先週の時代劇 バックナンバー(1998年1月)

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暴れん坊将軍:謎!孤児を集める男(98/01/31放送)

さぁさぁさぁさぁ、ポポンポンポンポンポンポンポン!怒りの吉宗!
っとその前に。
火事で焼け出された子供達。自分たちの家を夢描いて、ちょっとした盗み等働く。
でも、そんな中親の形見でもあり、親に対する思い出でもある「鶴」を折り続ける子も(実はこの子が今回のキーなんやが)。
そこに現れた、子供達をかばう謎の編み笠浪人。
でも、それが「目黒裕樹」って時点で悪い奴やないってわかるよなぁ。
さて、真さんも子供かわいさ、手を貸す。
で、真さんこと松平健の歌、ええとこで流れるよなぁ。
で、火事で焼け出された子供達、その「火事」のうらにはやっぱり悪い輩が・・・で冒頭の「怒りの吉宗」!
見事悪を成敗!
で、子供達には「上様」の計らいで元の長屋の場所に長屋を再建して住めるように!
さっすがぁ、吉宗公!
でも、子供達はその上をいく!
千鶴の「上様にお礼の手紙をださなきゃね」に対し、「もう出したよ!」
その手紙とは・・・目安箱に入れられた、「千羽鶴」!涙!

次回予告:「口づけが起こした波紋」
なんか爆発!もんみたい。乞うご期待!

新・御宿かわせみ(98/01/29放送)
今週気づいたけど、「東吾」こと「村上弘明」とその兄役「津川雅彦」のコンビって、去年やってた「編笠十兵衛」と一緒やなぁ。
なかなかええコンビ。
今週は小林綾子がでてた。元甲府の湯宿で働いてたおりに知り合った深川の材木問屋の息子との間に子ができたため、その父親を探しに江戸まででてきた娘の役。
でもその材木問屋、実は偽小判を作ってる、悪い奴。
小林綾子もこんな役をやれるような年になってきたんやなぁ。
「偽小判」事件はめでたく解決する。
が、父親問題は・・・と思うてたら、こっちも見事解決!
父親探しに協力してくれた飾り職人(実は甲府代官所の隠密)とめでたくまとまる。
幸せそうに甲府に戻る二人を見送る「るい」、その心中は・・・う〜ん、この先どうなるやら。
銭形平次:赤い影(98/01/28放送)
さぁ、今週から北大路欣也、銭形平次が帰ってきた。
が、平次は湯治の最中。留守を預かる八五郎。
で、事件が起こるが、初動捜査で遅れを取り、あげく犯人をあげられない八五郎。
う〜ん、たよんない。
八五郎のためにも「平次」が手を貸さずに八五郎一人で事件に当たらせる、っちゅうのも親心。
やが、平次はそれによって事件が解決されないまま、真犯人がのうのうと生きながらえていながら、一方で誤ってとらえられた犯人が処刑されるのを放ってはおけない性分。
また、子分の八五郎が八丁堀や他の岡っ引き連中から馬鹿にされっぱなし、ちゅうのも我慢ならんかったんやろう。
結局平次が手を貸し(というかほとんど平次がやったんやが)事件は無事に解決。
(?っていうてええんかなぁ。奉行でもない岡っ引き、親分の「平次」があんなことしてええんかなぁ)
怒れ!求馬:消えた死体(98/01/26放送)
今週はよくあるお家騒動のお話。
お家騒動にまつわり、家中の忠臣がころされた。
さらにはそれを探る求馬を待ち受ける悪の罠。
そして二重三重に張り巡らされる罠&悪の計画。
証人が次々消されていく・・・時代劇の中でも珍しいくらい、現代風にいえば「刑事」もん。
さて、見所は・・・豆千代が馬で駆けつけ求馬の助っ人をするシーン。
かろうじてお家騒動にまつわる最後の「殺し」を阻止した求馬&豆千代。
で、その後、緊張を緩和かなぁ、う〜ん、泣いてしもうた。
ここしばらく求馬で大泣きすることのうて済んでたんやけど、今週は大泣き。
ラストは、ちょっと面白かった。
豆千代と二人でデート(?)してた求馬。
その場に出くわしたお松、お花等・・・ちょっとこの辺はコメディ。

