Event 小屋 (2001年 1月)

[演劇]「新・恋山彦」
[演劇]PARCO & 新感線 プロデュース SHINKANSEN☆PARCO MIX 「犬夜叉」(東京初日)
[演劇]アフロ13 「クロマニヨンショック」(東京 27日 昼の部)
[演劇]アフロ13 「クロマニヨンショック」(京都楽日)
[演劇]アフロ13 「クロマニヨンショック」(京都初日)

「Liveの小屋」Topに戻る

[演劇]「新・恋山彦」(2001.01.28,於 : 新橋演舞場)

昨年の「乾いて候」、「やっぱり正和様はかっこええなぁ。」があったものの、年に一度しか舞台が無いので、東京は新橋演舞場まで出かけてしまいました。
これ、もうはっきり言って「正和様のかっこよさ」を観るためだけにいったし、「正和様のかっこよさ」を観せるためにあるような舞台。
ところが今回は、それだけでなく泣かせるお芝居。
正和様演じるは「伊那の小源太」「島崎無二斎」、一人二役。
この二役、全然違う役やのに、これまたどっちもかっこええ・・・そう、正和様は何をやってもかっこええんですね。
小源太は凛々しい、無二斎は切符がいい、って感じ。
お話もよくて、各景ごとに魅せ場あり!
ただ・・・暗転時間が長かったのがちょっと残念。暗転時間をもう少し効果的に使えてたらなぁ、ってのがちょっと残念。

<Topに戻る>

[演劇]PARCO & 新感線 プロデュース SHINKANSEN☆PARCO MIX 「犬夜叉」(東京初日)(2001.01.27,於 : 赤坂ACTシアター)

わずか半年ちょっとでの再演 - アンコール公演。前回評判がよくって、チケットを取れずに観れなかったひと、「もう1回観たい」と思った時にはもうチケットが無かった人、「今回は劇団☆新感線劇団員が少ないし、プロデュースやから」と観劇を観送った人。
そういったファンの為に、嬉しい「アンコール公演」です。
で実際、「せっかくアンコール公演あるのに、一度も観に行かなんだら後悔するかも。」と思い、他のスケジュールなど考えて初日を選んだ今回の「アンコール 犬夜叉」。
初日終わって真っ先に思ったのは「も1回観たい、くっそぉ〜、なんで東京だけやねん! 大阪でもやって欲しかった〜ほたらも1回、と言わず何度か観に行けるのにぃ〜」、ってこと。
で、おいらは前回観てるから大丈夫やったけど、今回初めて観た人は、おそらく最後の「風穴を開く」シーン・・・ちょっと音響が大きすぎて、台詞が聞き辛かったのが「勿体ない」!
それ以外はかんなり洗練されたすばらしい舞台になってました。
またまた八百屋でがなりっぱなし、しかもライバルを「アニメ版 犬夜叉」にしたアッ君、最後まで走りきってほしいです!!!!!

初っぱなアッ君が出てきたとたん「あ〜っ、犬夜叉がいる」って思ってしまいましたね。ほんま、当たり役、はまり役でしょう。
そして今回おいらが個人的に思ったんは、かごめちゃん、馬淵英里何ちゃんが初演時と比べてすんげぇよくなってたこと!
なんか、「生き生き」してるように思った。
そしてもう一人、遠山景織子ちゃんもなんか落ち着いて見えたし、もうそれだけで「うわぁ〜っ、凄くよくなってるぅ〜」と思いました。
そんななか、弥勒京さんはもう、はじけっぷりに拍車がかかってました。
そう、他の人も含めてみんな、ほんまに元気よくって、「あぁ、犬夜叉が帰ってきた〜」と思いましたね。
会場入ったとき、最初は凄く舞台が広く感じたけど、だんだん感じなくなってきたのは舞台全体を役者が元気に飛び回ってたからでしょうか?
そのほか演出的に目を引いたのは、「飛刃血爪」「四魂の玉の光の刃」のレーザー光線。これ、きれいですわ〜
冒頭のかごめの登場シーンや後半の村人ゾンビのシーンなどはかなり変わってました。
全体的に贅肉そいで筋肉をつけた、って感じかなぁ。
あと、特筆は! 逆髪の結羅様!!!
もう、奈落様の「逆髪の結羅『だとぉ〜』」は頭から離れません!
僅か半年なのに、これだけレベルアップしてるとは思ってませんでした。し、これならほんと、もう1回観たい、大阪でもやってほしかったなぁ〜

<Topに戻る>

[演劇]アフロ13 「クロマニヨンショック」(東京 27日 昼の部)(2001.01.27,於 : 新宿タイニイ・アリス)

