「森の海の命」「神々の森」・・・これが受けた印象。
それが何やねん!と言われると、答えに困るけど。
でもヤスオウは好き。こういう、神話的、伝奇的な話は。
もっとも、映画の嗜好は人それぞれやから、ひょっとしたら、全然面白無い、暗い、さっぱりわからん、ちゅう人もあるかなぁ。
でも、細かい設定とかは、ようわからんかった。
侍達とタタラ場の戦い?何でエボシ御前はシシ神の首狙ったん?ジコ坊って、一体何者?
でもでも、結局そんなことはどうでもええわ。
う〜ん、やっぱり、この良さを伝える語彙が見つからへん、自分が情けない!
見れば分かる!(かな?)
音楽もかんなりよかったです。雰囲気よかった。
久しぶりにパンフレットまで買うた。
っちゅうのは、劇場内に張られていた新聞コピー「もののけ姫、配収日本記録更新」に、「この映画のテーマは"生きること"」と書かれてたから。
ヤスオウは見ても、それは感じへんかった(全然やないけど)。
で、宮崎駿がこの映画で言いたかったんは、何やってんやろ?と思うたから。細かいわからんかった設定も知りたかったから。
・・・パンフ買わんかったらよかった。
パンフでの宮崎駿のインタビュー、冒頭でヤスオウの好きな時代劇をちょっと避難しているような箇所があって、「?!」と思ったから。
でもその中でやっぱり宮崎駿が語っているのは、「森」「神々」「獣」、中でも「森」のい部分が多かったように思う。
そういった意味では、はっきりいうて、ごちゃごちゃ説明読んだりするより、映画見て、素直に受けた印象のままやったし、もう映画そのものは無茶苦茶よかった。
「シシ神は花咲かじいさんだったんだ。」という台詞が印象に残った。
前評判が凄い高かっただけに、見たら「なぁ〜んや」と思うんちゃうかな、とちょっと心配してた。
公開から4ヶ月以上経って、世間の騒ぎも一段落、間もなく正月映画、ちゅう時期やし、熱も冷めてたし、ちゅう点でも、心配してた。
けど、余計な心配やった。
兎に角!これは、もう、面白い!お薦めです。まだ見てない人、見ないと分かりません、自分の目でこの良さ確かめましょう!
(もう1回、ヤスオウは見に行くかもしれん。あっ、そうか、こういうリピーターが結構多いんちゃうやろか。それが「日本一」につながったんかなぁ。)
・・・と、ご機嫌斜めなうちに映画は始まった。
どうしても今春見た「ダンテズ・ピーク」と比較してしまう、しゃぁない同じ火山をネタにした「パニック映画」やからなぁ。
実際、雑誌やなんかでも比較してたしなぁ。
何かに載ってたけど、「今春のダンテズ・ピークは星一つだったが、このボルケーノは五つ星」。
まぁ、星の評価はともかく(せやかて「ダンテズ・ピーク」結構面白かったもん。)、今まで映画館でみた予告編からは「結構面白そうやん」という予感はした。
始めのうちは、「あんまり面白くないなぁ」と思うて見てた。まぁ、ご機嫌斜めで始まってるからしゃぁない。
でも、見ていくうちに最初の「ご機嫌斜め」はとりあえず吹き飛んでた。
スクリーンの小さいのは気にならなくなってきてた。
・・・と、おいおい、またかい、ロスト・ワールドの二の舞かい?
隣に座ってた姉ちゃんグループの一人が遅れて座席へ登場。
「電話がきられへんかってん」はええけど、しゃべんな!
人のまえ横切るわ、しばらくしゃべるわ、ああいう輩が「おばはん」になっていくんやろなぁ(帰りのエレベーターも一緒になってしもたけど、うん、まちがいない、奴らは「完全体一歩前のおばはん」や。)
いやいや、「おばはん」みんなが悪いわけやないねん、そう、「おばはん」は×、「おばちゃん」は○なんよ。
おーっと、話がそれてしまった、映画に戻そう。
さて、そこそこ盛り上がっていくんやけど、盛り上がったシーンで、変にスローモーションを使ってたんが、ちょっと興ざめ。
折角気分が↑やったんが、↓になってしもうた。
と、こんなことが繰り返すうちに、それでも次第にのめり込んでいってた。
で、結局は、「面白かった」。「無茶苦茶」ではないけどね。
でも十分に合格点、一応満足。その理由は地質学者をやってた「アン・ヘイチ」!
