたどっています。前半は、とにかく親と自分の確執に苦しんでいます。この後はどうなるんだろう?読むのが楽しみ。

 あ、あと銀河通信の原稿も書かなきゃ。明日で、もう9月も1/3終ってしまうのか。早い。早過ぎ!この頃、ホントに読む速度と買う速度のギャップに苦しんでいます。ほとんど、5冊買っては1冊読んで、くらいのぺ―ス。あうう、もっとサクサク読みたいよ〜。読むのがとろ過ぎるのかなあ。『ななつのこ』の乱読もまだだし。むーん。


9.8(水) 昨夜はとてつもなく眠くて、11時にはダウンしてしまいました。日記もろくにかけず、失礼致しました。いっぱい寝たので、今日はどうにか復活。

 今日は午前中にちょっと病院に行って来たのです。少々心配事があって。でも、お医者さんに異常なしと言われました。よかったああ!不安がいきなり晴れて、心は一気に快晴!あまりのうれしさに、そのままイキオイで御茶ノ水までゴー!(笑)

 目指すは、かねてから研究しようと思ってた、ミリタリー・戦記ものが充実してるという書泉グランデ。いやあ、確かにすごかったです!とっても勉強になりました。ビデオ、雑誌、ムック、文庫、あともちろん書籍にいたるまで、航空・戦記・ミリタリー・武器系がぎっしり!ラジコンやプラモなんかもあって、これは好きな方にはたまらんでしょうなあ。なめるように棚と平台を見てきました。しかし、このフロア、さすがにお客様は男性ばっかり。女性はレジの店員さんと私だけでした(笑)。腕組みして棚をにらんでる私は、さぞかしアヤシかっただろうな。

 せっかくここまできたら、あそこに行くのはお約束。そう、RBワンダ―とカスミ書房!棚を眺めるだけでもすんごく楽しかったなあ。驚いたのは、こないだださこんのオークションで買った『ブロントメク!』が2600円もしたこと!目玉が飛び出しちゃいましたよ。これ以外もいろいろと、ぎょぎょぎょ!という値段のものが。あのオークションで、私はずいぶんとオイシイ思いをしたんだなあ、と改めて思いました。皆様、感謝!

 RBワンダーで何冊か購入。何を買ったかはナイショ(笑)。いや、たいしたもんじゃないので。

 あと、ついでに旭屋水道橋店へ。入り口のサブカルの棚がなかなか面白かったです。本のジャンル、判形にこだわらない切り口がグー。

 実は私が新刊書店で必ずチェックする本があります。それは、恩田陸の本!これが案外ないのよねえ。どうして?今日チェックしたところでは、グランデの1階に『光の帝国』が積んであったのを発見し、「おお!」と思いました。ここは、『チグリスとユーフラテス』も積んでありました。エライ!(笑)

 帰りの電車で、『スポンサーから一言』フレデリック・ブラウンを読み始めたら(あっ、何買ったかバレちった)、いやあ、これ面白い!眠気もふっとんでしまいました。SFショートショートなのですが、思わずニヤリとしてしまうオチがなかなか。ラストが読めちゃうのもいくつかあったけど、ま、スタンダードということで。これ、復刊おすすめしてくれたの、シーナさんなのよね。ありがとう、シーナさん!

 書店に勤めてて毎日本に埋もれてても、ん〜、やっぱり本屋巡りは楽しい!棚見るの、大好き〜!今日は実に極楽の1日でありました。


9.7(火) 今日は蒸暑かったです〜。また冷房のお世話になってます。早く、冷房からおさらばしたいよお。

 今日は心身ともに、ちょっとパワー減退。出力30%ってとこか。たまには早く寝ようかな。


9.6(月) 日が落ちるのが、めっきり早くなりました。今日の保育園のお迎え時間なんて、もう外は真っ暗に近い状態。歩いてるとまだまだじっとり汗ばむけれど、空はもう秋支度。