「よかった、よかった」って書いてどれだけ人に伝わるもんかわからへんけど、兎に角ほんまによかったです。
京都・東京と結局3STAGE観ましたけど、全体的には正直「まだまだ、もっと」って感じるところもあります。
それでも、それを補う何か・・・パワーでしょうか、雰囲気でしょうか、そういったものがあります。

京都で観たのとの違い、大きくはセット。
最後の谷に落ちたウーアルセンを追いかけてキウェルが谷に飛び込む、これまた凄くいいし切ないなぁ〜って思うシーンがあるんですけど、そこは京都のセットの方がホントに「飛び込む」ってのが表現されてるのでよかったと思います。
ここがあるからこそ次の谷を飛んでるシーンが生きてくるんちゃうかなぁ、って。
そのかわり東京では京都より舞台と客席が近かったということ、照明・音響、これは東京のほうがずっとよかったと思います。
で、この日の昼の部、おいらが観た回、もうはっきりと京都楽日より良くなってた・・・だけに、ほんまに「素晴らしいっ!」って思っただけに、最後の最後でスクリーンに映す文字が出なかったのが残念でならないです。
それだけが、ホントに「もったいないっ!」って。お芝居がそれほどよくなかったのなら、「あ、失敗してる。」ってだけで済んだんやろうけど、そうや無かったから、観てるこっちまで「あぁ〜畜生、こんなにいいお芝居やのに、勿体ない。」って。
まぁ、それを差し引いても素晴らしいお芝居やった、って思います。
去年の劇団☆新感線「阿修羅城の瞳」の時と同じくらい・・・までは正直いかないけど、一昨年の「LOST SEVEN」と同じくらい、今回の「クロマニヨンショック」、はまりました、気に入ってしまいました。
(CD + 台本の「クロマニヨンセット」は買ってしまいました。次回LIVEでビデオが出てたら、間違いなく買うな、これは。)

さて、で、なぜこんなにはまったのか? って。
ネットで知り合った愉快な仲間にも、自分の好きな「中谷さとみちゃんが出てるからっ」ってふうに思われてるし、まぁ実際それは否定できないです。
(ちなみに去年の夏のアフロ13「海の底オシッコしたらキラキラアンモナイトの夜」でいっぺんにファンになってしまったんですけど。)
あと、そのさとみちゃん、そしてタイソン大屋さん、ユリヒデキさんがいいんです。
でも今回はそれだけではないですね。お話がホントにいい! 音楽も、照明も。
かんたんにどんなお話やったかというと・・・って下書きしてみたけど簡単には説明できないですね、ストーリーは。
人であるキウェル(中谷さとみちゃん)と獣であるウーアルセン(タイソン大屋さん)が、お互いに気になり好きになり、それが「恋」やと気づくけど、二人の間には「人」と「獣」って壁がある、ってストーリー。
しかもその獣、ウーアルセンはキウェルの両親の敵でもあるし、弟まで殺されてしまう、それでも・・・
(なお、人 = クロマニヨン、獣( = 実は「古い人」) = ネアンデルタール、って設定で、種の滅び、って設定。これ知ってると冒頭の説明がかなり生きてくるんやけど、最初っからネタ晴らしもでけへんやろうし、難しいですね、この辺。ラストで「くどくなく」この説明があればもっと感動させられるかもしれないです。)
まぁ、ひょっとしたら多少の無理はあるかもしれないですけどそれを言ったらお芝居(に限らずドラマにしても)は全て成り立ちませんからねぇ。
で、おいらは後半のキウェルとウーアルセンの殺陣が始まるところ、上にも書いた最後のキウェルが谷に飛び込むシーン、飛べないウーアルセンが谷の向こうのキウェルに思いを馳せて飛ぼう、飛びたいとするシーン、泣かされそうになりました。
さとみちゃん、タイソンさんの台詞(台詞と台詞回しと声)がかっこええし、表情も凄くいい。まさに「輝いてる」って表現がピッタリくるほど表情がいいんですよ。
殺陣もなかなかどうして決まってるし、泣かせるし・・・実際客席で泣いてる子とかいたみたいやし。
そしてディエーハ(ユリヒデキさん)、おちゃらけキャラのようで実は後半クライマックス以降は凄くいいやく。
ウーアルセンに刃を向けるシーン、最後に一人で谷に残り谷に飛び込むシーンはいい、凄くいい!
会場が小さく、舞台と客席が近い、というのはあります、ありますけど、その役者さんから凄く伝わってくるもんがあったんです。
やっぱりそういうのを感じるとはまってしまいます。
(やっぱり去年「阿修羅城の瞳」の阿修羅=富田靖子ちゃん、「奇跡の人」のヘレン=菅野美穂ちゃん、サリバン=大竹しのぶさん、がそうやった。)
兎に角もう、観てて楽しかったし観終わってもほんと「いいもの観せてもらった〜っ」って本当、心の底から思えました。