さぁ、来週はいよいよ「怒れ!求馬」最終回。
予告編を見る限りでは求馬の命が危うい!
また最終回!爆発もの

暴れん坊将軍?????(98/01/24放送)
うっかりしてて、気がついた時には8時回ってた。最初5分ほど見逃し。
今回は出世を巡る悪い「裏取引」、「出世講」なるものが話の中心。
「金」で役職を買い取るだけでなく、その役職を「空き」にするために暗殺までもくろむ悪い輩。
調査に乗り出す吉宗と隼人、あやめ・・・今回は「隼人」が随所でかっこええ役をやってた。
ゲストがかつての「風間三姉妹」大西結花。
幼い頃からのたった二人きりの弟を「悪の道」から救うべく活躍(そこには当然「新さん」吉宗の活躍も)。
最後は目出度くHappy End。
新・御宿かわせみ(98/01/22放送)
今週は「花嫁行列」で始まった!というよりも、「木津川流れ橋」から始まった!という方がええ。
(あの花嫁行列が歩いていた橋(通称流れ橋)は、小学校の頃よく遊びに行ったもんだ。)

さぁ、それはさておき今回はちょっと悲しいお話やった。
そんななか、東吾がちょっと笑わしてくれた。
尾行の下手なこと下手なこと、というよりもるいが気になって尾行らしい尾行がでけてへん。
挙げ句、妬かんでええ妬きもちまでやくし・・・いつもの東吾らしくなかった!
お話自体はちょっと悲しい展開。でも、あの医者(「マンダラ もてないくんコーナー」のまっちゃん)とあの妹があのあと夫婦になってたとしたら、ちょっと救われるなぁ(そういう雰囲気は漂ってたけど)。
まぁ、ラストで花嫁修業にきてた娘が「自分の花嫁衣装は最後まで自分で縫い上げたい」ってやって来たシーンで、悲しいお話もちょっと救われ、ほのぼの終わった。