 娘は、夏の間はまだ明るいから平気なくせに、日が短くなると、夕方迎えに行くたび「ママ遅かったよ〜」と私を責めます。暗くなると、妙に家が恋しくなるのでしょうか。そういえば私も高校の頃、部活で、まだ6時くらいなのにあたりが暗くなってくると、妙にさみしくなって、「ああ、早く家に帰りたい…」と思ったものでした。

 昨夜、通称「ゴセシケ」、すなわち『合成怪物』読了。いやあ、なんか笑っちゃいました。とんでもなくブキミって書いてあるんだけれど、とてもそうは思えなくて>ゴセシケ。むしろ、お間抜けな印象。ひどく真面目な話なんですが、どっか変なんだよなあ。むちゃくちゃヘンテコなSFでした。

 加納朋子『ななつのこ』、半分ほど読みました。ううう、いいですうう。「一枚の写真」という短篇なんて、じ〜んときちゃいました。日常の謎的ミステリですが、いい味出してます。人の心のひだを感じるミステリ。ちょっと北村薫の「私」シリーズにテイストが似すぎてるのが玉にキズかな。

 今日の新刊速報は、SF古本マニア系の方々は要チェックだよ!(ダイジマン、キミのことだ!)すごいコレクションが出るのだ!しかもこれ、おそらく刷り部数超少ないと思うよ。第1回配本はもう出てるんですが、うちの書店は配本さえなかったもん。取り寄せしないと入手できないシロモノかも。詳しくは、新刊速報のトップの、「news」のところをご覧下さいませ!


9.5(日) 今日は、車用のCDコンポを購入。わーい、これで車でもCDが聴けるぞ!さっそく、中古CD屋で買ったばかりの、マッキーの「SELF PORTRAIT」を聴く。昔よく聴いたアルバムなのに、ほとんど忘れててショック。「bP」なんて、あの当時はカラオケでも歌えたのに!今じゃ、サビのとこしか歌えないよ。

 おとなになってから覚えたものって、どうしてこう端から端へとすぐ忘れてしまうんだろう。子供の頃見たアニメの主題歌や、中学・高校の頃ハマッた曲は、たいがい今でもそらで歌えるというのに。植物の名前なんかも、子供の頃、図鑑なんかで見たのは覚えてても、おとなになってから調べて覚えたのは、全然ダメ。片っ端から忘れちゃう。記憶って、あまり上書きができないものなんでしょうか。

 今夜は、ダイジマンから借りた例の「ゴセシケ」、『合成怪物』を読むのだ。そう、あのださこんで、ヤツと血で血を洗う争奪戦を繰り広げた、あれです(笑)。あちこちのレポートで、語り草になってて、ちょっと恥ずかしいんですが。あのときねえ、事前に「私がゲットしたら、読んでからキミにあげるからね」ってダイジマンに言っといたんですよ。にもかかわらず、なぜ私と競り合うのか、キミは!?ま、ヤツがジュブナイルSFを集めてるのをよく知ってたから、あの場は彼に譲りましたが。私は別に読めればいいのだ。

 どうも、SFものの方は、子供の頃にこの岩崎書店の「SFこども図書館」シリーズの洗礼を受けた方が多いらしく、「全部読んだよ、懐かしい〜」なんて声をださこんではよく聞いた。へえ〜、そうなのか。私は全然記憶がないなあ。その頃、私はいったい何を読んでたんだろう。ポプラ社のルパンや江戸川乱歩シリーズは読んでましたけどね、こわごわ。表紙がこわくて、その中でもまだまし、みたいなのしか手に取れなかったんです。そう、あの頃はとてもこわがりだったのよ!今でもそうなんだけど。この「ゴセシケ」の表紙の絵も、どことなくアヤシゲ。もう少し、とっつきやすい絵にしてくれれば、手に取ってたかもしれないのになあ。それとも、このアヤシさが魅力なのだろうか?