昨日の「独り言」にも書きましたけど、この「クロマニヨンショック」、おそらく今年一年通してのお芝居で、おいらのなかではおそらく五本の指に入ることでしょう。
これは、是非再演してもらいたいです。京都・東京も会場が小さかったのでおそらく観た人もそう多くないでしょうから、今度、もうちょっと大きいところで「再演」してほしいです。

<Topに戻る>

[演劇]アフロ13 「クロマニヨンショック」(京都楽日)(2001.01.15,於 : アートコンプレックス1928)

ほんっとに、面白かった。もう。
初日は「今までと違う」アフロ13で、お話的にも好きなパターンなんで、かなりそっちに目を奪われてた気がします。
よく思い出すとやっぱり、初日、ってことで字幕や殺陣が多少バタバタしてたかなぁ、って。
そのためやっぱり若干全体的にも弱いかなぁ、ってとこもあったし。
が、しかし! 僅か5日8ステージで凄く良くなってました。
で照明や音楽もなかなかどうして、いいです。やっぱりお芝居の中で「照明」「音楽」の占める要素、っておおきいなぁ、とここでも感じました。

ユリヒデキさん、中谷さとみちゃん、タイソン大屋さんの三人は、他の人よりうまいなぁ、ってのが正直な印象。
ま、それは出番の多さ少なさにもよると思うんですけども、そのギャップが埋まってくると、もっと面白い劇団になっていくように思います。
それから、特に今回の「クロマニヨンショック」は殺陣が観世場、って思うんですけど、オープニングからかっこよかった、です。
で、会場が小さいから、ってのもあるかもしれんけど、凄くなんか「グッ」と伝わってきました。
タイソンさんの声(台詞)、さとみちゃんの表情、二人の殺陣が、もう贔屓目なしに観ている人を引きずり込んでいく、そんな印象を受けました。
ま、正直、劇団☆新感線ファン、さとみちゃんファンのおいらとして観てるんで、甘いかもしれへんけど、でも本当にいい舞台やと思います。

ちなみに最後は京都千秋楽、ってことでか(?)出演者紹介とオールスタンディングでのパラパラ(とはいえ、「恥ずかしい」ってのやのうて、おいらは踊れない、音楽好きやけど音感・リズム感無いんで、手拍子で)で幕。
京都はもう終わっちゃいますけど、東京は来週から、なのでこれは是非おすすめします〜、いいですよ、ほんと。

<Topに戻る>

[演劇]アフロ13 「クロマニヨンショック」(京都初日)(2001.01.11,於 : アートコンプレックス1928)

タイトル短っ!・・・これまでいつも「アフロ13」ってタイトル長かったですから〜
というわけで、新年最初の観劇は「アフロ13」です。
年末〜年始にかけて仕事の忙しさ + その疲れが抜けきらない、ってのがつづいて気分的には「晴れ晴れした」日が無かったんですけど、う〜ん、観に行って元気になりました(^o^)
といってもこれまでの「アフロ13」のLiveとはかなりパターンが違ってて、面食らいました。
これまで同様、楽しいところも残ってますし、客いじりもあって(いじられた・・・ビックリしたぁ〜)。
しかし今回はお話のパターンが違ってて、何か新しい「アフロ13」を観たような気がしました。
お互い片想い同志、「それって両想いちゃうの」・・・違うんですね、その辺がね、もう凄く良かった。
ほんと観に行って、年始から面白いお芝居に出会えてラッキーです。
正直なところ、途中「阿修羅?」ってのが頭をよぎったりもしましたが・・・(^^;)
劇団☆新感線では、どうしても出番が少ないタイソン大屋さん、中谷さとみちゃんですが、アフロ13では中心なので、それも嬉しいです。
劇団☆新感線公演では若手がなかなか活躍できない、っていうか出番が回ってこないので、なかなか分かりにくいですけど、タイソンさん、さとみちゃんともにやっぱり「うまいなぁ。」ってのが再確認できました。
初日、ということもあって、若干バタバタしているように思える部分もありましたけど、これからどんどん良くなっていくことと思います。
も1回、京都楽日に観に行こうと思ってます。
京都の方、お奨めですよ〜
う〜ん、もっと感想書きたいけど、京都楽も含め後2回観る予定なのでまたそのときに。

<Topに戻る>