御家人斬九郎:深川節(98/01/21放送)
とりあえず最終回!重いよ、今回は。
残九郎に突然持ち上がった仕官の話はなんと、越前務め。
御家人が「仕官」となると、一旦他家へ養子へ行った上でないと駄目・・・須美との縁談話が再燃。
嬉しそうな「須美」ちゃん。
九郎はというと、蔦吉への未練が・・・。
蔦吉は蔦吉で、強がってはみてもやっぱり残九郎への想いは消せません。
ところで九郎は、須美を「妹のような女子」と言ってしまう・・・落ち込む須美ちゃん。
昔(といっても10年ほど前だが)、当時よく「トレンディドラマ」、例えば「男女七人」や「東京ラブ・ストーリー」等々見ていたが、今回に限って言えば、残九郎&蔦吉のシーンなんか、全くトレンディドラマ顔負け!!!
さて、仕官を悩む九郎の竹馬の友「西尾伝三郎」には子が宿る。
いつもは九郎を毛嫌いする伝三郎の妻「るい」も嬉しそう(当然伝三郎も)。
(今でも子供ができるとみな喜ぶが、昔は今以上やったんやなぁ)
そんな折り、偶然!九郎を仕官に誘った家中の者に須見ちゃんが惚れてしまう(相思相愛)。
紆余曲折を経て、残九郎の口利きで縁談までまとまる・・・須美ちゃんにはこの方がよかった。
九郎も本当に嬉しそう(すっきりした、やのうてほんまに「妹」のように思ってもいた須美の幸せを喜んでた)。
結局仕官の話は九郎が断るわけだが・・・エンディングも最高。
九郎が始めた喧嘩に加勢、というか勝手に入り込んでくる「蔦吉」同じく「佐次」、「御家人斬九郎」のメーントリオ!
まさに「最終回のエンディング」、九郎曰く「またな」。
怒れ!求馬:肥前守暗殺!(98/01/19放送)
求馬が「爺さま」肥前根岸守のために一肌も二肌も脱ぐ!
ならず者ののあつまる場所への潜入捜査。
それにいつの間にか勝手に(でもかなりの助っ人)豆千代もついてくる。
で、豆千代が超!ご機嫌。
何故って?お芝居とはいえ、求馬と夫婦役を演じられるから(求馬に「旦那様ぁ〜」って嬉しそうに呼びかけてたもんなぁ)。
兎に角今週は肥前&求馬がかっこえぇ!
それに引き換え長男、栄太郎・・・次男にええとこ全部もっていかれてるぞ!(う〜ん、他人ごとやないけど・・・)
「肥前危篤」を噂として広めるところは面白かった。
市之進の姉も協力、求馬に恋いこがれるお花は「(このまま勘当ということになれば)求馬様はずっと居候なのね。」と喜ぶ・・・。
しかし・・・今回は奥が深い!
最後の最後まで残った悪女「お蘭」、彼女も「悪」一言では片づけられへん、可哀想な女。
ちょっと最後、「打ち首」やったことを知ると、う〜ん悲しいね。
でも、エンドで求馬&豆千代でほのぼのさせてくれて助けられた。
新・御宿かわせみ(98/01/15放送)
「新・御宿かわせみ」を見だして1ヶ月強、初めて泣かされました。
これで本格的に「新・御宿かわせみ」にもはまっていくんやろなぁ。
今週は偶然かどうかはともかく、「暴れん坊将軍」〜「御家人斬九郎」までラブ・ストーリーが続いて多。
で、「新・御宿かわせみ」こりゃ時代劇の中では「ラブ・ストーリー」としては本家(?)!
やのに、逆に見事な裏切り!
津川雅彦(東吾の兄貴)もよかったが、今週は中山忍がよかった、泣かせたぁ!
御家人斬九郎:待ちぼうけの女(98/01/14放送)
なんや今週は「恋愛もん」が多いなぁ。
「御家人斬九郎」までも「ラブ・ストーリー」。「ラブ・コメ」やないけど。
今週はやきもちを妬く蔦ちゃんが可愛い。
でも、原作と違うてこの残九郎と蔦吉の二人、お互い意地っ張り。
なかなかくっつかへん。
う〜ん、今週はでも、面白かったぞ。
残九郎&蔦吉の恋の行方や如何に?
怒れ!求馬:お見合い誘拐事件(98/01/12放送)
今週は!「暴れん坊将軍」に続いて「求馬!」もラブ・コメ!
求馬の見合いの相手が拐かしにあう。
求馬はもともとこの見合いに乗り気ではなかったけど、「奉行の孫の見合い相手」を口実に拐かしが行われたことは許せない!
「必ず犯人を見つけだす」と言い出す。
まっ、この求馬の行動は当然なんやけど、なんか素直に馴れない連中が・・・。
豆千代、お照、お花の3人。特に豆千代!やきもち妬きまくり!可愛い!
お京は求馬に気があるわけではないんで冷静やけど、女心はよく分かる・・・豆千代の気持ちもよく分かる(あぁ、おいらも女心が分かるようになれれば・・・)。
で、見合い相手も求馬にすっかり惚れ込んじまう。
求馬〜、もてるなぁ!
とここまでは求馬独壇場!が、肥前が最後に締める。
主役は「求馬」か、「肥前」か、っていうくらい「肥前」かっこええぞぉ。
でも、今週は求馬がかっこよかった!そのまま出してもトレンディドラマのラブ・ストーリーに負けへんぞぉ!

追伸:今週は「先生」福本清三さんが出演してたよ。

暴れん坊将軍:箱根湯けむりに浮かぶ陰謀(98/01/10放送)
年明け一発目は「ラブ・コメ」! & 豪華「吉宗沼津への遠旅」編!
真之介(吉宗)&千鶴(鶴姫)&沼津藩主姉雪姫の恋愛トライアングル!
やきもちを妬く千鶴が可愛い!
でも、やっぱりそれだではおわりません。
「ラブ・コメ」から、トレンディードラマにも劣らない「ラブ・ストーリー」に。
またそこで松平健の歌が盛り上げる!
そしていつも通り、悪事を吉宗には隠せません、「成敗!」
見事一件落着!
んで最後、千鶴殿の真之介に対する恋の駆け引き!
またまたここでも千鶴が可愛い!

で、多分後日談、「め組」の若い衆、長五郎を騙して「明徳館」の女の子を追っかけた(遊ぼうと思うて)がばれてるんやろなぁ・・・大目玉や。

余談ながら、明徳館に室鳩巣が関わりがあろうとは・・・ビックリ&面白い!