9.4(土) 明け方、胸が痛くて目が覚める。なにか、切なくやるせない夢を見ていたらしい。夢とうつつの間にたゆたいながら、「ああそうなのか」と思う。どんな夢だったのかは全く覚えていないので、なにが「そう」なんだかさっぱりわからないのに。ぼんやりと煙のように漂っている夢のしっぽをつかもうとしたのだが、それは私の手からするりと逃げて行ってしまった。大島弓子のセリフが頭をかすめる。「夢は気分だけを残す」。実体のない切なさだけが、いつまでも消えずに胸に残っている。

 というわけで図らずも早起きしてしまったので、今日は余裕で朝シャンして会社に行きました(笑)。朝晩はだいぶ涼しくなってきて、部屋の冷房入れなくても快適な気温。ああ〜、極楽!汗をかかないって、幸せ!もうすぐ、大好きなきんもくせいの季節だな。ここに越して初めての初秋。近くに、きんもくせいの木はあるだろうか。でも、探さなくても大丈夫。花の方からあの甘い香りをあたりにふりまいて、「ここで咲いてるよ」と教えてくれるから。

 話は全く変わるが、もしかすると前にも書いたかもしれないが、私が好きだな、と思う人(男女どちらも)は、ひとことでいうと「ヘンな人」である。うわっ、何だろうこの人、変わってるなあ〜、面白いなあ、とつい目が離せなくなってしまうような人。個性的ともいえるか。自分というものを、変に無理して隠したり歪めたりせず、のびのびそのまま外に出している人。自然体の人。自分の思う通りに生きている人。

 と同時にまっとうな最低限の社会的常識をわきまえている人。別段変わったことではなく、例えば盗みをはたらいたりはしないとか、車の窓からカンを投げ捨てないとか、弱いものいじめをしないとか、そういうごく当たり前のことが分かってる人。精神的に健全な人。

 そう考えるとたいていの人はこれに当てはまってしまうのだけど。だから私は好きな人が男女共にいっぱいいる。よく言えば、うお座の博愛主義ってやつだろうか。悪く言えば、単に気が多いだけかな?でも、好きな人がたくさんいるのは悪いことじゃないと自分では思ってるけど。


9.3(金) ハロウィンに向けて(>気が早すぎ)、トップの画像を変えてみました。ちょっとかわいすぎますか?(笑)恥ずかしいかなあ?

 今日、会社で本を検索するためにパソコンを打ってたら、それを見ていた知り合いが「さすがに打つの早いですね〜。キャベツの千切りとどっちが早いですか?」と言われて愕然。た、確かにキーボードはそれなりの速度で打てるが、千切りはへたっぴだ〜。一家の主婦が、これでいいのだろうか?(笑)なんか、間違ってる気がするぞ。いやあ、最近、めっきり食べることに向ける情熱が減ってしまってねえ。その情熱が、こっちに向いてるもんだからさ。

 なんか、先週、ださこんのせいもあってか、新刊速報をアップするのをすっかり怠けてしまいましたね。すみませんでした。今日はいっぱいアップしましたので、こう御期待!なんといっても本日の目玉は、あの、永遠に文庫にはしないと思われていた早川の『アルジャーノンに花束を』が文庫化されることです!!!!びっくりでしょう?11月に著者が来日するので、それに合わせてということらしいです。いやあ、驚いたよ。しかも、他の『ビリーミリガン』あたりも一挙に文庫落ち!さらにですね、これ、普通の文庫サイズじゃないんです。縦がほんの5ミリくらい大きくて、活字も大きいんですって!ジャンルは、NVでもSFでもなくて、「ダニエル・キイス文庫」なんです!(笑)わ、わざわざ作るなんてすごすぎ、早川!

 あとは密かにうれしいのは、藤原伊織の新刊が10月に出ること!うわーい!待ってたよ!