初めて見たけど、気に入ってしました。
ロスト・ワールド ジュラシックパーク(1997.10.01,於：北野劇場)
でも、その後中盤、島内のシーンはまだよかった。でも、前作の方がずっと緊張感があったと思う。
っていうか、前作で馴れてしもうたんかな。
それでもやっぱりあの恐竜には関心させられてしまう。
ほんまに、生きてるみたいやもんなぁ。うん、凄い!
ここまでは、時間が経つのがあっちゅう間。そんなけ、引き込まれてたんやろなぁ。
けど、それもここまで。
ラストのサンディエゴをT-レックスが暴れ回る(?)シーンは、う〜ん、ちょっと物足りん。
「ジュラシックパーク」に出てくる恐竜の怖さって、「暴れ回る」「見たこともないものがおそってくる」というもんやないと思う。
「いつ、どこから狙われるか」「人間の力ではもう太刀打ちできない極限状態」の怖さやと思う。
せやから、やっぱり島内のシーンの方がずっとよかった。
「街で暴れ回る恐竜」やったら、「街で放射能を吐いて街を壊して暴れ回る」ゴジラの方がずっと怖いと思う(最近やのうて、1作目のゴジラ)。
ところで今回も予告編で「GODZILLA」やってた(いきなりT-レックスの化石が出てくるから、多くの人が予告編なしで「ロストワールド」が始まった、と勘違いしてはった)。
さぁ、この「ロストワールド」では表現しきれてへんかった(と思う)、怪獣(今回は恐竜)が大都会に現れたときの「パニック」。
ハリウッド「GODZILLA」どこまで表現できるんやろか。来夏が楽しみ!
バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲(1997.09.03,於：梅田ピカデリー)
で、映画の感想やけど、う〜ん、実はバットマンシリーズを見るのは初めてなんやねんなぁ。
正直シュワちゃんが出てるから見に行ったもん。
やっぱり、シリーズもん、前作を見とかんかったんがあかんかったんやろか?
ちょっと理解でけんかった。
いや、ストーリーが、やないよ。
「泣かせもん」を狙うてんのか、「アクション」を狙うてんのか、「笑い」を狙うてんのか?
どれとっても中途半端な気がしたなぁ。
っていうより、ヤスオウが「映画館」でみる映画に一番求めてるんは「迫力」やから、ちょっと、いやかなりものたらんかった。
「13年ぶり悪役シュワちゃん大暴れ!」を期待してたんやけど・・・。
「シュワちゃん=体を張った大迫力アクションシーン」という公式がヤスオウの頭の中にはあるんで。
(ターミネータ2、イレイザー等からヤスオウがうけた印象)
着ぐるみ着て、へんちょこりんな武器を頼りに戦う(Mr.フリーズが、武器(冷凍銃)が無いとまたこれが弱いんだ)っちゅう姿はちょっと・・・。
シュワちゃん、次回作期待してるぜ!
(って、これシュワちゃんの映画やのうて、バットマンの映画やったよなぁ)
STAR WARS ジェダイの復讐 特別篇(1997.08.01,於：梅田スカラ座)
ストーリーは(もうみんな知ってるから今更何言うてんねんかもしれんけど)、中盤まではちょっとだれるかな。
上記のシーン1本の方がええかなぁ、とも感じてしまう。
でも、最後の皇帝との対決シーンまでくると、やっぱり途中の、更に言うなら「帝国の逆襲」も必要やったんや、と思わせる。
やっぱりすごいわ。
とはいえ、3作ではやっぱり最初の１作目が一番おもしろい、と。
でも、気になったことが2つ。
おい、おれの横にいたガキ、一々映画の解説すんな。
それから、上映中に携帯鳴らしてたバカ、あんなけ上映前に携帯を切りましょうって宣伝してんのわからんか。
ということでみなさん、映画の前には携帯電話を切りましょう。
STAR WARS 帝国の逆襲 特別篇(1997.07.15,於：梅田スカラ座)
STAR WARS 特別篇(1997/06/24,於：梅田スカラ座)