新・御宿かわせみ(98/01/08放送)
今回から「新・御宿かわせみ」も本格的(?)に見だした。
今週は、まっ、時代劇はみなそうやけど、ええ話。
でも、なかなかない、笑いながら(微笑ましい、って言う意味でね)泣ける話やった。
他の番組同様、「新・御宿かわせみ」も今月中にはちゃんととりあげねば。
怒れ!求馬:親子引き裂く贋小判(98/01/05放送)
新年一発目の「怒れ!求馬」、もう年かけからいきなり泣かすかぁー!
今回は幼い兄妹が泣かす泣かす。
それに応える求馬も真っ直ぐ!
そして今回、いつもは「お笑いキャラクター」の巴絵(求馬の母親)、半田伝八(同心)が意外な打活躍!
そして豆知代も、市之進の母親も活躍。
求馬、肥前もいつも通りかっこええ!
最後も最高のHappyEnd!
「もう、このままずっと続いてぇ。水戸黄門もええけど、ちょっとゆっくり休んでてええよ。」
と思った。「水戸黄門」を越えたぞぉ!
来週も楽しみ。求馬の(毎度おなじみの)見合い話なんだが、なんとその見合い相手が拐かしに会う!とう予告編!
と、なんと!「水戸黄門」第26部の予告編も。
あぁ、もうじき「怒れ!求馬」も終わってしまうんかぁ、光圀様、もちょっと休んでてぇ〜!
勢揃い二十八人衆喧嘩旅!(98/01/03 ABCテレビ放送)
昨年の「弁慶」に比べ格段の出来やった。
もともと「清水の次郎長」は、去年上岡龍太郎+桂米朝一門主演で南座で上演された「海道一の男達」しか知らん。
せやから「アラ」も分からんかっただけかもしれん。
けど、う〜ん、また1つ面白い時代劇に出会うてしもうた。
早速本屋へGO!
ゲストも面白かった。
あの「Puffy」の大貫亜美が本の僅かなシーンやけど出てた。こういうゲストは嬉しいね。
新たな時代劇ファンの開拓に繋がるし。
で、やっぱり「北大路欣也」!かっこえぇ!同じ次郎長役でも桂「親の七光り」小米朝とは貫録が違う。
他にも高島政宏や、水野真紀、池上季実子、多岐川裕美、とよた真帆ら女優人、そして高橋英樹など、出演者は結構豪華!
兎に角、単純に面白かったぁ。泣かすとこは泣かすしねぇ。
上杉鷹山〜二百年前の行政改革(98/01/02 NHK総合)
上杉藩建て直しのお話。
関ヶ原の合戦でその知行を30万石に削られ、さらに「忠臣蔵」事件前に世継ぎ不在のかどでその半分15万石に削られた上杉家。
「忠臣蔵」では、吉良家とのつながりから悪役っぽく描かれたが、藩祖上杉謙信以来の武門の誇りは今だ守られていた。
度重なる知行削減のなか、それでも藩士一人放すことなかったのは武門の誉れ高い上杉家の意地。
しかし、台所事情が火の車なのは放っておけなく、上杉家も「いよいよ」藩地返還さえ辞さない状況に追い込まれていた。
そこに現れた若き藩主、上杉鷹山。見事な改革で、その死直後には莫大な借金すべてが返済されたという。
・・・まぁ、そういったお話。
上杉鷹山役の筒井道隆、若き清廉潔白な藩主、という意味ではイメージ通りなのかもしれないが、ちょっと貫録不足かな。
まぁ、それはさておき、「上杉家」というとやっぱりヤスオウの頭に浮かぶのは「忠臣蔵」。
江戸家老色部、国家老千坂、といった家老は出てくるが、「上杉もここまで地に墜ちたか」と思わされるような家老となってた。
あの千坂兵部、色部又四郎といった切れ者がいた上杉家とは思えなかった。
泰平の世に権力を得てしまうと、あぁなってしまうんでしょうか?
その辺がちょっと悲しかった。
しかし時代劇は奥が深い。まだこんな感動させられる時代劇が、手つかずで残っているとは。

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