9.2(木) 仕事帰り、駅を降りたらいきなりの雨。ええっ、何だよ聞いてないよ〜傘持ってないよ〜。仕方なく、そのまま雨に打たれながら歩く。ま、いいか、寒い季節じゃないし。むきだしの腕に、雨粒が心地よい。しかし、傘をさすというのは実に人間的な行為だよな。動物はこんなことしないもんな。今日は私も人間じゃなく、ただの一匹の動物として雨の中を歩こう。遠い遠い遥か昔、私が太古の森に住んでいた頃のことを想像しながら。…などと考えていたら、家に着く頃には雨はやんでいた。つかの間のトリップであった。

 ださこんレポートのせいか、アクセス件数が驚くべき数字に。読んで下さった皆様、ありがとうございます!

 昨夜、『ジョナサンと宇宙クジラ』読了。甘くやさしい味の、ロマンティックなSFでした。伊藤典夫の解説もとてもよかったです。乱読は、うーん、どうしよう、明日かあさってあたりかな。今日は眠くて、っていつもだけど。

 通勤本は、『つれづれノート』(銀色夏生)の最新刊。1/3くらい読んだとこ。赤ちゃんができてるのに山登りしたりして、あやうく流産しかけたとか。それにしても、登山とは。誰も止めなかったのか、周囲の人々?これはホントにただの日記なんだけど、時々、はっとするような言葉が書いてあって、そこが好き。あと、人間を見る視点。例えば自分の子供でも、決して自分の所有物みたいな扱いではなく、れっきとした1個の他人としてとらえてるんですよね。冷静に距離を置いてるというか。昔読んだとき、私もいつか子供ができたら、こんなふうに接したいなと思ってました。現実は…う〜ん、どうなんでしょうか。


9.1(水) 先日からしこしこ書いてた、ださこんレポートをやっと今日の午前中にアップしました。参加者、必読!(笑)自分で読んでてもおかしいです。あ、間違いなどございましたらご一報下さいね。他の皆さんのレポートのリンク集は、上記のださこんページにあります。もう、ずいぶん皆様アップなさってるよう。早いなあ。私は最近は、ダンナから夜更かし禁止令を敷かれているので(笑)、なかなか一気に書くことができなかったのです。他の方のレポートも実に面白いです。皆さん、それぞれの視点で楽しんでらっしゃって。

 今日こそは東京に出かけよう!と思っていたのに、レポート書きやって、他のサイトのレポート読んでたら、外に出る気力が萎えてしまいました。暑かったしねえ、今日!この頃つくづく思うのですが、やはり人間を動かす原動力というのは、気力ですね。これに尽きます。たとえどんなに疲れてたり眠かったりしても、気力さえあればしのげる。が、それほど死んでもやりたいわけじゃないな、と思うことは、「ま、いっか」と自動的に後回しになってしまう。

 だから、やりたいと思っててもなかなか手がつけられないことというのは、結局その人にとって、そう重要なことではないのかもしれません。本当にやりたいのなら、何を犠牲にしてもやるのではないかな、と思うので。

 話は飛びますが、先日、ものすごくショックなことがありました。あまりの衝撃に、ここにも書けなかったほど。そう、私の愛するマッキーが覚せい剤で逮捕されちゃったことです。彼の新曲をもう聴くことができないのかも、と思うと絶望的に悲しいです。ああ、なんでクスリなんてやってしまったの?CDも店頭から外すと昨夜ニュースで言ってたので、更にまっ暗な気分だったのですが、今日店にいったらまだ少しだけ売ってたので、持ってなかったやつを3枚一気買いしてきました。すこうしだけ、気持ちがおさまりました。

 確かに悪いことをしたけれど、彼の曲の美しさ、切なさは少しも損なわれることなく、私や多くのファンの心の中で輝き続けています。1日も早く復帰して下さることを切に祈ります。いつまでも待ってるよ、マッキー!


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