Event 小屋 (2000年11月)

[演劇]劇団☆新感線20th.Anniversary豊年漫作チャンピオン祭り・秋味R(21日(東京楽日))
[演劇]「ライオンキング」
[演劇]演劇集団キャラメルボックス 2000 クリスマスツアー 「クローズ・ユア・アイズ」
[映画]X-MEN

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[演劇]劇団☆新感線20th.Anniversary豊年漫作チャンピオン祭り・秋味R(2000.11.21,於 : 東京サンシャイン劇場)

3週間ぶり、行って来ました「劇団☆新感線 秋味R」。
今年、そして今世紀最後の「劇団☆新感線」観劇、観納めです。
・・・って感傷的な気分やったんですわ、始まるまでは。でも始まると・・・もう最後までそんなこと忘れて笑ってました。
相変わらずパワー全開で、楽しかった〜!
たった3週間しか経ってないのに、かなり展開忘れてましたね。「あれ、この次はどういうシーンやったっけ?」ってな具合で。
やっぱり前に「何も残らない」って書いてた通り・・・でした(^^;)
小道具、小ネタは大阪より増えてましたし、所々削ってないけど時間を短くしてるなぁ、と感じられる部分もありました。
その「短くなった分」で東京は毎日オマケがついてたんでしょう。
東京千秋楽も「いい湯だな」はありました + オマケスペシャル、ACTIONの「ACTION 100,000 ボルト」、ヨシロウさんセンター、司さんに加え礒野慎吾さんもギターで参加、新太さんはじめ会場みんなで一本指立てて「アクショーン!」ってやって盛り上がりました。
曲の最後でまた「いい湯だな」に戻るところが「劇団☆新感線」らしい、って思ったりもしました。
さて、肝心のお芝居の感想は・・・細かくはもういいでしょう、やっぱりおもしろかったし、腹の底から大笑い、オマケも含めて観終わった後なんか、「疲れたぁ〜」ってなってました。
「疲労感」だけが残る「疲れたぁ〜」ってんやのうて、「爽快感」伴う「疲れたぁ〜、満足したぁ〜」って感じ、です。
そんな中でおいらの目に残ったことをば何点か。
謎の儀太夫、ミュージシャンチーム! 暴れてはりましたぞぉ〜!
大阪の時よりすぅ〜っかり役者チーム、お芝居に溶け込んで、そう多くはない見せ場で思いっきりはじけてらっしゃいましたし、またそのお姿がまぁ、観ているこちらも「楽しそうに」って感じましたわ。
生音、今回大正解、でしたし、今後もたまにはこういう生音芝居をやってほしいもんです。
それから「アッちゃん」深沢敦さん(準劇団員?)、彼も大阪より細かいネタ(?)、動きが増えてました。
曇屋団兵衛は明らかにパワーアップ!してました。
そのほかのメーンクラス(新太さん、聖子さん、アキちゃん、こぐれさん、逆木さん・・・)は、もうくどくど述べる必要は無いでしょう。
そんな中、若手で気になったのは、シコミことタイソン大屋さん!
「心得た!」のため口は「ネタ? シコミ?」分からんですけど、おもしろかったし、その後の弓吉の手妻シーンでの手妻に対する受けよう、笑いよう、拍手の仕方、もう観ていてめちゃくちゃおもしろかった、笑った笑った、笑わされました。
そしてもう一人! 大阪初日にも気になったんですけど、「天草三姉妹」の奈々子丸、保坂エマちゃん!
もともと台詞がすごく聞きやすい人やなぁ、って思ってたんですけどそれに加えて今回は、まぁ、表情豊か、パワー全開、ってのがよく分かりました。
特に大阪に比べて東京は、そのはじけっぷりがほんとおもしろかったぁ(生き霊 - 杉良、のくだりの部分も悪町人ぶりったら最高ですわ(^O^))
そう、恭子丸の杉本恵美ちゃんも、表情がとても豊かでしたね。
これから、エマちゃん、恵美ちゃん、今回でてないけどさとみちゃんたちといった劇団若手女優陣、それとタイソンさん達がどんどんお芝居の芯に絡んでほしいなぁ、って思いました。
「阿修羅城の瞳」のような「いのうえ歌舞伎」だけでなく、今回のようなおポンチ系「馬鹿」芝居観ても、やっぱり最後に思うことは一緒。
表に立ってる役者さんはじめ、裏方さんにも、みなさんにホントに「ありがとう」って気持ちでいっぱいです。
こんなに楽しいお芝居を観せてもらってぇ〜!

という具合に、おいらにとっての2000年、20世紀最後の「劇団☆新感線」は観納め、となりました。
例によって、終わってしまうと、「虚」な感じがします、「あぁ〜、終わっちゃった〜。」って。
特に今回は「(秋)祭りが終わってしまったねぇ」って感じです。
でも劇団☆新感線は21世紀になっても走り続けてくれることでしょう、「20周年」なんて、「ほんの一区切り」!
これからも走り続ける劇団☆新感線に、おいらもついていこう、って思わされる、そんな笑って楽しい「劇団☆新感線 古田新太之丞・東海道五十三次地獄旅〜踊れ! いんど屋敷」でした〜。
このお芝居に限らず、改めまして。
いのうえさん、かずき先生、役者さん、スタッフさん、これからもずっと応援していきます、頑張ってください〜「ありがとう〜」!

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[演劇]「ライオンキング」(2000.11.12,於 : 大阪MBS劇場)

「今更?」って感じでしょうが、やっと「ライオンキング」行って来ました。
これだけのロングラン、「面白くない筈はない!」と期待していざ劇場へ。
普段観に行ってる客層とは明らかに違いましたね、やっぱり。
子供連れ、アベック、等々・・・家族サービスやデートにも使われる、話題の「ライオンキング」、さすがです。
映画と去年観た「ピーターパン」を足して二で割った客層、といったところでしょうか?

ストーリーは、多くの方がきっとご存じなんでしょうね、ディズニーの「ライオンキング」です。
ところがおいらは、このディズニー「ライオンキング」は結局視てません。なので、ストーリー等々全く知らずに今回の観劇を迎えました。
時代劇の「お家騒動」ですね、これは(^o^)
さて、肝心の舞台ですが、やっぱり「さすが」でした。
舞台装置、照明は綺麗。衣裳も滅茶苦茶見栄えあり!
歌、ダンス供にやっぱり「上手い」です。
開幕時、色んな動物が舞台に、1階客席に登場しますし、2幕は2階席も含めて、鳥が飛び交うという、「凄い」演出でした。
実際おいらの隣に座ってた女の子ふたり組は「凄い」を連発してましたわ。
ただ、個人的にはちょっと物足りなく感じました。
もちろん、十分楽しめたし、面白かったし、百点満点です。
でも、百点以上では無かったなぁ、というのがおいらのホント個人的な感じ方。
「LIVE感」ってのが感じられなかったんです。
観てて、「ドキドキ」「ワクワク」させられる気持ちがあまり沸いてきませんでした。お芝居に「引きずり込まされて」はいませんでしたね。
1幕の「象の墓場」のシーンは音楽がよくって、ここはかんなりお気に入りです。
それと、シンバの仲間のイボイノシシともう一匹(彼は何の動物やったんでしょう?)は何故か「関西弁」台詞。
「象の墓場」と「彼等」だけはちょっと「LIVE感」を感じました。
他は、全てが綺麗に収まってて、むしろ「綺麗すぎ」って気がして。
これはもう、好みの問題やと思いますけどね。
確かに一見の価値有り、のお芝居やと思いますし、これだけロングランになる理由もわかります。
それだけ「さすが」と思わせるお芝居やということは間違いないですね。

来年明けの千秋楽を経て、3月からは「CATS」がロングランになるそうです。
多分行くやろなぁ、でもどっちかっちゅうと「オペラ座の怪人」やって欲しかったなぁ。

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[演劇]演劇集団キャラメルボックス 2000 クリスマスツアー 「クローズ・ユア・アイズ」(2000.11.11,於 : 新神戸オリエンタル劇場)

面白い、面白かったと思う。
せやのに何故か観終わった後、スッキリせんかった・・・なんで?
新神戸から門真まで時間がた〜っぷりあるので、その「わけ」を考えてみました。
で結論。お芝居が悪かったんやなしに、観るおいらの気持ち、の問題でしたわ。
ここからはネタバレになってしまうんやけど、途中で兄がロンドン-パリに留学している間に、弟に許嫁を奪われてしまう、ってのがあって。
この「弟」ってのはあくまで一例で、他に身近な(やった)人を置き換えてみると・・・そんな簡単に気持ち割り切れるもんやないで、って。
香取の言ってることは決して間違ってない、けど「正しくても気持ちでは理解できないこと」ってあるのよねぇ〜・・・等考えてしまい、そっちに関心が行ってしまいました。
でこれって今回のお芝居のなかで中心のテーマではないんですわ。
そこで舞台への興味が散漫になってしまったんやね。
なんで、そんなことさえなけりゃ、おいらもスッキリ満足でけたと思いました。
お芝居はほんと、面白いです。泣かせで、「ホロッ」と来ると思います。
それから、香取役の岡田さん、前回は「竜馬」を見事に演じきってましたけど、今回も良かったです。
こんなこと書くとキャラメルファンからはお叱りをうけるかもしれんけど、上川・西川両御大抜きでも、彼岡田さんでも立派に締まってる、って感じました。
・・・いいなぁ、キャラメルは。劇団☆新感線もホントに新しい主役を張れる団員を育てて行かないと・・・

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[映画]X-MEN(2000.11. 1,於 : 北野劇場)

つまらんかった。全く面白くなかった。
全くわからんかったし。話しはわかるけど、「これ、どういう映画なん?」って。
アクションを観せたかったん、スピードを観せたかったん、子供向けに観せたかったん、ラブ・ストーリーもしくは仲間思いを観せたかったん?
いつもなら、ここまで書いても何かしら良かったとこを見つけて書こうとするんやけど、さすがに今回は・・・
おいら的にはもう10年位前に観た「ニュー・シネマ・パラダイス」以来の外れ映画でした。
あ、でも先月は「よっしゃぁ、これ観に行こ!」って思わされてたんやから、宣伝とかCMはよかったんちゃうかな。

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